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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

向暑の赤城大沼

   

6月26日(日)に赤城大沼(群馬県前橋市)で漕いできました。
26日の赤城大沼 天候:くもり時々晴れ 気温:24℃くらい

赤城大沼湖畔にある赤城公園キャンプ場ですが今シーズンは水道設備に不具合があったとのことで開場が延期されていました。7月16日から利用が再開されるとのことで、6月15日から予約受付が始まりました。以前は先着予約でしたが現在は抽選予約に変更になりました。予約が取れるかは運しだいかな。キャンプ場の情報を閲覧していると「赤城大沼へのカヌー、カヤックの持ち込みに関するご案内」のリンクが気になったため見てみることに。以前赤城大沼でカヤックを漕いだことがありますが条件がちょっときびしくその後の利用をためらっていました。利用ルールを確認してみると一部が変更され、条件が緩和されていました。気になっていた点が改良されていましたのでまた漕いでみたくなり再び訪れてみました。

向暑の赤城大沼


ルールの変更後は湖岸に近い木かげをパドリングできるようになり避暑に訪れたくなる湖になりましたニコニコ


6月6日に梅雨入りしましたがこの週末は晴れて気温が高くなりそうでした。平野部では35℃を超える猛暑日の予報がでていました。強い日差し、高い気温のもとでのパドリングはちょっとつらいです。そんなときは早朝の涼しい時間帯か標高が高い湖でのパドリングが快適です。標高1270mの中禅寺湖に行こうか迷いましたが赤城公園キャンプ場の様子を見たかったため標高1350mの赤城大沼に出かけてみました。

赤城大沼でカヌー、カヤックで湖面利用をする場合、前日までに貸しボート事業者に予約が必要です。詳しくはこちら。事前に前回と同じく青木別館に予約を入れておきました。湖面利用ができる時間は午前9時から午後3時まで、9時には出艇できるように早めに湖畔に到着し艇を組み立てます。9時ちょっと前に青木別館で受付を済ませます。利用に際しての協力金1,000円を支払い、利用識別旗をボイジャーに取り付け準備を整え出艇しまーす。少し進んで馬の背辺りから出艇場所を見渡します。西の空はどんよりとした雲が広がっていましたが、東の空は青空がのぞいていました。私が出艇していく様子を青木別館の管理員さんがツイートしてくれました。ありがとうございます。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


出艇場所から湖の中ほどに進みます。あやしい空模様ですが日差しがないため涼しくて快適な湖上です。このとき平野部の気温は30℃くらいまで上がっていましたが赤城大沼の周辺は22℃くらいでした。

向暑の赤城大沼


赤城大沼の概略図、湖岸に沿って反時計回りで湖を周回します。

向暑の赤城大沼


そうそう、前回私が訪れたときと湖面利用のルールの大きな変更点はうろ覚えですが以下のような感じかな。

利用期間 利用できる期間が9月30日から10月31日に延長されました。
利用時間 利用できる時間が10時から9時に早まりました。
利用区域 岸から50m以内に近づくことは禁止でしたが釣り人に注意しての航行が可能になりました。
着岸場所 以前は赤城神社北側(島裏)の砂地だけでしたが赤城少年自然の家東側の砂地にも上陸できるようになりました。

利用期間と利用時間は昨シーズンから変更になっていたようです。

湖岸に近づくことができるようになりましたので赤城神社の社殿を近くから眺めます。赤城神社北側の上陸スポットの浜辺を通過し湖岸に沿って大石へ向かいます。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


湖岸で釣りをされている方がいないことを確認しながら進みます。車やバイクの音がときどき響くことがありますが湖上は概ね静寂です。

向暑の赤城大沼


鳥の鳴き声を聞きながら大石から五輪へと進みます。湖岸ではミズナラやカエデ、クマザサを多く見かけます。落葉広葉樹が多く分布しており秋には美しい紅葉が見られそう。赤城大沼の周辺の紅葉は10月中旬から下旬が見頃になりそうです。湖面利用できる期間が10月末までになったので紅葉カヤックが楽しめそう、今秋は訪れてみようかな♪

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


キャンプ場前にやってきました。湖畔には「テント設営、バーベキュー等火気の使用はご遠慮ください」とのお知らせが掲示されていました。

向暑の赤城大沼


キャンプ場の駐車場はバリケードが設置され使用できないようになっています。利用の再開は7月16日から、今夏は暑くなりそうなので避暑キャンプに訪れる方が多いのかな。7月の抽選予約はすでに終了しています。8月の抽選予約は7月1日から15日まで、倍率が高そうですがお盆の期間に当選するといいな。詳しくはこちら

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キャンプ場前から沼尻、水門へと進みます。湖岸では釣りをされている方がいましたので湖の中央に寄りつつ進みます。水門から漕いできた方向を眺めます。こちら側は風の影響が少ないのかな、穏やかな湖面に周囲の山々が映ります。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


