春陽の草木湖

odo

2016年04月13日 22:00

4月9日(土)に草木湖(群馬県みどり市)で漕いできました。
草木湖は、渡良瀬川に位置する草木ダムのダム湖です。
9日の草木湖 天候:くもり時々晴れ 気温:17℃くらい 貯水率:77.9% 貯水位:約446.9m

今冬、利根川の上流域では暖冬により降雪が例年に比べだいぶ少なかったようです。雪解けもいつもより早いようです。その影響もあってか矢木沢ダム、奈良俣ダムの冬季閉鎖の解除が早くなりました。例年より3週間ほど早く奥利根の山々を見ることができそうです。リトルカナダの景色が今から楽しみです。
となると、それまでに出かけられる湖は二つほど・・・、お花見ができそうな湖を探して草木湖へ出かけてきました。



春の暖かな日差しのもと、ちょっと早めでしたがお花見カヤックを楽しんできました。

草木湖はダム湖百選の湖です。銘板と湖をいっしょに撮影します。銘板は堤体の右岸にある草木ダム展望台に設置されていました。銘板への落書きはこまりものです・・・。



この日は、以前に下見をしたサンレイク草木ボート乗り場から出艇しようと思っていましたが、思いのほか貯水位が低かったため、いつもの草木公園ボート乗り場から出艇することにしました。公園のソメイヨシノは満開を迎えようとしていました。



駐車場でのんびりと艇を組み立てた後、艇を水際まで運搬し、準備を整え出艇しまーす。
貯水位が少し下がっていましたので、水際は緩傾斜地が広がっていました。後ろに見えるのは、草木湖のほぼ中央に架かる草木橋です。



いつもと同じく出艇場所から湖の西岸を漕ぎながら、ダムの堤体方面へ向かいます。

昨年はこの場所で満開のソメイヨシノとヤマザクラを楽しみましたが、今年はまだつぼみでした。ここの桜のお花見には少し早かったようです。



富弘美術館ボート乗り場の様子です。桜と花桃が見頃を迎えていました。園地から水際までは簡易な階段が設置されていました。



湖岸の近くを漕いでいると水面から岩が立ち現れます。水位にもよりますが、湖岸の近くを漕ぐ場合は暗礁に気をつけたいですね。ここでは岩があることを示すための目印が立てられていました。水面で棒を見かけたら注意するのがよさそうです。
通航禁止区域となる網場が見えてきました。流木などの浮遊物が多かったため、網場には近寄らずに引き返します。



進行方向を南側から北側に転回し、山間に見える日光の男体山を眺めます。山肌に見える雪はほんのわずかでした。奥日光も雪が少なかったようです。



草木湖展望台の周辺は三分咲きといった様子でした。山々が春色になるにはもう少し時間がかかるかな。



東岸の奥まったところにある支流に立ち寄ってみます。堰堤の放水路を水面下に見ながら奥へ進むと・・・、水がとっても澄んだ清流の横川に到着です。大きな魚影がたくさん見えました。



サンレイク草木ボート乗り場の様子です。灌木が繁茂しており出艇は難しそうと思っていたら、水面に通じる道路がありました。出艇は容易ですが、駐車場から水際まではちょっと距離がありそう。



東岸を進み湖の北側へ向かいます。草木公園の桜が枯れ色の山を彩ります。



湖畔のヤマザクラを見上げてみたり~、湖岸の岩を斬鉄剣のようにパドルで切ってみたり~、周囲に人影がないことを確認してから中年のオッサンは童心に帰って遊びますw



草木橋を通過して、湖の北側へと進みます。この日の貯水位は447m、この時季の満水位は454mです。満水位より7mほど水位は下がっていました。



東宮公園の桜もそこそこ咲いていました。東宮公園ボート乗り場ですが、駐車場から水際まで続く通路は灌木でうっ閉しそうでした。艇を運ぶのは難しそう。。



東宮橋に到達です。橋から上流は通航禁止区域になっていますので、橋の手前で折り返します。貯水位が下がっていましたので、橋桁が高い位置に見えています。
橋脚の上流にダムができる前に使われていた道路の遺構が見えました。橋台、石積み擁壁、駒止めなど、当時の様子がうかがえます。



