初秋の菅沼

odo

2013年09月15日 22:00

9月14日(土)に菅沼(群馬県片品村)で漕いできました。
14日の菅沼 天候:晴れのち曇り 気温:24℃くらい

菅沼はこれまでカヌー・カヤックは入ることができませんでしたが、今年から条件付きで入れるようになったようです。先日菅沼でカヤックを漕がれた方のレポを拝見し、とても興味を抱き、漕いでみたい衝動に駆られました。菅沼でカヌー・カヤックを漕ぐには、キャンプ場に宿泊するかカヌーツアーを利用する方法があります。宿泊者、ツアー参加者以外での艇の持ち込みはできないようです。今回は、カヌーツアーを利用して菅沼で漕いできました。
菅沼は全国有数の透明度を誇り、本州では一番の透明度の湖とのことです。以前から透明度が高いことは知っていましたが、これまでカヌー・カヤックで入ることができなかった湖で実際に漕ぐことができ、とてもうれしかったです。



台風18号が近づきつつありましたが、天候にも恵まれワクワクしながら、菅沼キャンプ村へ向かいます。

今回お世話になったのは、ブルーバードカヌーさんの半日カヌーツアーです。事務所で受付を済ませ、湖へと向かいます。途中、菅沼についての案内板がありました。菅沼は清水沼、弁天沼、北岐沼の3つの湖で構成されています。



出艇する前にガイドさんからパドル、カヤックの取り扱い、湖の説明、注意などがありました。普段はあまり気づいていないことなど参考になることがいろいろとありました。湖岸にはツアーで用いるいろいろな種類のカヌー・カヤックが用意されていました。私は一人乗りのレクリエーショナルカヤックを使用させていただきました。みなさん準備が整い、いよいよ湖上へ出発です。



最初の湖の清水沼へ漕ぎ出します。カヤックを経験されたことがない方もいますので、ゆっくりと湖面を進みます。清水沼は釣りをする方のボートがたくさんでていますので、近寄らないように漕ぎつつ、二つ目の湖へと向かいます。湖の周囲は、山々、木々に囲まれていますのでいろいろな自然を楽しめますね。岩肌が露出した断崖などもありました。紅葉の時季は、ステキな秋色の景色が見られそうです。



一つ目のくびれにやってきました。狭まった箇所を通過すると二つ目の湖の弁天沼になります。くびれの部分は水深が浅いため、湖底をながめることができます。水深は4~5mありそうでしたが、水中はくっきりと見えましたね。透明度の高さを実感します。



弁天沼を漕ぎ進み三つ目の湖へと向かいます。弁天沼は清水沼より釣りをする方のボートは少ないようです。カナディアンカヌーに立って漕いでいる方がいますが、ガイドさんです。SUPに乗られることが多いそうです。立って漕いでいると、水中深くまで眺めることができるようです。透明度が高い場所では一層たのしむことができますね。SUPもおもしろそう。
周囲は山々に囲まれていますので、声の反響が楽しめます。みなさんとヤッホの発声でこだまを楽しみました。



偶然にも湖畔に出現したニホンジカを見ることができました。ガイドさんもシカが見られるのはめずらしいとのことでした。



最近のマンネリの構図を。エメラルドグリーンですね。水中ばっかりのぞいていましたが、空を見上げると日暈がでていました。日暈の翌日は雨になることが多いようです。ガイドさんに教えていただきました。
ここでは、下を見たり、上を見たり、横を見たりと忙しい一時を過ごしました。



二つ目のくびれにやってきました。狭まった箇所を通過すると三つ目の湖の北岐沼になります。このくびれから先へは釣りをする方のボートは入ることができないそうです。ということは~、北岐沼はカヌー・カヤック天国ですねw



それぞれの湖について、国土地理院発行の2万5千分1の地形図を用いて、概略の周囲長、面積を測ってみました。北岐沼は、清水沼、弁天沼と比較して大きな湖であることがわかります。



北岐沼に入り、ブルーバードカヌーさんのプライベートビーチへと向かいます。秘境のエリアにワクワクします。湖畔には、ハンモック、スラックライン、ターザンロープなど興味をそそる遊具が設置されていました。



