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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)

   

8月19日(金)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
19日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:25℃くらい 貯水率:88.0% 貯水位:約846.1m

私が出かけることが多い矢木沢ダムでは夏場は貯水位が下がることが多いですが、今年は7月の中旬に一時期下がったことはありますが概ね満水に近い貯水位を維持しています。今年は奈良沢方面の湖面を漕いでいなかったため機会があれば行きたいなぁと思っていました。標高約850mの矢木沢ダムですが7月、8月は真夏日になることもあり暑い中でのパドリングはちょっとつらそうです。そんな折、8月19日は秋晴れのような天気で最高気温はそれほど上がらず雷も発生しない予報でしたので奥利根湖に出かけてみました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


ここ一週間で3mほど貯水位が下がってしまい湖岸の地肌が目立ちましたが、青空のもと奥利根の景色を楽しんできましたニコニコ


矢木沢ダムに到着後、駐車場の片隅で艇を組み立てます。朝は雲が多く涼しかったため汗をかくことなく組み立てられました。進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。この日は満水位より4mほど水位が下がっていましたので出艇場所が広くなっていました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。小白沢方面の景色を眺めつつY字の分岐へ向かいます。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


Y字の分岐に到達です。おおよそ3ヶ月ぶりの奥利根の景色を感慨深く見渡します。この頃は雲が多めでした。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奥利根湖の概略図、この日は奈良沢方面を漕ぎますのでY字の分岐を左へ進みます。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢方面の山々を眺めながら湖を横断して幽の沢、悪沢へと続く入り江に入ります。風はなく湖面は穏やかでしたので軽やかなパドリングで進みます。この頃は日差しが少なかったため涼しく快適な湖上ですニコッ

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


悪沢に到着、ゴルジュに入ります。貯水位が下がっている分、岩壁が高く見えました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奥へ進み石や流木の堆積状況、荒廃の様子を見て悪沢を後にしました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


幽の沢にも寄ってみましたが奥には行けず手前で行き止まりになりました。澄んだ水を見ながら戻ります。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


悪沢の前を通過します。岩肌は木々の緑で被われていますので入り口はちょっとわかりづらくなっていました。この頃になると青空が広がってきましたので気分も晴れやかになってきました。奥利根の景色を一層楽しめそう。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


秋晴れといっても日差しがあれば暑くなりそうです。熱中症、日焼け対策として先日八ッ場あがつま湖で使用した笠帽子を持ってきました。かぶっていないときはクーラーボックスの日よけとして役立ちました。幽の沢、悪沢へと続く入り江から展けた湖面へ戻る際に巻機山に近い山肌に雪が残っているのが見えました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢へ向かって進みます。この季節に奥利根湖でカヤックに乗るのは久しぶりです。残雪や新緑、紅葉といった絶景はありませんが奥利根湖でのパドリングは何となくワクワクします。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いから西に位置する山々を望みます。左は山肌が荒々しい刃物ヶ崎山、右はなだらかな山容が美しい群馬・新潟の県境に位置する柄沢山です。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢が近づいてきました。ここまで約2時間、9kmほどのパドリングです。水位が下がっているため水際には浜辺が広がっていました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢を行けるところまで進んでみました。この時季は水量が少なめですので流れに戻されることなくボトムが水底につく場所まで遡ることができました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢の清い流れに乗って戻ってきました。澄んだ水でのパドリングが心地よいです。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


澄んだ水といったらコレですねテヘッ。カヤックが飛んでいるように見えるかチャレンジしてみました。んー、結果は今一つのようでした・・・。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


日差しが強くなってきましたので日なたは暑いです。河原での昼食はあきらめ奈良沢を後にしました。正面奥には武尊山の山並みがくっきりと見えていました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


右岸に緩傾斜の湖岸が露になっていました。木かげがあり艇を寄せやすそうな水辺でしたのでここを昼食場所としました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


水辺の木かげは涼しくて快適です。奈良沢周辺の山々を眺めながらしばらく寛いでいました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いに戻り、コツナギ沢、白ビ沢へと続く入り江に入ります。満水位からは4mほど水位が下がっていますので湖上に木かげはほとんどありません。枝が大きく張り出している場所は少しだけ木かげができていました。こういった場所を見つけては一息入れます。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


コツナギ沢と白ビ沢との出合いに到達です。正面奥に見える柄沢山の山肌を被う緑がきれいでした。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


予定していた場所をすべて巡りましたので戻ります。奈良沢方面の山々を見渡しながら出合いを後にし、Y字の分岐へ向かいます。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


雲はほとんどなくなり強い日差しのもとでのパドリングです汗。笠帽子をかぶりますがそれでも暑いのでチェア用パラソルを差しました。チェア用パラソルは風がない湖上ではアルフェックに最も適した日よけだと感じています。鳥が水面に浮いているように見えたため近づいてみると流木でした。奥利根湖ではときどき興味深い流木を目にすることがあります。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


ときどき振り返りながら奈良沢方面の山々を眺めます。春から初夏にかけて見られるリトルカナダと称される残雪の景色が見事ですが、雪のない景色もまた見応えがあります。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


突然山間に大きな音が響きますビックリ。航空機が低空飛行をしながら近づいてきました。慌ててシャッターを切ります。5月に八ッ場あがつま湖で見た航空機と同型のようでした。自衛隊の航空機かなと思いましたが主翼にUSAFの文字が見えました。後で調べたところアメリカ空軍のC-130輸送機のようでした。横田基地から演習のために飛んできたのかな。静寂な湖上に突如として轟音が響き渡りますのでちょっと驚きました。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


Y字の分岐に差し掛かると本川方面の山々が目に入ります。右は赤倉岳、左は平ヶ岳です。機会があったらまた本川方面にも出かけてみようかな。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


