ナチュログ管理画面 カヌー カヌー 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

青葉の八ッ場あがつま湖

   

5月23日(日)に八ッ場あがつま湖(群馬県吾妻郡長野原町)で漕いできました。
八ッ場あがつま湖は、吾妻川に位置する八ッ場ダムのダム湖です。
23日の八ッ場あがつま湖 天候:くもり後晴れ 気温:20℃くらい 貯水率:95.6% 貯水位:約581.6m

この週末は奥利根湖に出かけようと思っていましたが雲が多そうな予報でした。リトルカナダの景色は青空のもとで見てみたいので以前から気になっていたあの湖へ行ってみることにしました。今回訪れたのは八ッ場あがつま湖です。言わずと知れた群馬県長野原町に位置する八ッ場ダムの貯水池です。自分のブログを読み返してみると平成28年11月にはこの湖で漕いでみたいとの記述が残っていました。あれから4年と半年、ようやくかなえることができました。
八ッ場あがつま湖では水面の利用に際してのルールがあり、カヌー・カヤック、SUPを持ち込むにあたってのルールが決められています。その中で安全確保のため2艇以上での利用がルールとなっています。残念ながら1人での湖面利用はできません。。そこで今回はツアーに参加して漕いできました。川原湯温泉駅キャンプ場で予約、受付をしているツアーを利用しました。この日申し込みをしたのは「上流ロングツアー」です。シーカヤックで上流の行ける所まで漕ぐという私には打ってつけのツアーでした。

青葉の八ッ場あがつま湖


天気にも恵まれ八ッ場あがつま湖での初パドリングを楽しんできましたニコニコ


ツアーの受付は午後からです。早めに八ッ場ダムに到着しましたので気になる場所に寄ってみました。まずはダム堤体へ向かいます。ダム天端からダム下流を見下ろします。

青葉の八ッ場あがつま湖


ダム天端からダム下流までをつなぐ多目的エレベーターが4月29日から利用できるようになりました。ダム堤体を下から眺めたいと思っていました。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


次に不動大橋へ移動して不動の滝を眺めます。水量が多くなかなかの迫力です。新緑に包まれた3段からなる落差90mの滝は見応えがありました。

青葉の八ッ場あがつま湖


不動大橋から望む八ッ場林ふるさと公園の船着き場。今秋から運航される観光船が係留されていました。5月21日に進水式が行われたそうです。水陸両用バスは4月~11月、観光船は11月~5月の期間に運航されるようです。そうそう、ツアー中に教えていただいたのですが右に見えるフリーフォールすべり台が楽しいようです。

青葉の八ッ場あがつま湖


受付がある川原湯温泉駅キャンプ場へ向かいます。時間になるまでキャンプ場に隣接する「川原湯温泉遊びの基地NOA」で過ごします。施設には観光案内所や日帰り温泉、カフェが入っています。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


観光案内所の近くに八ッ場周辺観光マップが掲示されていました。八ッ場あがつま湖に架かる橋や周辺の施設が詳しく載っていました。

青葉の八ッ場あがつま湖


NOAの展望デッキからキャンプ場を眺めてみました。左側がテントサイト、右側がバーベキューエリアです。

青葉の八ッ場あがつま湖


キャンプ場に移動して準備を整えます。キャンプ場からは水面への進入路が見えました。ツアーで使用するシーカヤックが水辺に準備されていました。

青葉の八ッ場あがつま湖


受付を済ませガイドさんと出艇場所に移動します。初めてのシーカヤックにドキドキしながら乗り込みました。幅が広く安定性のよいカヤックでしたので一安心ですニコッ。不動大橋をくぐり不動の滝へ向かいます。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


不動の滝は不動大橋のすぐ脇にあります。水面から見上げる滝の景色を楽しみにしていました。

青葉の八ッ場あがつま湖


水面の近くは飛沫に包まれ風が舞っています。水面からは3段のうち下段の滝しか見ることができませんがなかなかの迫力です。黒い岩壁と白い水のコントラストがきれいでした。

青葉の八ッ場あがつま湖


不動の滝を後にして上流方面へ向かいます。左岸には八ッ場林ふるさと公園が見えました。観光船、フリーフォールすべり台を見ながら進みます。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


右岸は木々の緑で被われた山々が連なります。湖面の標高は約580m、稜線の標高は900~980mですので標高差はおおよそ300~400mです。所々に岩が露出しており風情のある景色を楽しめます。

青葉の八ッ場あがつま湖


左前方に丸岩が見えてきました。独特の形状をした岩でしたので湖上からの景色を楽しみにしていました。こちらから見る丸岩は懸崖で囲まれまさに天然の要害といった感じです。崖の高さは100mほどあるようです。周辺は自然が多く雄大な景色が広がります。

青葉の八ッ場あがつま湖


八ッ場あがつま湖にはいくつもの橋が架かっています。ダムに近い八ッ場大橋、先ほどくぐった不動大橋、そしてこちらが下流側から3番目に位置する丸岩大橋です。中央の2つの橋脚がY字形になっているのが特徴です。

