5月2日(水)に奥四万湖(群馬県吾妻郡中之条町)で漕いできました。
奥四万湖は、四万川に位置する四万川ダムのダム湖です。
2日の奥四万湖 天候:くもり 気温:17℃くらい 貯水位:約751.5m
GWの中ほどから後半にかけては東北方面のまだ漕いだことがない湖を巡る予定でしたが、天候が不安定な予報でしたので断念しました。この季節ならではの景色が見られるとのことでワクワクしておりました。この楽しみは来年以降に持ち越しとなりました。。
予定が空いたのでどこかの湖に行ってみることに。個人では平日のみ湖面利用ができる奥四万湖に出かけてみました。奥四万湖には今冬訪れましたが、漕ぐのは約4年ぶりです。
空模様が心配でしたが、新緑のなか青い湖面を楽しんできました。
四万川ダムに到着後、出艇場所となる稲包せせらぎ公園に向かいます。湖を周回する道路を走行していると気になる景色が目に留まります。浮島と呼ばれている水没林がある場所で、レンズを向けている方をときどき目にしました。
赤沢橋から下をのぞくと新緑のなかに青い水面が引き立っていました。今日の四万ブルーは期待できるかも!?
浮島の全容が見られる場所がありました。浮島と呼ばれていますが浮いているわけではなく、赤沢やすらぎ広場から伸びる岬が水没して浮いているように見えています。貯水位が満水位となるこの季節限定の景色です。
稲包せせらぎ公園に到着です。ツツジの花が新緑に映えていました。カヌー・カヤックで湖面利用をする場合の案内が掲示されていました。個人で艇を持ち込んでの利用は平日に限られ、管理事務所へ届け出が必要です。休日はカヌーツアーを利用すれば漕ぐことができます。
駐車場で艇を組み立て公園内の遊歩道を利用して湖面進入路のゲートまでカヤックを運搬します。
四万川ダム管理事務所で入湖の手続きを済ませた後、職員さんにゲートを解錠していただきました。お手数をおかけします。
スロープに艇を運び、準備を整え出艇しまーす。雲が多く日差しは弱かったですが、コバルトブルーの湖面がきれいでした。まずは浮島を通って四万川へ向かいます。
浮島の際に沿って漕いでみました。水深が深くなるにつれ、青色が濃くなっていきます。この青色の濃淡により遠くから見ると岬が浮いているように見えるのかな。
赤沢橋をくぐり四万川の上流方面へ向かいます。この季節ならではの水の色を堪能します。
奥へと進んでいくと両岸の幅がだんだんと狭まり、静寂さが増していきます。風は弱まり、鳥のさえずりだけが谷間に響きます。水面に映る新緑がいい感じ。
ちょっとした澱みゾーンを抜けて清流ゾーンに入ります。満水時にカヤックで漕ぐことができる四万川の上流部に到達です。
ほんの少しの間ですが、四万川の清流に乗って川下りを楽しみます。澄んだ水に川底がクッキリと見えていました。
四万川を後にして湖面が展けた場所に戻ります。雲行きが怪しくなり風が強くなってきました・・・。
支流のブノウ沢に寄ってみました。それほど奥行きはなくすぐ行き止まりになります。岩肌をツツジの花が彩っていました。
ブノウ沢を後にして右岸に沿って堤体方面へ向かいます。日差しがあれば艶やかな新緑だったのかな。この日の前日は青空のもと多くの方々が湖面利用に訪れたそうです。
網場付近から堤体を眺めます。満水であってもダムの天端が高い位置に見えています。四万川ダムの常時満水位は751.5m、洪水時最高水位が764.0mですので、この日水面から堤体の中央に見える洪水吐までの高さは12.5mでした。大雨、豪雨などの洪水時には洪水吐まで水位が上がることがあるのかも。
澄んだ水といったらコレですね。透明度の測定です。前回訪れたときは計測用のロープの長さが足りず最深まで測ることができませんでした。現在は30mまで測ることができますので前回より透明度が高くてもバッチリです。セッキー板をゆっくりと下ろします。計っている最中は風があり通船ゲートにつかまり艇を固定していたため写真は撮れませんでした。。そして、この日、このとき、この場所での透明度は18mでした。前回よりは下がりましたがそれでも高い透明度です。水質によるものなのかな、日差しの強弱の関係かな、それとも私の視力の低下かな。
ここで測定した透明度は、一ヶ所での測定であること、自作の簡易な用具を用いていることなどからあくまで目安ということで。透明度は季節や気象条件などによって値が大きく変化するそうです。また、目視で計測するため、個人誤差が発生しやすいそうです。透明度の測定は、物好きなおっさんが好奇心で行っているものであり、学術的な目的及び意図はまったくございません。
測定用具を片づけながら、出艇場所に戻ります。湖面から上がった後、管理事務所の職員さんにゲートの施錠をしていただきました。ご対応をいただきありがとうございました。
漕ぎマップ。出艇後、浮島を通り四万川へ、ブノウ沢を経由して網場へ向かいました。気になる場所を巡ってみました。漕ぎメーターは途中で停止していました。。ログを見ると漕いだ距離は5.5km、漕いだ時間は1時間30分ほどでした。
今回の漕ぎ度は「2」です(MAXは10)。短い距離をのんびりと漕ぎましたので疲れはまったくありませんでした。
雲が多く日差しが少なかったのは残念でしたが、4年ぶりに奥四万湖を楽しみました。この季節になると毎年奥四万湖に行きたくなりますが、なかなか機会がありませんでした。青い湖面でパドリングをしつつ、気になっていた場所を巡り、透明度を計れたのでよかったです。駐車場から水際までの艇の運搬や入湖の手続きなど少し手間を要しますが、また訪れたくなる湖です。
駐車場で昼食を済ませ艇を片付けた後、ダムの堤体の近くにある町営の日帰り温泉施設「四万こしきの湯」に立ち寄ります。2月に訪れたときは冬期休業中でした。入口へ向かうと「平成29年度をもちまして営業を終了させていただきました。」との張り紙が・・・。入浴料が安くいい湯だったので残念でした。。
そうそう、堤体近くの駐車場の案内板にあるキャッチコピーが以前から気になっていました。
「人には教えたくない湖 奥四万湖 四万川ダム」
インパクトがあり、いろいろな意味が込められていそう。私は教えてしまいましたけど。
奥四万湖(四万川ダム)からの帰り道、四万湖(中之条ダム)のいつもの撮影ポイントに寄ってみました。
まずは四万湖を見渡せる場所から。10日ほど前に訪れましたが木々の緑がだいぶ濃くなっていました。湖面の碧さは同じような色彩でした。これからの季節は木かげで涼むのが気持ちよさそう。
次に竹井橋から上流の湖面を見下ろします。日差しの関係かな、この季節としては少し地味な色合いでした。フジの花がきれいに咲いていました。新緑とフジの花、鮮やかな碧い湖面のフォトジェニックな情景を期待していましたが、この日はその日ではなかったようです。。
今まで気づきませんでしたが、竹井橋の高欄の転落防止柵にはアーチが描かれていました。アーチ橋とアーチ模様、今度四万湖を訪れたときは湖面からじっくり見てみよっと。
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