避暑の菅沼

odo

2016年08月15日 22:00

8月11日(木)に菅沼(すげぬま、群馬県利根郡片品村)で漕いできました。
11日の菅沼 天候:晴れ 気温:22℃くらい

今日この頃、連日暑い日々が続いています。強い日差し、高い気温のもとでのパドリングはちょっとつらくなってきました。そんなときは早朝の涼しい時間帯に漕ぐか、標高が高い湖で清涼な風を受けながら漕ぐのが快適ですね。
前回は早朝に納涼SUPを楽しみました。今回は標高の高い湖で納涼SUPを楽しみます。標高が高くSUPを楽しめる湖で思いついたのは、以前訪れたことがある菅沼です。標高は約1730mで真夏でも気温が25℃を上回ることが少ないそうです。
澄んだ水に高い透明度の菅沼、暑い夏にSUPを楽しむのには打ってつけの湖です。菅沼は個人利用でのSUPの持ち込みはできないため、SUPツアーを利用して漕いできました。



3年ぶりに訪れる湖にワクワクしながら、菅沼キャンプ村へ向かいます。

お盆の連休となる初日でしたので、関越道の渋滞を予測して少し早めに自宅を出発しました。思いのほか混雑は少なく、予定より早く菅沼キャンプ村に到着しました。標高約1700m、久々の自然の涼しさが心地よかったです。



集合時間まではたっぷりと時間がありますので、駐車場でコーヒーを飲みながらのんびりとSUPに空気を充填するなど準備を進めます。久々に汗をかかずに作業をすることができました。

今回お世話になったのは、菅沼でSUPツアーを開催しているハイファイブ・マウンテン・ワークスさんの半日SUPツアーです。事務所で受付を済ませます。集合時間には少し早かったため、菅沼の周辺を散策してみました。湖へと向かう途中に案内板がありましたのでパチリ。



そして湖畔へ。そうそうこの景色を楽しみにしていました。原生林に澄んだ水、そして青空。天気予報では雲が多そうでしたが、夏空のもと菅沼を満喫できそうです。



集合時間になりましたので受付の場所へ戻ります。ツアーでごいっしょさせていただくみなさんと簡単な自己紹介です。初めてSUPに乗られる方もいますので、ガイドさんからSUPについての説明、パドリングのレクチャーのあと湖上へと出発です。ボード、パドルはレンタルもできますが、私は自分の用具を持参しました。

菅沼は清水沼、弁天沼、北岐沼の3つの湖で構成されています。キャンプ村に近い清水沼から漕ぎ出します。この日は釣りの解禁日ではなかったため、ボートで釣りをされる方はいません。観光用のボートを数艘見かけただけでとても静かな湖面でした。釣りの解禁日には観光用のボートは利用できないようです。



清水沼の真ん中辺りまできたかな、出発した方向を振り返ります。以前菅沼を訪れたときにお世話になったブルーバードカヌーさんのカヌーツアーも出発していきました。たくさんの方が菅沼でのカヤックを楽しまれていました。奥には日光白根山の頂が見えていました。
SUPツアーの参加者はスノーボードをされている方が多かったようです。出発後それほど時間は経っていませんでしたが、SUPが初めての方もみなさんすでにボードで立ち上がっていました。



一つ目のくびれにやってきました。狭まった箇所を通過すると二つ目の湖の弁天沼になります。くびれの部分は比較的水深が浅いため、湖底をながめることができます。水中ははっきりと見え、透明度の高さを実感します。



弁天沼の真ん中辺りまできたかな、先ほど通過した一つ目のくびれの方向を振り返ります。奥には栃木・群馬の県境に位置する標高2333mの温泉ヶ岳が見えていました。
静穏でなめらかな湖面を滑るように進みます。SUPが通過した後に広がる波紋がきれいでした。



湖岸に近い場所では水深とともに変化する水の色を見ることができます。SUPならではの目線で景色を楽しみます。



二つ目のくびれにやってきました。狭まった箇所を通過すると三つ目の湖の北岐沼になります。このくびれから先へは釣りの解禁日であっても釣りをする方のボートは入ることができないそうです。北岐沼は3つの湖で透明度が一番高いとのことでワクワクします。



北岐沼は、清水沼、弁天沼と比較して大きな湖です。周囲に広がる自然を楽しみます。まずは休憩のためとある浜辺へと向かいます。正面には大きな岩が見えています。岩からはダイブができるそうです。菅沼の飛び込み岩かな。



