赤谷湖に到着後まずは堤体の近くにある展望台に立ち寄り湖の全景を撮影します。展望台の近くにはダムカード風の顔はめフレームが設置してありました。赤谷湖と山々を背景に記念撮影するのによさそう。出艇場所となる湖中ダムへ向かいます。湖中ダムへと続く坂の上から、残雪の小出俣山、赤谷川広場、湖中湖を望みます。
駐車場で艇を組み立てます。スロープに艇を運び、準備を整え出艇しまーす。水際には細かな漂着物がありましたが、出艇に支障はありませんでした。まずは赤谷川の上流方面へ向かいます。
右岸の赤谷川広場では散りつつあるヤマザクラと見頃となったヤエザクラを見ることができました。赤谷川広場には種類の異なるサクラがありますので、桜の花を楽しめる期間が長いようです。
赤谷川広場から湯島オートキャンプ場へと続く橋です。この周辺は水が澄んでいることが多いのですが、この日は濁りがありました。
橋をくぐると濁りの理由がわかりました。右岸の断崖の一部が崩れていました。崩落した土砂が赤谷川を閉塞しています。風化が進んでいるようでしたが最近崩れたのかな。
転回して赤谷湖方面へ進みます。湖中湖は風の影響が少ないのか湖面が穏やかなことが多いようです。湖中湖の様子は相俣ダムを管理する利根川ダム統合管理事務所のホームページからCCTVカメラの映像で確認することができます。この日私も映っていたかも!?
広場のヤマザクラを見上げながら湖中堰へ向かいます。湖中堰を越えて、赤谷湖湖面区域へ進みます。赤谷湖湖面区域へ入りますので、出艇する前に猿ヶ京温泉観光情報協会に「
赤谷湖湖面利用届け書」を提出しておきました。
駒形峡と呼ばれる渓谷へ入ります。日に照らされた新緑が輝いていました。赤色が鮮やかな赤谷水管橋が新緑、青空に映えていました。
駒形峡を抜け湖面が展けた場所へ出てきました。新緑の山々とこいのぼりが眼前に広がります。
風がそこそこありましたのでこいのぼりが元気に泳いでいました。西の方角にはわずかに残雪が見える稲包山が見えました。
湖の真ん中辺りから残雪の山々とこいのぼりをいっしょに収めてみました。雪が残る手前の山は小出俣山、奥で雲に覆われているのが俎嵒、川棚ノ頭です。
いつもの撮影ポイントを目指し堤体方面へ向かいます。山々を彩る新緑がきれいです。桜の若葉と残雪の山々を組み合わせて撮影してみましたが、風と波でうまく撮れませんでした。。
右岸を進み西川方面へ入ります。青空のもとでのパドリングが心地よいです。
木かげで手を休めたり、ヤマザクラの花を見上げたりしながらのんびりと進みます。桜の花と新緑の組み合わせも乙なものです。
途中水没林のなかを抜けてみます。立ち枯れているわけではなくこれから芽吹くようです。新緑の水没林の合間を漕ぐのも楽しそう。
西川を奥へと進みます。両岸の木々が段々と迫ってきます。新緑のなかのパドリングはとても気持ちがよいものです。
姉山橋を通過して西川河川公園に到達です。この公園の桜の花がきれいですが、すでに葉桜になっていました。
ちょっとした澱みゾーンを抜けると清流ゾーンになりました。水がとても澄んでいました。
カヤックで漕ぐことができた西川の最上流部です。西川の清い流れを楽しみつつ戻ります。
澄んだ水といったらコレですね。SUPをボイジャーに積載してきました。シートの後部にすっぽりと納まりました。ボードに空気を充填して乗り換えです。
澄んだ水でのパドリングはとても気持ちがよいものです。久しぶりのSUPに足をプルプルさせながら浮遊感を味わいます。
落ちても気にならない水質ですが、水はとても冷たいです。水浴びにはちょっと早いので落ちないように慎重に漕ぎました。
SUPで姉山橋の近くへ行き、橋の上から撮影してみました。下流側の様子、吹き溜まりになっていて浮遊物がちょっと多かったです。
上流側の様子、エメラルドグリーンの水の色と湖畔の新緑がきれいでした。水中に見えている構造物は貯砂ダムです。貯水位が下がってしまうと貯砂ダムで遮られ、湖から西川へはカヤックやSUPでは行くことができません。
SUPでしばらく遊んだ後、カヤックに乗り換え戻ります。SUPアンドカヤックライド、少し手間だけどなかなかよさそう。中禅寺湖でもやってみようかな♪
湖面が展けた場所に戻ってきました。この頃になると風と波は収まってきました。
なので~、こいのぼりは休憩中です。「新緑そよ風鯉のぼり」のイベントは、150匹のこいのぼりが掲揚され、5月27日まで見ることができます。そうそう、ボート乗り場がある休み石広場へと下りる道路の頭上にはこいのぼりではなくなぜかカッパのぬいぐるみが吊るされていました。5月26、27日には赤谷湖Eボート大会が開催されるそうです。こちらも楽しそう。
湖から赤谷川方面へ戻ります。新緑で包まれた駒形峡へ進みます。赤谷水管橋の周辺ではバンジージャンプを楽しむ人の絶叫が谷間に響いていました。
日が射し込んだ渓谷では鮮やかな色彩が広がります。湖面のエメラルドグリーンに木々の萌黄、若草色。新緑も紅葉に負けず劣らずきれいです。
駒形峡を進んでいるとカヌーツアーの方々と出合いました。GWの初日のこの日、天気にも恵まれ多くの方々がカヌー・カヤック、SUPで赤谷湖の新緑を楽しんでいました。
湖中堰が見えてきました。貯水位が高いため、橋桁と水面の空間はわずかです。この時季の相俣ダムの満水位は565mですので、この日の貯水位はほぼ満水でした。
湖中堰を越え湖中湖に入るとエメラルドグリーンに乳白色を足したような湖面の色合いが何ともきれいでした。残雪、新緑、桜の景色に風情を感じながら出艇場所に到着です。
漕ぎメーター。漕いだ距離は約11km、漕いだ時間は3時間ほどでした。カヤックで漕いだ距離と時間です。日差しが強かったですが、時折吹く風が心地よく快適に漕ぐことができました。
漕ぎマップ。赤谷川、赤谷湖、西川の奥の方まで漕いでみました。おおよその見所は巡れたかな。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。この日はカヤックのほかにSUPも楽しんでみました。カヤックでの疲れはほとんどありませんでしたが、久々のSUPに普段使わない筋力が疲労しました。寒い間の運動不足がたたったようです・・・。
にわかの思いつきで出かけた赤谷湖でしたが、青空のもと新緑や桜の花、こいのぼりを楽しむことができました。また、カヤックにSUPを積んで目的地で遊ぶSUPアンドカヤックライドが実現できてよかったです。
駐車場で昼食を済ませ艇を片付けた後、以前から気になっていた「お願しょめぐり」のポイントの一つ「縁結びの滝」に行ってみました。これまで駐車場で道案内はしたことがありますが、滝を訪れたのはこの日が初めてでした。湖中ダムの駐車場からは歩いて5分ほどでした。静寂のなか滝の音だけが響いていました。
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