新秋の中禅寺湖

odo

2014年09月23日 22:00

9月20日(土)に中禅寺湖(栃木県日光市)で漕いできました。
20日の中禅寺湖 天候:曇り 気温:13℃くらい

クリンソウを見物するため6月15日に訪れて以来、約3か月ぶりに中禅寺湖で漕いできました。夏の暑いさなか、避暑を兼ねて訪れたいと思っていましたが、来ることができませんでした。。
中禅寺湖では、9月20日以降は岸釣り、船釣りが遊漁期間外となりました。これからの季節は、湖の西側の禁漁区以外でも釣り師のみなさんとお会いすることがありませんので、気兼ねせず漕ぐことができますね。

ブログを見るとちょうど一年前にも中禅寺湖を訪れていました。湖を周回したことを思い起こしました。今回は時間をかけて、湖の西側をゆっくり、じっくりと漕いでみることにしました。



秋の気配を感じつつ、奥日光の景色を楽しんできました。

この日は、中禅寺湖畔ボートハウスからの出艇です。浜辺の近くで艇を組み立てます。この季節、気温がだいぶ下がってきました。汗をかくことなく作業ができました。朝の時間帯は、ちょっと寒いくらいでした。それでは、準備を整え出艇しまーす。



まずは対岸の松ヶ崎を目指します。8時過ぎには出艇することができました。薄日が湖面を照らします。ときどき振り返っては男体山を見渡します。山頂は雲で覆われていました。



松ヶ崎に到着です。禁漁区の境界を示す標柱が目印です。対岸からも標柱がよく見えていましたので、標柱を目指して一直線に漕いでみました。穏やかな湖面でしたので、緊張することなく湖を横断できました。出艇場所から松ヶ崎までは1.7kmほどでした。
ここからは南岸に沿って漕ぎ進み、西岸の千手ヶ浜を目指しつつ、岩、石巡りを楽しみます。



木々に巻きつくあやしい白色のポリエチレンテープ。意図的に巻いたのかなぁ、それとも風、鳥のしわざなのかなぁ・・・。北岸でも同じようなものを見ました。新しいアート?



湖上に張り出すカエデの枝条をくぐります。葉は青々としていましたよ。



小さい秋みーつけた。色づき始めているカエデがありました。



なかにはこんなに色づいたカエデも。奥日光の秋がだんだんと深まっていくのを感じます。



菖蒲ヶ浜の対岸に位置する入り江にある名もなき岩。岩とそこに生える木々の絶妙な調和が見事です。紅葉の時季は、情趣があるすてきな景色が見られそう。



水面に整列する丸ブイがありました。水上バイクの教習に使用されているようです。ちょうどよい間隔ですので、スラローム漕行を楽しみます。艇をリーンさせてのターン、うまくいきました。



白岩に到達です。右奥に梵字岩をおさめてみました。白岩の付近は水がとっても澄んでいました。



白岩の付近をウロウロしていると風、波がおさまり湖面が平滑になりました。ここぞとばかりにセッキー板を準備をしますw
今年は水が澄んでいる湖で何度か透明度を計測していますが、自作の計測用具ではロープの長さが足りないことがあります。21mまでは計測できるのですが・・・。そこで新たな計測用ロープに変更してみました。エスロン測量ロープ、ちょっと本格的な計測用ロープです。長さは30mあります。伸びによる誤差も少なくなりそうです。
そして~、いざ水中へ。・・・・・早々にロープが絡まってしまいセッキー板を下ろせませんでした・・・orz。段取りが悪かったようです。。近くの浜辺でロープをほぐし白岩の付近に戻るも時すでに遅し、風と波がでてきてしまいました。絶好の機会を逸してしまったようです。ロープの収納は、今後の課題となりました。



気を取り直して湖岸をのんびりと漕ぎ進みます。岩や沢、浜辺などをゆっくりと眺めます。気になる場所では陸地にあがり、ちょっと散策してみました。
写真は白岩と梵字岩の中間にあった名もなき沢です。水際から中禅寺湖周回線歩道が見えました。この日、南岸ではハイカーにお会いすることはなかったです。湖畔はひっそりと静まりかえっていました。