浜辺へ到着する前に水深がそこそこあって、水がきれいそうな場所をガイドさんから教えていただきました。澄んだ水といったらコレですね。透明度の測定です。

SUPでの透明度の測定は初めてです。セッキー板の確認にボードから身を乗り出すとバランスを保つのが難しそう・・・。そこでパドルフロートをアウトリガーとして利用してみました。その効果は抜群でした。

それでは透明度を測定します。今回はガイドさん、ツアーの参加者に見学をいただいていますので、セッキー板が見えなくなるまで一気に下ろします。なので~、途中の写真はありません。今回は水深16mまでセッキー板を確認することができました。この日、このとき、この場所での透明度は16mということになりますね。3年前の透明度も16mくらいだったかな。



ここで測定した透明度は、一ヶ所での測定であること、自作の簡易な用具を用いていることなどからあくまで目安ということで。透明度は季節や気象条件などによって値が大きく変化するそうです。また、目視で計測するため、個人誤差が発生しやすいそうです。透明度の測定は、物好きなおっさんが好奇心で行っているものであり、学術的な目的及び意図はまったくございません。

透明度を測定した後は浜辺で休憩です。ここの浜辺でも水深とともに変化する水の色を楽しめます。



SUPに乗っている写真がこれまでありませんでしたので、乗っている姿をガイドさんに撮影していただきました。ありがとうございます。何となくは様になっているかな。飛び込み岩では若い方々がダイブして楽しんでいます。おっさんには無理そうw



水面や水中の写真を撮って楽しみます。ボードへの積載の都合上、水めがねは持ってきませんでした。透明度の計測用具とパドルフロートがかさばりました。次回は水めがねで水中の景色を楽しんでみたいな♪



ウエットスーツを着用した方は水に潜って楽しんでいました。澄んだ水ならではのいろいろな楽しみ方がありますね。
ガイドさんからホットコーヒーと花豆の甘納豆をいただきました。ごちそうさまでした。花豆は片品村の名産のようです。私は木かげでコーヒーを手に寛いでいました。時折吹く清涼な風が心地よかったです。



美しい景色にしんみりとしながら過ごします。北岐沼の湖畔をジオラマモードでw



水遊び後はとある浜辺を後にして次の目的地に向かいます。湖岸に近い場所を漕ぎながら、水中の眺めを楽しみます。ガイドさんのたくましい後ろ姿をパチリ。飛んでいる写真を撮りたかったのですが、ちょっと遠すぎたようです。。



目的地が見えてきました。カヌー・SUPツアーで利用されているプライベートビーチです。正面に見える高い頂は日光白根山です。菅沼と白根山の標高差は約850mです。



浜辺にボードを寄せて休憩です。強い風が吹くこともなくSUPを楽しむにはよい日和でした。



浜辺の様子をパチリ。水深によって徐々に色が変化していきます。浅いところでは無色、足がつかなくなるところでは翡翠色、さらに深いところでは萌葱色といった感じかな。



またまた水遊びを楽しみます。ターザンロープでダイブです。私は体力、気力がないため、見ているだけでしたが・・・。



のんびりと水面を眺めながら和みますw



温度計を持ってきましたので気温と水温を計ってみました。気温24℃、水温22℃でした。日なたでの温度ですので、なかなか快適です。



時間になりましたのでプライベートビーチを後にして清水沼へと戻ります。



弁天沼と清水沼の合間にあるくびれを通過します。澄んだ水ばかりについつい目が行ってしまいますが、山々の緑もとてもきれいでしたよ。



出発場所に到着です。避暑地で快適な時間を過ごすことができました。ハイファイブ・マウンテン・ワークスさん、ご一緒させていただいたみなさんお世話になりました。駐車場で片付けを済ませ、菅沼を後にしました。



菅沼でのSUPを満喫しました。また、暑い季節に訪れてみたいな♪

この日は初めての「山の日」でしたが、出かけたのは相変わらず湖でした。菅沼は日光白根山の溶岩によるせき止湖であり、周りは山々で囲まれており、優れた景観を有する湖です。なので~、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」という山の日の趣旨は適えられたかな。ちょっとこじつけすぎかなw

『菅沼は 相変わらずの 透明度』
それでは、水が澄んでSUPが楽しめそうな湖を検討しつつ、今日はこれまで!!

あなたにおススメの記事
関連記事