本館前辺りから黒檜山(標高1828m)を眺めます。山肌は木々の緑で被われていました。

向暑の赤城大沼


本館前から学園前にかけては釣りをされている方々がいましたので湖の中央寄りを進みます。こちらの湖岸ではミズナラのほかダケカンバを多く見かけます。赤城少年自然の家が見えてきました。湖岸にはカッターボートが係留されています。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


この先に新たな上陸スポットがあるはずです。見逃さないように注意深く進むと小さな浜辺が目に入りました。地図で確認するとこの場所で間違いなさそうです。

向暑の赤城大沼


浜辺に艇を寄せ休憩です。湖畔には大沼周遊歩道が通っています。休憩中に数人のハイカーから声をかけていただきました。みなさんフォールディングカヤックに興味があったようです。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


しばらく休憩していると雲が晴れ青空が広がってきました。赤城神社、緑の山肌が美しい黒檜山を背景に。ここの上陸スポットは景色がよく木かげで涼しく快適に寛ぐことができましたニコニコ。記事に載せてしまいましたが人には教えたくない場所でしたw

向暑の赤城大沼


赤城大沼では遊覧のモーターボートがときどき航行しています。湖上にはボートの航路があるため接近しないように留意が必要です。大きな音が聞こえたら湖岸に艇を寄せるのがよいですが釣りをされている方にも留意が必要です。

向暑の赤城大沼


以前から利用できた赤城神社北側の上陸スポットを撮るのを忘れていました。湖を横断して対岸に向かいます。横断といっても500mほどの距離ですので5分ほどで到着です。青空に木々の緑が映えていました。こちらの浜辺は近くに駐車場がありますので木かげで多くの方々が涼んでいました。

向暑の赤城大沼


写真だけ撮影してすぐに対岸へ戻ります。馬の背から出艇場所の周辺を見渡すと避暑で訪れた方々でにぎわってきたようです。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


湖の真ん中あたりから山頂に電波塔が見える地蔵岳(標高1674m)を眺めます。

向暑の赤城大沼


赤城少年自然の家東側の上陸スポットに戻り大清水へと進みます。枝条をくぐりながらパドリングができるようになりうれしかったです。標高1350mの木かげは涼しく快適です。この頃の平野部の気温は約35℃、赤城大沼の周辺は約24℃だったようです。私の体感ですが湖上の木かげは20℃くらいでした。湖面をほぼ一周して出艇場所に到着です。

向暑の赤城大沼向暑の赤城大沼


受付をしたボート乗り場で利用識別旗を返却し艇を片づけます。駐車場を後にして赤城公園キャンプ場の様子を見に行ってみました。キャンプ場の写真を撮影しようと思ったのですが、バリケード内でデイキャンプをされている方々が写ってしまうためやめておきました。避暑に訪れたのだと思いますが相変わらずフリーダムな方々が多かったです。湖畔を後にして次の目的地へ移動します。

赤城山を下り、みなかみ町へ足を延ばし奈良俣ダム30周年記念カードセットの第2弾をもらってきました。

向暑の赤城大沼


カードを確認すると、公式ダムカード、30周年記念カード冬バージョン、30周年記念カード星空バージョン、みなかみ町観光カード温泉バージョンの4枚が入っていました。

向暑の赤城大沼


第1弾のカードセットと合わせ奈良俣ダム30周年記念カードをコンプリートできましたニコッ。第3弾のカードセットも楽しみです。

向暑の赤城大沼




余談ですが~

群馬県では赤城大沼などを含む県立赤城公園の活性化に向けた基本構想案を今年の2月に公表しました。基本構想案は、アウトドアブランド大手「スノーピーク」の子会社「スノーピーク地方創生コンサルティング」の提案を受け県が策定しています。基本構想案では、赤城公園キャンプ場を拡張して通年で利用できオートキャンプが可能な高規格キャンプ場に整備するほか、覚満淵にコテージ、小沼にグランピング施設を建設する計画とのことです。パブリックコメントを経て基本構想が策定されるようですが、これまで通り自然環境の保全を優先するのかあるいはリゾート地としての利用に舵を切るのか今後の動向が気になるところです。キャンプ場は無料とはいいませんが金額的にも高規格になってしまうとちょっと使いづらくなりそう・・・。

これまで赤城大沼におけるカヌー、カヤックでの湖面利用は個人の持ち込み利用に限定されており、事業者によるカヌーツアーの実施は認められていませんでした。今シーズン、赤城大沼ではカヌーやカヤックのツアー実施における課題等を検証するため、試験的にツアーを行う実証事業が行われています。6月1日から10月31日まで、カヌーツアーでも赤城大沼を楽しめるようになりました。

赤城大沼などを含む県立赤城公園の利用方法については大きな転換期を迎えているようです。私有地ではなく県立公園ですので用途に見合った使われ方がされるといいな。

赤城大沼へ出かけた翌日の6月27日に関東甲信地方が梅雨明けしました。梅雨明けは7月中旬頃かなと思っていましたが思いのほか早かったです。これから3か月間暑い日々が続くと思うとちょっとうんざりです。今夏は涼しく過ごせる湖に出かけることが増えそうです。



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