梵字岩に到着です。東側の広い浜辺では先に休憩をされている方がいましたので、岩の西側に艇を寄せました。砂浜に上がり、しばし休息です。



歩道へと上がり、周辺をちょこっと散策してみました。岩から少し離れた場所の歩道脇に木製標柱が立っていました。



梵字岩の場所については地形図上の表記と位置が少し異なっていましたので、奥日光の自然に詳しい日光自然博物館に以前問い合わせをしてみました。こういったことは、ときどきあるようです。
木製標柱及び地形図上の梵字岩は、山頂の下方に位置しています。岩とは200mほど離れているようです。歩道からは見つけにくそうですね。



梵字岩の先のあたりで北から西に位置する山々を望みます。ちょっと雲が多かったですが、奥日光の景色を満喫でーす。



梵字岩と俵石の中間にある大和田沢に入ってみました。昨年訪れた時は勢いよく水が流れていましたが、この日はちょろちょろと流れているだけでした。今年は雨量が少ないのかなぁ。



俵石に到達です。私が近づくと鳥がいっせいに飛び立ちました。俵石は鳥が羽を休めるのによい場所のようです。



この頃になると東からの風がちょっと強くなってきました。写真を撮影していると艇が西へと流されていきます。

千手ヶ浜に到着です。浜辺に沿って湖を南から北へと横断します。おとじろばしが架かる柳沢川にちょこっと進入してみます。水がとても澄んでいました。この日、千手ヶ浜の周辺を散策している方を見かけることは少なかったです。クリンソウの花が見頃のときは、たくさんの見物人でにぎわっていたことを思い出します。



遊覧船の船着場付近に艇を寄せ小休止です。この時期、遊覧船の千手ヶ浜への定期運行はないようですので、安心して漕ぐことができますね。散策がてら、中禅寺湖の西側に唯一ある公共トイレを利用させていただきました。
男体山の山容が見えるようになりました。湖の東側から眺める山容より西側から眺める山容は荒々しさを感じます。古薙の崩壊地などが目立つからかなぁ。



千手ヶ浜を出発してすぐに冠石に到達です。意味もなく後方の高山と重ねてみました。



熊窪を通過して栃窪に到着です。この浜辺で昼食としました。栃窪ではハイカーの方々も昼食をとっていましたよ。栃窪は日当たりがよく、眺めもよいので、休憩をするのにはイイ場所ですね。



赤岩を通過しまーす。岩肌に張り付くように生えている木々はほんのりと色づき始めていますね。紅葉した景色が美しそう。



菖蒲ヶ浜キャンプ場を遠目に漕ぎ進みます。土曜日の昼下がり、たくさんの方が楽しまれているようでした。風が強かったせいかキャンプ場の周辺でカヤックを楽しまれている方はいませんでしたよ。
菖蒲ヶ浜はブイで囲まれていました。ブイに沿って浜辺からは離れた場所を通過しました。



赤岩を過ぎたあたりから、風、波が強まってきました。ときどきデッキにしぶきがかかります。向かい風にちょっと苦労しました。
出艇場所の中禅寺湖畔ボートハウスに戻ってきました。ボートハウスがある場所は入り江になっており風裏でしたので、湖面は比較的穏やかでした。何事もなく着艇。中禅寺湖を満喫しました。
ゆったりと艇を分解、片づけ、中禅寺湖を後にしました。



漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約15km、漕いだ時間は約4時間でした。



漕ぎマップ。この日は、中禅寺湖畔ボートハウスを起点に湖の西側を時計回りで周回してみました。出艇~松ヶ崎~千手ヶ浜~栃窪~菖蒲ヶ浜~着艇のルートでした。赤岩からは湖面の状態が思わしくなかったため、湖岸は漕がずに最短距離でボートハウスまで戻ってきました。



今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。湖上では暑くもなく寒くもなく快適に過ごすことができました。帰り際を除いては、湖面は比較的穏やかでした。
シーズンの合間とあって、人出が少なめな中禅寺湖を楽しんできました。木々の色づき始め、秋風など季節の移り変わりを感じることができました。今年は昨年に比べ季節の進み方が若干早いのかな。紅葉の名所の中禅寺湖、一月後には錦秋の景色を堪能できそうですね。たのしみ、たのしみ。

『奥日光 秋の訪れ 感じます』
それでは、富士山周辺の湖の景色を楽しみにしつつ、今日はこれまで!!

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