ダム湖では貯水位が下がるとカヌー・カヤックは湖の最奥まで到達できなくなります。以前、奥利根湖の貯水位と漕げる範囲について概略図を描いてみました。この日と同じ貯水位だと本川方面では最奥の手前400mくらいまでは漕ぐことができそうです。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


Y字の分岐から奈良沢方面の山々を見渡します。ちょっと暑かったですが、青空のもと奥利根の景色を満喫しましたニコッ

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


出艇場所に戻ってきました。この日は十数艘のボートが出発していきましたが戻りはまだのようです。のんびりと片づけを済ませ駐車場に移動します。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


駐車場の片隅で艇を分解、乾燥させていると突然山間に大きな音が響きます。ヘリコプターが着陸しそうに近づいてきました。何かあったのかなと見ていると着陸せずにそのまま戻っていきました。こちらも演習のようでした。青空が広がっていたので飛行の演習には打ってつけの日和だったようです。そういえば奈良俣ダムや藤原ダムにはヘリポートがありますが矢木沢ダムにはなかったような、もしものときはアーチダムの脇の広くなっている場所に着陸するのかな。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


貯水位を表示する量水標を確認して矢木沢ダムを後にしました。この日の水面は846.1m付近にありました。ダムの周辺ではトンボをたくさん見かけました。奥利根では秋の訪れが近いのかも!?

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約17km、漕いだ時間は約4時間でした。奈良沢方面を漕ぐときはだいたいこんな感じです。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~幽の沢~奈良沢(昼食)~コツナギ沢、白ビ沢~Y字分岐~着艇でした。奈良沢方面を漕ぐときのお決まりのルートです。




今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。途中から日差しが強かったですが風はほとんどなく穏やかな湖面でしたので疲労はわずかで済みました。いい日和のもと奥利根湖でのパドリングを満喫しました。気がちょっと早いですが奥利根湖での紅葉カヤックが今から楽しみです♪今秋はどんな景色が見られるかな。貯水位があまり下がらなければいいな。



余談ですが~

赤城大沼の湖畔にある赤城公園キャンプ場(群馬県前橋市)が7月16日から利用できるようになりました。以前は先着予約でしたが現在は抽選予約に変更になりました。抽選に申し込んだところ、これまでに2回当選することができました。平野部では猛暑日、熱帯夜となっていましたが赤城大沼の湖畔は涼しくて快適でした。備忘録としてサイトの様子などを写してきました。

昨シーズンまでにBサイト、Cサイト、Fサイトを利用しています。今シーズンは利用したことがないAサイト、Eサイトに申し込んでみました。

【Aサイト】

Aサイトの全景、ソロキャンプ向けのサイトなので小ぢんまりとしている。サイトマップでの面積は約30平方メートル。Aサイトの右隣がBサイト、その奥がCサイト。Aサイトの左隣が専用の駐車場でありほぼオートキャンプサイトであった。可搬型自立式ハンモックを展開するのに都合のよいサイトであった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


Bサイト、Cサイトへの通路から見た様子、奥は平坦だが手前は緩く傾斜している。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


サイトからは道路越しに赤城大沼が望める。サイト前の道路は洗い場、トイレへの通路となっているため多くの人が行き交う。人目が気になる人は避けた方が無難なサイト。サイトの前の道路に駐車されてしまうと折角の赤城大沼の眺望が台無しにガーン

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


大沼の方から風が吹きやすいためたき火をする際には風防があると便利。利用した日は湖面を照らす月明りがきれいであった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


サイトのほぼ中央にペグを打ち、メジャーで16方位のサイトの端までの距離を計測しておおよその長さを調べた。計測した距離を図に落とし16角形を作図する。この図がサイトのおおよその形。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


サイトのおおよその広さがわかるように寸法線を入れてみた。計測の都合上、Bサイトとの境は角が落ちてしまったため点線で補っておいた。実線がサイトの範囲と思われるが通路に面した破線部も利用できそう。ソロで利用するには十分な広さであった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


【Eサイト】

Eサイトの全景、デュオキャンプ向けのサイトなので広々としている。サイトマップでの面積は約45平方メートル。駐車場からは少し距離があり通路は坂道のため荷物の運搬にやや苦労する。Dサイトが隣接するが少し離れていて一段低くなっているためあまり気にならなかった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


サイトからはAサイト、Bサイト越しに赤城大沼が望める。Aサイト、Bサイトは一段下がっているため眺望の支障になることはない。サイトは大きな樹木に囲まれておりサイトの多くが木かげとなるため暑い日は快適。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


道路から見上げたEサイト。クマザサが目隠しとなり道路からはほとんど見えない。Eサイトの上方にFサイトが位置しているがこちらも気になることはなかった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


Aサイトと同様にメジャーで16方位のサイトの端までの距離を計測しておおよその長さを調べた。計測した距離を図に落とし16角形を作図する。この図がサイトのおおよその形。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


サイトのおおよその広さがわかるように寸法線を入れてみた。ソロで利用するには余裕をもって設営ができる広さであった。

残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


赤城公園キャンプ場でこれまで5つのサイトを利用してみた。そのなかで今シーズン利用したAサイト、Eサイトがお気に入りのサイトになった。人目はあるが利便性のよいAサイト、やや不便ではあるが周りを気にせず過ごせるEサイト、今後はこの2つのサイトを中心とした予約の申し込みになりそう。

サイトの概略図は次回利用する際のレイアウトの参考になればと思い描いている。以前利用したBサイト、Cサイト、Fサイトについても同様の概略図を描いていたので載せてみた。

【Bサイト】
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【Cサイト】
残暑の奥利根湖(奈良沢方面)


【Fサイト】
残暑の奥利根湖(奈良沢方面)





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