紅葉のならまた湖

odo

2017年10月25日 22:00

10月21日(土)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
21日のならまた湖 天候:くもり後雨 気温:14℃くらい 貯水率:89.3% 貯水位:約883.2m

秋が深まりつつあるこの頃、紅葉を楽しみにしている湖ではそろそろ見頃を迎えそうです。中禅寺湖、奥利根湖、ならまた湖などどこへ行こうか悩みますw
ただ、最近は雨の日が多く天気が今一つです。先週もとある湖にでかけましたが、天候が不良のため漕ぐことなく帰ってきました。。この週末は台風21号が近づいていることがあり、一層不安が募ります・・・。
前日の天気予報では、奥日光は雨模様、奥利根はどんよりとした空模様・・・、少しでも天気がよい方がいいので奥利根に向かうことに。奥利根湖は貯水位が低い状態が続いていますので、ならまた湖に出かけてみました。



紅葉の時季のならまた湖は久々です。以前から気になっていた場所を中心に巡ってみました。

出艇場所はいつものオートキャンパーズエリアならまたの湖畔です。コンクリート製の階段の上で艇を組み立てます。キャンプ場の管理棟で駐車料金を支払い入湖届を提出し、準備を整え出艇しまーす。奈良俣ダムは10月から非洪水期になりました。日に日に貯水位は上がっているようです。今秋は例年より貯水位が高い感じかな。



準備をしている間は雨は止んでいましたが、出艇して間もなく雨が降り出してきました。風はなく、気温はそれほど低くなかったため湖の奥へと進みます。尾瀬の峰々は立ち込めた雲により見ることができませんでした。



私が思うこの季節のならまた湖の見所は、山全体が色づく様子もきれいですが、岩と紅葉の組み合わせが見事です。この日は、ウォール(巨大な岩壁)とジャイアントロック(切り立った大きな岩)を巡ります。あと私が勝手に名付けた大石沢にあるキャッスルウォール(城壁のような岩壁)も巡ってみます。

太字の名称は、オートキャンパーズエリアならまたのホームページに掲載されている「ならまた湖地名図」に記載がある地名等を引用させていただいております。

ウォールジャイアントロックが位置するリトルカナダの入り江に進みます。



入り江に入ると間もなく左手に一面が岩肌で覆われているウォールが現れます。岩肌を絵取る色づいた木々に風情を感じます。



入り江の突き当りにあるジャイアントロックを見上げます。断崖の岩壁の迫力ある景観が広がります。見頃となったこの景色、青空のもとで見てみたかったです・・・。



ジャイアントロックの奥にある幽倉沢です。奥へと続く急斜面を彩る紅葉がきれいでした。



板目沢にも寄ってみました。こちらの岩肌も色づいた木々で覆われていますので、なかなか見応えがありました。



リトルカナダの入り江の様子、立ち枯れの木々や岩肌、広葉樹が多いからこの呼称になったのかな。リトルカナダ・・・、奥利根湖とかぶっておりちょっと複雑な気持ちです。



リトルカナダの入り江を出て、キャッスルウォールがある大石へ向かいます。ツイスターの入り江を横目に通過します。ブナの黄葉がきれいです。



対岸のワッフルの上の方は雲に包まれつつありました。湖岸を彩る紅葉、日差しがないため鮮やかさは今一つです。



小石の入り江を通過します。小石大石の中間辺りかな、ちょっとした滝を見ながら小休止です。



大石本流方面への分岐です。針葉樹の緑と広葉樹の赤、黄、橙の混ざり具合がいい感じ。分岐を左へ進みます。



左岸にキャッスルウォールが見えてきました。少し離れて眺めるとなかなか迫力がある岩壁です。ウォールジャイアントロックとは異なる岩質です。それよりも奥の斜面が気になります。



一面を彩る紅葉が見事でした。以前訪れたときには気がつかなかったなぁ。岩壁よりもこちらの景色の方が目に留まりました。



大石を後にして本流へ行ってみようと思いましたが、雨が強くなってきてしまいました・・・。リトルカナダの入り江を遠目に眺めつつ急いで戻ります。



一心不乱に漕ぎ続けました。大石からは30分弱で出艇場所に戻ることができたかな。急いで艇を分解し、用具を車内に投げ込み、管理棟で駐車カードを返却してキャンプ場を後にしました。前回ならまた湖を訪れたときの帰り際もこんな感じだったかな。



出艇場所が俯瞰できる場所に移動します。この日は満水位まで約5mの湖面でした。この季節は奥利根湖に出かけてしまうことが多いですが、ならまた湖の紅葉もきれいです。



堤体に立ち寄り洪水吐から洞元湖方面を望みます。ブナの黄葉が引き立ちます。奥利根の紅葉はまずブナが黄葉し、ナラやカエデの橙、モミジの紅が後に続く感じかな。時期によって趣が異なる紅葉を楽しめます。



漕ぎメーター。漕いだ距離は9km弱、漕いだ時間は約2時間でした。雨が強くなり途中で引き返してきましたので、短い距離、時間になりました。



漕ぎマップ。リトルカナダの入り江と大石を中心に巡ってみました。目的としていた場所には行くことができました。



今回の漕ぎ度は「4」です(MAXは10)。風はなく穏やかな湖面でしたので疲れはほとんどなかったです。この季節としては高めの気温のもと過ごすことができました。濡れても寒くはなかったです。
雨に降られてしまいましたが、秋が深まるならまた湖で紅葉カヤックを楽しみました。この季節にならまた湖を訪れたのは6年ぶりでした。近年はずっと奥利根湖へ出かけています。

ならまた湖の紅葉の最盛期は今週末頃かな。そういえば台風21号の影響でこの数日間で奈良俣ダムの貯水位は約4m上昇しました。今週末あたりは満水位での紅葉カヤックが楽しめるかも。ただ、台風22号の進路が気がかりです。


ならまた湖からの帰り道、気になっている湖の様子を見てきました。

宝川温泉へと向かう坂道からお気に入りの場所を奥利根橋から渓谷の様子をパチリ。見頃まではもうちょっとといった感じかな。



高平山の周辺は色づき始めといったところでした。この辺りは例年と同じく10月末から11月始めくらいが見頃になりそう。



堤体から湖面と立岩を眺めます。立岩の紅葉も見応えがあります。この日の藤原ダムの貯水率は約97%、貯水位は約650mでした。満水位は651mですので満水に近い水面でした。



昨秋は貯水位が低く紅葉カヤックを楽しめなかった藤原湖、今秋は水を湛える湖面で絶景が見られるかな。せっかくなので青空のもと紅葉狩りを満喫できるといいな♪

そうそう、10月30日にカヌーワールドVol.15が発売になります。この号では私が気になっている離島の記事があるようなので、いつもに増して楽しみです。読んだらまた行きたくなっちゃうかも!?

あなたにおススメの記事
関連記事