青葉の八ッ場あがつま湖


Y字形の橋脚は貯水位が高いとV字となる箇所まで水面が上がります。V字の狭窄箇所をカヤックで通過するのが醍醐味です。貯水位がもう少し下がると通ることはできません。橋脚に表示されている標高586mはダム天端の高さです。

青葉の八ッ場あがつま湖


丸岩大橋からしばらく進むとJR吾妻線の第三吾妻川橋りょうが見えてきました。これまでの橋は道路橋ですがこの橋は鉄道橋です。アーチリブはCFT構造、アーチ基部はRC構造の複合構造になっています。スレンダーな部材によりすっきりとしたデザインの橋りょうです。奥に見えているのは道路橋の長野原めがね橋です。湖上からいろいろな橋を見ることができて楽しいです。

青葉の八ッ場あがつま湖


午前中は雲が多い空模様でしたが午後になり青空がのぞくようになりました。強い日差しのもと晴れやかな気分でのパドリングです。陽光のもとで景色も一層映えていました。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


長野原めがね橋を過ぎると両岸は護岸工で整備され河川のような景色に変わってきました。景色がいろいろと変化するので漕いでいて飽きることはありません。右前方にJR吾妻線の長野原草津口駅が見えてきました。川原湯温泉駅付近からの出艇ですので一駅分漕いできました。ここまで5kmくらいかな。

青葉の八ッ場あがつま湖


長野原草津口駅から少し進むと先が二股に分かれていました。左が本川の吾妻川で右は支川の白砂川です。左の吾妻川へ進みます。そうそう、水面の利用のルールに釣りの利用は認めないとありました。魚がいるかはわかりませんが釣りをされる方がいないため湖岸に近い場所も気兼ねなく漕ぐことができます。

青葉の八ッ場あがつま湖


出合いから先は湖というよりは流れのない河川を漕いでいる感じです。洪水期に貯水位を下げているときは河川化しているのかな。所々で人工物が目に入りますが木々の緑が近く気持ちよいパドリングで進みます。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


出艇場所からは6kmほどかな、この日カヤックで漕げる最上流部に到達です。この日の貯水位は約581.6m、満水位は583mですので満水時はもう少し先まで行けそうです。この上流には長野原取水堰がありそこまでが湖面利用できる範囲になっています。満水時には堰まで行けるのかな。

青葉の八ッ場あがつま湖


休憩をはさんで戻ります。ガイドさんから温かいコーヒーとクッキーをいただきました。疲れた身体がよろこびます。長野原草津口駅の横を通過しているとちょうどホームに電車が入ってきました。私がよく出かける湖では湖上から電車を見ることはないためこの光景は目新しかったです。

青葉の八ッ場あがつま湖


長野原めがね橋、第三吾妻川橋りょうの三つのアーチを眺めます。湖が大きくカーブしていますので長野原めがね橋を二度くぐります。前出の八ッ場周辺観光マップを見ると八ッ場あがつま湖の形状がわかりやすそう。

青葉の八ッ場あがつま湖


カーブの右岸は岩肌が露出し青葉が茂り風情ある景色が広がります。湖岸には広葉樹が多く分布していますので紅葉の景色は見応えがありそう。

青葉の八ッ場あがつま湖


第三吾妻川橋りょうをくぐった先でガイドさんが電車の時刻表を調べてくれました。まもなく特急草津が長野原草津口駅を発車するとのことで通過するのを待ちます。丸岩を背景にいい絵が撮れました。いろいろとお気遣いありがとうございます。

青葉の八ッ場あがつま湖


丸岩を北側から望みます。不動大橋からは懸崖で囲まれているように見えますが、こちら側から見ると丸岩の西側は急な斜面であることがわかります。戦国時代、岩の上に山城があったということに驚きですビックリ。そうそう、NOAを見学していて丸岩城の御城印があることを知りました。御城印は八ッ場湖(みず)の駅「丸岩」で販売されているそうです。八ッ場ダムの御城印?もあるそうです。

青葉の八ッ場あがつま湖


丸岩大橋を上流側からくぐります。木々の緑を背景にコンクリートの白い橋体が引き立ちます。丸岩大橋は下流側から見るより上流側から見る方が景観的に優れているような気がします。

青葉の八ッ場あがつま湖


またまたV字の狭窄箇所を通過します。川など流れのある場所では橋脚に近づくことは危険です。静水の湖ならではの楽しみです。

青葉の八ッ場あがつま湖


丸岩大橋を通過すると湖の駅「丸岩」で水陸両用バスがちょうど湖に入るところでした。カウントダウン後のスプラッシュインはなかなか迫力がありました。いいタイミングで見ることができました。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


右岸の雄大な山々を背景に進む水陸両用バス、水上での最高速度は5ノット(約9km/h)ですのでそこそこの速さで進みます。私のパドリングではどんどんと距離が空いていきます。

青葉の八ッ場あがつま湖


そこそこの距離を漕ぎましたので少し疲れました。ときどき木々の緑を眺めながら漕ぐ手を休めます。不動大橋の近くまで戻ってきました。背後の左岸の山々の景色もまた雄大です。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