この日一番興味があった耐えの桜の様子です。耐えの桜とは樹幹が水平近くに傾き、倒れそうで倒れないヤマザクラで、私が勝手につけた呼び名ですのであしからず~。



根がしっかりと張っていましたのでしばらくは大丈夫そう。水位が高いと水に浸かってしまう枝は朽ちていました。花は咲き始めでした。見頃は一週間後くらいかな。



みかげ原展望地の近くの渓流瀑。以前見たときよりも落差がありますので迫力がありました。



草木橋が近づいてきました。出艇場所まではまもなくです。この日はずっと南からの風でした。草木橋から北側の湖面にいる間は少し強く吹いていたため、ちょっとしたトレーニングになりました。奥利根湖で漕ぐための準備にはなったかな。
草木公園ボート乗り場に到着です。湖をほぼ一周してきましたが、この公園の桜が一番見応えがありました。



漕ぎメーター。操作を誤り途中で止まっていました。。おおよそですが、漕いだ距離は約9km、漕いだ時間は約3時間でした。

漕ぎマップ。GPSのログは残っていました。南側の網場付近から北側の東宮橋まで、おおよそ湖を一周してみました。



今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。久しぶりに長い距離を漕ぎましたのでちょっと疲労しました。向かい風の影響もあったかな。
昨年は4月18日に草木湖を訪れ満開の桜を楽しみました。今年は昨年より一週間ほど早く訪れました。ここ最近、気温が高めでしたので桜の花が見頃を迎えていると思いましたが、少し早かったようです。
例年だとこの季節の草木湖は満水に近い水を湛えていることが多いですが、今春はちょっと少なめです。渡良瀬川の上流域の山々も降雪が少なかったのかもしれません。

そうそう、この日は新しいパドルでカヤックを楽しみました。

昨年アルフェックのユーコンパドルカーボンを手にしてから入手したいなぁと思っていました。昨季モンベルのオンラインショップではすでに完売になっていましたので、販売されるのを待っていました。
今季販売が再開されましたので注文しようと思っていたところ、気になる商品が目に入ってきました。それは~、アルフェックのユーコンパドルグラス。シャフトがファイバーグラス、ブレードがナイロン樹脂のパドルで、この春の新製品とのことです。
新製品という響きに心が躍ります。まずはこちらのパドルを手に入れてみましたw

230cmの長さを選びました。重さは実測で1,040gでした。フェザー角は0度と45度から選べます。
ブレードの色はホワイトとブルーの二色がありました。予備パドルとしてサンライズレッドのデッキに似合いそうでしたのでホワイトを選択してみました。なかなかの色合いでした。



シャフトにはグリップが施してあり、滑りにくくなっています。また、右手用のグリップは楕円形になるように加工されており、握りやすくなっていました。



漕ぎやすく、比較的手頃なお値段ですので、最初の一本によさそうです。あ、私の最初の一本は、アルフェックのレックパドルでした。

片づけが済んだ後、草木公園の四阿で桜を愛でながらいつものカップラーメンとも思いましたが、この日は趣向の異なる昼食にしてみました。



まずは草木公園を後にして、草木ダム展望台に移動します。堤体の天端からの景色を堪能します。ダムの直下にあるみずの広場と対岸の東運動公園の満開の桜が鮮やかでした。



草木ダムの周辺で気になるメニューで昼食です。サンレイク草木の草木湖ダムカレー、レトロな自販機で有名な丸美屋自販機コーナーのうどんとトーストサンド、どっちがいいかなぁ。
久しぶりに丸美屋自販機コーナーに立ち寄ってみることにしました。テレビで紹介されたからかな、たくさんの方でにぎわっていました。うどんのほかにひもかわうどんやラーメンのレトロな自販機が増えていました。もっちりとした麺のひもかわうどんと熱々のハムチーズサンドをいただきました。



帰り道、気になる情景が目に入ります。水深はそこそこ、流量はほどほど、水質はまあまあ、季節にもよるけどSUPで下れるかな~。



『草木湖で 春の装い 楽しんで』
それでは、お花見カヤックができそうな次の湖を探しつつ、今日はこれまで!!

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