朝6時頃に歌ヶ浜の駐車場に到着しましたが、すでに満車に近い状態でした。駐車場では釣りやトレッキングをされる方々が身支度をしていました。さてと湖面の様子でも・・・、西からの風でやや波立っていました。。日中になれば湖面は落ち着くだろうと勝手に予想しつつ、駐車場の隅っこで艇を組み立てます。艇が完成する頃には、湖面はだいぶ穏やかになりました。準備を整え出艇しまーす。出艇場所には釣りをされている方がいましたので、ちょっと失礼をさせていただきました。フィッシングの最中にすみません。
千手ヶ浜へ向かう途中、気になる場所に立ち寄ります。
まずは、イタリア大使館別荘記念公園です。ここから眺める男体山の山容が大好きです。
湖岸ではたくさんの方が岸釣りをされています。妨げにならないように岸からはできるだけ離れた位置を漕ぐようにしました。
八丁出島の付け根の浜辺、狸窪に上陸です。昨秋、紅葉の時季にはたくさんの方がこの場所でカメラを構えていました。
どんな構図なのか興味深かったため、浜辺に立ってみました。んー、なるほど。ステキな光景が広がっていました。八丁出島に男体山、そしてキレイな浜辺。鏡のような水面に色づいた木々が映り込んだらさぞかし美しいのでしょうね。
八丁出島の突端の寺ヶ崎からは一直線に上野島を目指します。遊覧船が航行している時間帯でなくてよかったです、ホッ。意味もなく、上野島を男体山の中央に重ねてみました。
上野島から大日崎を横目に通過しながら、松ヶ崎に到達です。上野島からは入り江には進入せずにそれぞれを直線で結んだルートを漕いでいます。
禁漁区の境界を示す標柱が立っています。表示が新しくなっていました。黄色が目立ちますね。ここ松ヶ崎と対岸の岸ヶ渕を結んだ西側の区域は禁漁区になっています。ここから先は釣りをされる方はいませんので、緊張が和らぎます。
松ヶ崎を過ぎたあたりで奥日光の山々をのんびりと眺めます。木々の緑が鮮やかでした。遠方には日光白根山を望むことができました。
白岩(手前)と梵字岩(奥)をいっしょにおさめてみました。
梵字岩のある浜辺。小休止しようと思いましたが、先に休憩されている方々がいましたので、通過しまーす。この浜辺は休憩をかねてくつろぐには適地なんでしょうね。
地形図での梵字岩の位置と現地の状況です。前出の梵字岩とは直線距離で150mくらいはなれているのかなぁ。地形図ではこの場所に岩の地図記号が表示されていますので、梵字岩はここにあるのではないかと思っていました。。。
梵字岩からは最短距離を漕いで俵石に到達です。大日崎を過ぎてからは風向が変わり追い風になりましたので、進むのが速いです。
そしてこの日の目的地である千手ヶ浜に到着です。クリンソウの群生地に近いおとじろばしの付近に着艇します。浜辺の近くで休憩されていた方は、不思議そうに私を見ていました。
この日は花が見頃であったことがあり、たくさんの人々でにぎわっていましたよ。千手ヶ浜へは一般車両の乗り入れはできませんが、訪れるにはいろいろな手段があるようです。低公害バスで訪れる人、歩道を利用して徒歩で訪れる人、観光用モーターボートで訪れる人、そしてカヤックで訪れる人w
午後には遊覧船で訪れる人もいますので、いっそう混雑しそうです。
群生地を流れる柳沢川の水辺で咲き誇るクリンソウ。赤や白、ピンクの可憐な花を楽しめます。
当初は、千手ヶ浜で昼食、艇を分解、収納後、遊覧船に乗船して帰る予定でした。でも~、予定より早く到着しましたので出航までだいぶ時間があること、遊覧船が混雑しそうなこと、浜辺で休憩しているたくさんの方々の注目の的になりそうなことから、再びカヤックに乗り、千手ヶ浜を後にしました。次の乗船場所の菖蒲ヶ浜を目指します。
向かい風の中、どこにも立ち寄ることなく漕ぎ進みます。写真は撮りますけどw
赤岩と男体山。岩場の頂付近から水面までの高さは約130mあるようです。
湖岸を彩るヤマツツジ。山腹にある歩道を歩行するハイカーの声が時折聞こえてきます。
菖蒲ヶ浜キャンプ場と男体山。日曜日でしたが、キャンプ場は閑散としている様子でした。
菖蒲ヶ浜に到着です。浜辺で昼食を済ませた後、艇を分解、収納します。ボイジャーのすべての用具を久々にキャリングバッグに収納して背負ってみました。お、重い、ヒィー!!汗をかきながら、船着き場へ移動します。ボイジャーを背負っての舟旅は、私には無理なようです。。
漕ぎメーター。漕いだ距離は約16km、漕いだ時間は3時間弱でした。大日崎から千手ヶ浜までは追い風になりましたので、そこそこのスピードで漕いでいたような気がします。
漕ぎマップ。歌ヶ浜を出発地として、千手ヶ浜を経由、菖蒲ヶ浜を到着地としました。
菖蒲ヶ浜から歌ヶ浜(立木観音)までは、遊覧船のアストリア号に660円でお世話になります。
中禅寺湖の遊覧船に乗るのは久々です。いつ乗ったかの記憶はありません。混雑のなか、大きな荷物を持っての乗船は、ちょっとご迷惑だったかもしれません。。
約30分の中禅寺湖クルージングを楽しみます。上野島に八丁出島、中禅寺湖の名所を巡ります。
湖岸に沿って一定の間隔で岸釣りをされている方々。この日は大勢の釣り師を見かけました。
寺ヶ崎と奥日光の山並み。場所によっては、湖岸のすぐ近くを航行します。
条件によっては、水の色がエメラルドグリーンに見えます。この日の出艇場所の前を通過しましたのでパチリ。
船着き場に到着です。たくさんの観光客が下船し、たくさんの観光客が乗船して、船の駅中禅寺へ出発していきました。キャリングバッグを車の荷室に積み込み、中禅寺湖を後にしました。往路はカヤック、復路は遊覧船の組み合わせ、新たな試みを楽しみました。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。天候にも恵まれ、カヤックを楽しみながら、可憐なクリンソウを見ることができました。遊覧船のおおよそのコースを確認することができましたので、紅葉カヤックを楽しむときに役立ちそうです。調べたかったいくつかのことも確認できました。
この時季、中禅寺湖の東側は釣りをされる方々でにぎわっています。カヌー・カヤックで東側の湖岸付近を漕ぐのはちょっとツライかもしれませんね。
『クリンソウ 可憐な花が 見事です』
それでは、富士山を望める湖の情報を収集しつつ、今日はこれまで!!
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