不動大橋を眺めながら右岸から左岸へルートを移します。水面から見上げる橋体はなかなか優美で青空に映えていました。斜張橋とトラス橋が合体したような橋りょうです。正式には「鋼・コンクリート複合トラス・エクストラドーズド橋」という長い名称の構造形式です。

青葉の八ッ場あがつま湖


以前カヌーツアーのパンフレットや写真を見ていて気になっていた景色がありました。ツアーの時間は終わりに近かったですがガイドさんに案内をしていただけました。お付き合いいただきありがとうございます。私が見たかった景色は久森沢橋をくぐった先にありました。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


陰になってしまったためちょっと暗いですが何とも興味深い入り江です。日が当たる午前中に訪れるのがよさそうです。水没林の迷路を進みます。途中からは私が先頭でのパドリングです。お心遣いありがとうございます。まさに森の中をパドリングしている感じです。奥まった場所ですので水面は鏡のようになり水没林がきれいに映っていました。

青葉の八ッ場あがつま湖


上空は木々の青葉でうっ閉しています。ここがダム湖であることを忘れてしまいそうな空間です。暑い日は涼むのによさそうですが、夏場は貯水位が下がってしまうため残念ながらこの場所にくることはできないようです。

青葉の八ッ場あがつま湖


久森沢川を漕げるところまで入ってみました。手すりが見えたので遊歩道があるのかな。紅葉の季節、貯水位が高かったら訪れてみたい場所です。何とも感慨深い入り江でした。ダム湖では水没する木々を伐採し斜面は整形することが多いですがこの場所は手つかずのままのようです。出艇場所からも近く、身近に自然を感じることができるためカヌー・カヤック、SUPで訪れるのにいい場所です。

青葉の八ッ場あがつま湖青葉の八ッ場あがつま湖


久森沢川を後にして右手に不動大橋を眺めながら出艇場所に戻ります。不動大橋の奥に不動の滝があります。対岸からは3段のうち上段の滝が見えました。

青葉の八ッ場あがつま湖


湖の中ほどから左岸を眺めます。傾きかけた陽光で水面がキラキラと輝いていました。シーカヤックに乗っての感想ですが、安定性が高いカヤックでしたので安心してパドリングをすることができました。転覆しそうな場面は一切なかったです。ボイジャーに比べ周りの景色が流れていくのが少し早かったような気がします。

青葉の八ッ場あがつま湖


出艇場所に到着です。14~15kmくらい漕いだのかな、そこそこ長い距離、いつもと異なるパドルでしたので腕がだいぶ疲労しました。でも心地よい疲れです。ガイドさんお世話になりました。いろいろと教えていただきありがたかったです。

青葉の八ッ場あがつま湖


駐車場で着替えを済ませキャンプ場を後にしました。NOAにある日帰り温泉「笹湯」に入ってから帰ろうと思いましたが、営業時間が18時まででしたのでのんびりとお湯に浸ることができないため入らず仕舞いでした。次回訪れたときはぜひ利用してみようと思います。

初めての八ッ場あがつま湖、ツアーを利用してのパドリングでしたが楽しむことができました。自分で探索しながら見所を見つけるのも楽しいですが、その場所に精通しているガイドさんがいっしょだと自分では気がつかない見所などを教えていただけるので一層楽しむことができます。今回のツアーではいい体験をさせていただきましたニコニコ

この日は不動大橋から上流方面を漕ぎました。不動大橋から八ッ場大橋、網場までの下流方面、支川の白砂川方面や支流が流入する入り江などまだ漕いでいない場所が多くあります。機会があったら漕いでみたいな。

今回は初夏の八ッ場あがつま湖の景色を楽しみました。紅葉の季節も見応えのある景色が楽しめるそうなので訪れてみたいな。また、一年を通じて湖面利用ができるそうで厳冬期には凍った不動の滝を水面から見られるとのことでこちらも興味深いです。八ッ場あがつま湖は四季を通していろいろな景色を楽しめそうです。

そうそう、5月21日に八ッ場ダムを管理する利根川ダム統合管理事務所から以下のお知らせがありました。

八ッ場ダムは、5月22日より洪水期(7月~10月初旬)に向けた準備として現在の貯水位を洪水期制限水位(洪水貯留準備水位)に向けて徐々に低下を開始いたします。

八ッ場ダムの洪水期制限水位は555.2mです。満水位が583.0mですので洪水期は満水時に比べ水位が28mほど下がります。カヌー・カヤック、SUPを持ち込む場合、運搬距離が長くなるため洪水期の湖面利用はちょっと大変かもしれません。また、木々は水面から高い位置になりますので湖上に木かげはできないため暑い日は熱中症に留意するのがよさそうです。11月の紅葉の頃には貯水位が高くなるといいな♪



このブログの人気記事
春陽の赤谷湖
春陽の赤谷湖

初夏の奥利根湖(本川方面)
初夏の奥利根湖(本川方面)

若葉の藤原湖
若葉の藤原湖

新緑の四万湖・奥四万湖&NAPiキャンプ
新緑の四万湖・奥四万湖&NAPiキャンプ

新緑のならまた湖
新緑のならまた湖