浜辺に到着、休憩します。ここの水辺の色、とてもキレイでした。初めて見る神秘的な色の変化に感激しました。



水深によって徐々に色が変化していくようです。浅いところでは無色、足がつかなくなるところではエメラルドグリーン、さらに深いところでは濃藍の色でした。色の表現は難しいですね・・・、キレイということに間違いはありません。



休憩後は、水遊びの時間です。と、飛んでる!?まずは水面浮遊から・・・ではなく、ターザンロープでダイブして楽しんでいます。お子さんたちもがんばって飛び込んでいました。



そして~、ガイドさんも飛びます、飛びます!!みなさんお元気ですね~。
あ、私も誘われましたが、水の冷たさに辞退いたしました。



着艇した浜辺にはカラフルなカヌー・カヤックが並びます。今回私がお借りした艇は、レクリエーショナルカヤックのDagger ザイディゴ9.0です。いつもフォールディングカヤックばかりに乗っている私にとっては、乗り始めはちょっと不安定に感じました。慣れてくると小回りが利くため、いろいろと楽しめました。ボイジャーの安定性の高さを感じるよい経験ができました。



そして、透明度が高い菅沼でぜひやってみたかったこと、実現できました。詳細は後日!



おやつをいただいた後、プライベートビーチを出発して対岸を目指します。
湖畔に生い茂る木々では、色づき始めている葉を見ることができました。標高約1,730mの菅沼では、本格的な秋を迎えようとしているようです。ちなみに、中禅寺湖の標高は約1,270mですので、菅沼はさらに460m高い場所に位置していることになりますね。



北岐沼の見所、幻の滝?へとやってきました。降雨の後や山に水が蓄えられていないと出現しないとのことです。この日は運よく滝を見ることができました。



時間になりましたので、出艇場所へと戻ります。若干、風、雲がでてきてしまいましたが、白根山を望みながら漕ぎ進みます。この景色、きたときは背後にありましたので気づきませんでしたが、雄大な眺めでした。青空のときに見てみたいなぁ~。



北岐沼、弁天沼、清水沼の三つの湖を横断して出艇場所に戻ってきました。清水沼では大きなレインボートラウトを釣り上げている瞬間に遭遇しました。釣りも楽しそう。
約2時間30分の湖上散策でしたが、菅沼のおおよその様相がわかりました。



今回の漕ぎ度は「3」です(MAXは10)。5km弱の距離を漕いだようです。疲れはほとんどありませんでした。いつもとは異なるカヤックに乗りましたが、楽しく漕ぐことができました。菅沼ならではの楽しみ方をガイドさんに教えていただきましたので、短い時間でしたが一層楽しめたのだと思います。ブルーバードカヌーさんいろいろとお世話になりました。楽しい一時を過ごせました。


映画「ただ、君を愛してる」のロケ地として使用された場所だそうです。近くに木製テーブルが設置されていましたので、コーヒーなどを飲みながら景色を眺めゆったりと過ごすのもよさそうですね。
この日の朝、私が湖畔を訪れたとき雑誌に掲載する写真を撮影されていましたよ。きれいなモデルさんが訪れていたようです。菅沼の湖畔は、ロケーションとして適地なのかなぁ。



菅沼、よかったです。今回はツアーでしたので、菅沼の一面を見ただけですが、次回訪れるときには三つの湖を周回して、いろいろな場所を探索してみたいですね。釣りの解禁日以外は、湖に釣りをする方のボートは出ないようですので、落ち着いて漕ぐにはそんな日がよいかもしれませんね。
菅沼は、春の新緑、夏の避暑、秋の紅葉といろいろな季節を楽しめそうです。中禅寺湖と組み合わせてカヤック三昧、菅沼でのカヤックと白根山や三角山のトレッキングの組み合わせなどもおもしろそうです。妄想ばかり展開します(笑)

『菅沼で カヤック漕げて うれしいな♪』
それでは、菅沼の透明度の高さを実感したレポをまとめつつ、今日はこれまで!!

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