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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

新緑のならまた湖

   

5月15日(土)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
15日のならまた湖 天候:くもり 気温:17℃くらい 貯水率:99.7% 貯水位:約887.9m

4月20日に矢木沢ダム、奈良俣ダムを管理する水資源機構沼田総合管理所から冬期閉鎖の一般開放のお知らせがありました。今年は両ダムともに4月27日(火)に開放され、奥利根湖、ならまた湖での湖面利用ができるようになりました。GWに出かけてみようと思っていましたが木々の緑を楽しむにはちょっと早そうでしたので出かけず仕舞いでした。

水資源機構沼田総合管理所のホームページで掲載されるダム画像をチェックしていると5月10日に撮影された写真では木々の緑が濃くなり新緑が楽しめそうな様子でした。その週末、早速、奥利根に出かけてみました。この日は奥利根湖へ行こうと思っていましたが、矢木沢ダム、奈良俣ダムへ分岐する三叉路で悩みます。矢木沢ダムがある方向は雲で覆われ小沢岳の山容は見えません。ということはリトルカナダの景色は見られなそう。午後からは風が強くなる予報です。景色はあまり楽しめず修行になりそうな感じ・・・、行先はならまた湖になりました。

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どんよりとした空模様でしたが、ほぼ満水のならまた湖で新緑、残雪の景色を楽しみましたニコッ。途中からは風が強くなり予定していたルートを巡ることはできませんでした。


出艇場所はいつものオートキャンパーズエリアならまたの湖畔です。駐車場の脇の広場で艇を組み立てます。キャンプ場の管理棟で駐車料金を支払い入湖届を提出し、準備を整え出艇しまーす。ほぼ満水ですので駐車場に近い階段からの出艇です。ウォーターワールドを進みウィンディストレートへ向かいます。エスケープの入り江の斜面には雪が残っているのが見えました。

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ならまた湖の概略図、この日はおおむね右岸に沿いつつ沢を巡りながら本流の楢俣川へ向かいます。

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ウィンディストレートからリトルカナダへ向かいます。ビートルズの付近から尾瀬の峰々を望んでみましたが雲の中で見えません。

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リトルカナダの入り江に入ってすぐ左に位置するちょっとした入り江、谷間にはたくさんの残雪がありました。冬期閉鎖の開放が早かったため雪解けも早いのかなと思っていましたが、思いのほか雪が残っていました。

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リトルカナダの突き当りから見るジャイアントロックと幽倉沢、きれいな新緑で被われるはずですがちょっと早かったようです。低木類は芽吹きから若葉といったところでした。

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サンドビーチがある斜面ではブナの新緑がきれいでした。ブナやミズナラなどの高木は、カエデやミヤマナラなどの低木より早めに新緑を楽しめます。

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板目沢は雪で覆われていました。雪の近くまでボイジャーで突っ込んでみました。冷たい空気が漂います。

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リトルカナダからウィンディストレートへ戻ります。湖面の所々で流木が浮いていました。水面に見えない流木があり何度かボトムを擦ってしまいました汗。サンシャインヴィレッジに入り笠ヶ岳を望むとうっすらと山容が見えるように。山肌の所々で雪が残っていました。峰々が雲で覆われた様子はちょっと神々しかったです。

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湖岸に沿って新緑の景色を楽しみながらのんびりとしたパドリングで進みます。時折、陽光に照らされた新緑が眩しかったですキラキラ

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サンシャインヴィレッジから至仏の間に入ります。湖岸ではシャクナゲ、ムラサキヤシオツツジ、オオカメノキの花が咲いていました。写真にはありませんがタムシバ、イワウチワなどの花も見ることができました。この時季は残雪、新緑、野花などたくさんの見所がありワクワクします。

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小石の入り江に入ります。これまで見た残雪の様子から小石沢の雪の残り具合が気になります。

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小石沢に近づくと谷間を埋める残雪が目に入りました。今冬は降雪が多かったようでたくさんの雪が残っています。ひんやりとした空気が心地よいです。

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小石から大石の入り江に向かいます。至仏の間からは尾瀬の名峰の至仏山を望むことができます。低い雲が晴れうっすらと至仏山が見えてきました。山肌には所々で残雪が見られます。尾瀬もそこそこの雪が残っているのかな。

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大石の入り江に入ります。この入り江は奥行きがあり狭窄な谷間を進むパドリングが楽しいです。

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ブナの新緑を眺めながら、鳥のさえずりやキツツキのドラミングに耳を澄ませながら入り江を奥へと進みます。ここはならまた湖でお気に入りの場所です。

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大石沢が近づいてくると気温が下がっていくのがわかります。沢にはたくさんの雪が残っていました。雪の厚みが2m以上の場所もビックリ

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雪の近くまでボイジャーで突っ込んでみました。雪と水のすき間から冷たい空気が流れてきます。肌寒いくらいです。ブナの新緑、切り立った岩肌を眺めながら大石の入り江を後にします。

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大石の入り江から至仏の間に出てくると湖面の状況が一変していました。先ほどまではほどよい気温、穏やかな湖面でしたが、波がでてきて冷たい風が湖上を吹き抜けますタラ~。大石の対岸のフィッシュアイランドに艇を寄せパドリングジャケットを身に着けます。休憩しつつこれからのルートを検討します。午後からは風が強くなる予報・・・、本流へは行かずに出艇場所に戻ることにしました。デッキに水を被りながら至仏の間を進みます。

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最短ルートでサンシャインヴィレッジへ戻ります。オクトパスがある岬の風裏となる場所で一息入れます。ふぅ~。デッキに水を被りながらウィンディストレートを進みます。向かい風でしたので進むのは遅いですがパドリングはしやすかったです。

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まったり岬を過ぎると湖面は少し落ち着きます。まったり岬、地名の由来を見てなるほどなと思いました。カラマツの新緑を眺めながら出艇場所に到着です。階段の上が駐車場ですので満水時は艇の運搬が容易です。

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漕ぎメーター。漕いだ距離は11km弱、漕いだ時間は2時間30分ほどでした。ファイナルファンタジーや笠の間へは行かなかったためいつもより短めの距離になりました。

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漕ぎマップ。出艇場所からおおむね右岸に沿って幽倉沢、板目沢、小石沢、大石沢を巡りました。フィッシュアイランドからは最短ルートで戻ってきました。




今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。あまり長い距離を漕いでいませんが向かい風でのパドリングで少し疲労しました。雲が多い空模様でしたが、残雪、新緑、野花を楽しむことができましたニコニコ。残雪が見られるうちに奥利根湖にも行ってみよっと。

駐車場を後にして奈良俣ダムの堤体に寄ってみました。この日の貯水位は約887.9m、満水位は888.0mですので越流にはわずかに水位が足りませんでした。

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奈良俣ダムの周辺は木々の緑がだいぶ濃くなっていました。新緑のなかでの放流の景色を楽しみにしていましたが、水の流れがない放水路を眺めて奈良俣ダムを後にしました。

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帰り道、木の根沢の清流がきれいでしたので沢沿いに何度か停車して眺めていました。木の根沢と並行している県道水上片品線(奥利根ゆけむり街道)、機会があったら新緑の中を沢や滝を眺めながら自転車で下ってみようと思います。

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