4月30日(月)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
30日のならまた湖 天候:晴れ 気温:23℃くらい 貯水率:100.0% 貯水位:約888.1m
4月27日に矢木沢ダム(奥利根湖)、奈良俣ダム(ならまた湖)の冬期閉鎖が開放されました。28日に赤谷湖に出かけた後、奥利根の残雪の景色が見たいなぁと思っていました。前日、奥利根湖、ならまた湖のどちらか決めかねていましたが、出発が遅くなってしまったため、ならまた湖に行くことに。先日のSUPでの疲労が残っていたかなw
ならまた湖には4月下旬から5月中旬にかけてこれまで何度か訪れています。雪解けが早くても木々の芽吹きが早くなることはなかったため、木々の緑はあまり期待していませんでした。今年は例年に比べ4月の気温が高かったことがあり、木々の若葉を思いのほか楽しむことができました。
初夏のような陽気のもとで奥利根の春の息吹に触れてきました。
出艇場所はいつものオートキャンパーズエリアならまたの湖畔です。コンクリート製の階段の上で艇を組み立てます。キャンプ場の管理棟で駐車料金を支払い入湖届を提出し、準備を整え出艇しまーす。湖面はとても穏やかで周囲の景色が水面に映ります。
この日はいつもと同じくダムの堤体を基点として流入河川、支流を巡りながら、右回りで湖面を周回します。
ならまた湖はこれまで何度も漕いでいますので、語彙が貧しい私はコメントがワンパターンになってしまいます・・・。この日の景色の様子が残ればよいため、くどいコメントは省略して撮影場所を中心に簡潔にまとめてみました。
以下にでてくる太字の名称は、オートキャンパーズエリアならまたのホームページに掲載されている「
ならまた湖地名図」に記載がある地名等を引用させていただいております。
出艇後
ウォーターワールドを抜け、
ウィンディストレートから
リトルカナダに向かいます。
ビートルズの入り江付近から尾瀬の山並みを見渡します。左から至仏山、小至仏山、小笠、笠ヶ岳です。水面に映る景色がきれいでした。
リトルカナダの入り江に入ってすぐの谷、雪で埋もれていました。
ウォール、木々が芽吹く前ですので岩肌の様子がはっきりとわかります。
ジャイアントロックからの幽倉沢。
湖岸のタムシバの花を眺めつつ板目沢。
湖岸を彩るブナの若葉が鮮やかでした。
小石からの小石沢。
突き当りで分岐した沢の様子、分岐の右側が小石沢。
至仏の間から望む至仏山。
湖岸を彩るヤマザクラとイワウチワ。
大石からの大石沢。
大石沢を埋める残雪と澄んだ流れ。
ブナ林と隣り合うミヤマナラの群生地。岩肌を被うミヤマナラは芽吹きが遅いようです。
クマが泳いでいるのと見間違えた流木と西桶小屋沢。クマが湖を泳ぐと聞いてからは湖面の見張りが欠かせません。
貯水位が下がると露わになる巨石とならまた湖の最奥地となる楢俣川の
本流。
本流の様子、雪解け水の勢いがある流れに艇を湖岸へ寄せることはできませんでした。
東桶小屋沢と斜面に残る雪。湖岸の斜面で残雪を見ることはほとんどなかったです。
この日は釣りをしている方がいなかったので
フィッシュアイランドに艇を寄せます。
スロープを上がると管理用道路に出ました。この場所が
メディカルポイント②です。
ワッフルの前を通って7kmほどで奈良俣ダムの近くに行くことができます。
小石を対岸付近から眺めてみました。奥利根湖で目にする地形に似ています。
笠の間から望む笠ヶ岳、小笠。
取水が止まっていた湯ノ小屋導水路を横目に洗ノ沢へ向かいます。
洗ノ沢の
幻の滝、流れが強く滝の正面には行けません。
通過しようと思いましたが、
ジャングルクルーズに立ち寄ります。
流路工の最奥と小楢俣沢が流入する様子。
すべての流入河川、支流を巡りましたので出艇場所に戻ります。
サンシャインヴィレッジから眺める
リトルカナダ付近の様子。麓から順に芽吹いていくのがわかります。
ビートルズの入り江の奥からから眺める尾瀬の峰々。残雪が少ないです。
エスケープの近くから武尊山を望みつつ、出艇場所の
キャンパーズビーチに到着です。キャンプ場の奥に見えているのは至仏山です。
漕ぎメーター。漕いだ距離は約16.5km、漕いだ時間は約4時間30分でした。
漕ぎマップ。出艇場所から、幽倉沢、板目沢、小石沢、大石沢、西桶小屋沢、楢俣川、東桶小屋沢、洗ノ沢、小楢俣沢の順で漕ぎました。
今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。強い風が吹くことなく、おおむね快適な気温のなかのんびりと漕ぐことができました。残雪、木々の緑が少なかったので見応えという点では物足りなかったかな。雪はほとんどなくなってしまいそうですが、5月中旬から下旬の頃が新緑がきれいになって見応えがありそう。奥利根湖の残雪はどんな感じなのかなぁ。
駐車場で昼食をとり、艇を片づけて湖畔を後にしました。出艇場所が俯瞰できる場所に移動します。この日はGW前半の最終日、到着した朝はたくさんのキャンパーでにぎわっていました。午後になるとキャンプ場は閑散としていました。
帰り際、堤体に寄って洪水吐を眺めてみました。満水位を越える貯水位でしたので、自然越流した水がきれいな模様を描きながら流れていました。
帰り道、藤原湖でお気に入りの撮影ポイントに寄ってみました。1週間前は冬枯れの様相でしたが、山肌は若葉で被われていました。藤原湖の新緑はそろそろ見頃かな。
そうだっ、須田貝ダムのダムカードをもらいに行ってみよう。ならまた湖を早めに後にしましたので、須田貝ダムに立ち寄ります。そうそう、藤原ダムの下流に位置する小森ダムでも撮った写真を見せるとダムカードがもらえると教えていただいたので小森ダムにも寄ってみました。
道の駅みなかみ水紀行館で撮影した写真を確認していただき、ダムカードをもらうことができました。これでみなかみ町で配布しているダムカードは全部そろったかな。
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