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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

新涼の奥利根湖

   

9月14日(日)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
14日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:20℃くらい 貯水率:90.2% 貯水位:約847.5m

久しぶりに大自然のなかへと出かけてきました。7月6日以来、約二か月ぶりの奥利根湖です。
今年の夏は、週末になると天気が崩れ、山間部では雷や局地的豪雨などのおそれがあり、出かける機会になかなか恵まれませんでした。
カヤックを漕いだのは一週間ぶりでした。先週はプールで漕ぐ機会がありました。50mプールや流れるプールでカヤックを楽しんできましたよニコニコ。湖ではできないトレーニングなども実践できました。流れるプールでは流れに逆らって漕いでみましたが、進むのに苦労しましたw
さて、約二か月ぶりの奥利根湖ですが、この時期としてはめずらしく貯水位が高い状況が続いています。水位が高いと出艇が容易であり、見える地肌が少なくすてきな景色を見ることができそうです。

新涼の奥利根湖


この日は、以前から気になっていた奥利根深水の滝(万年滝)の滝口や水の流れを確認しつつ、初秋の奥利根の景色を楽しんできました。


いつもと同じく駐車場で艇を組み立て、進入路ゲートの横の管理小屋で入湖の手続きをします。管理人の方からはこれからの天気などの情報を教えていただきました。いつもありがとうございます。

新涼の奥利根湖


水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。この日、満水位からは2.5mほど水位が下がっていましたので、出艇場所が広く使え容易に艇を出すことができました。

新涼の奥利根湖


しばらく漕ぎ進みY字の分岐点に到達しました。右側が本川(利根川)方面、左側が奈良沢、コツナギ沢方面です。今回は、奥利根深水の滝(万年滝)を目指しますので、右側の本川(利根川)方面へ進みます。

新涼の奥利根湖


新涼の奥利根湖


分岐を右側に進んでいきます。なめらかな水面を気持ちよーく漕ぎ進みます。
艇を組み立てていると釣りをされる方のボートがたくさん出航していきましたが、湖上で出会うことは少なかったです。ワンドに係留されている方が多かったようです。

新涼の奥利根湖


9月の半ばになりましたが、日差しを浴びると暑いです汗。木かげがある場所では、枝条の下を漕ぎ進みます。前回訪れたときに木々にたくさん付いていた毛虫は、今回見かけることはありませんでした。ホッニコッ

新涼の奥利根湖


急峻な斜面を覆う濃緑な木々を眺めながら、湖の奥地へと進みます。ちょっとした向かい風が心地よいです。

新涼の奥利根湖


水際に近い場所では色づき始めている木々も。今年も見事なもみじ01紅葉もみじ02がみられるかなぁ。漕ぎながら秋色を想像してワクワクしていましたテヘッ

新涼の奥利根湖新涼の奥利根湖


正面に割の萱沢の右岸の斜面が見えてきました。この起伏のある急傾斜面が見えると奥利根深水の滝(万年滝)まではもうすぐです。

新涼の奥利根湖


割の萱沢を通過し左へと転回します。正面に滝がある斜面が見えてきました。岩場を覆う木々の緑が鮮やかです。出艇場所から滝までは、約7.5km、約1時間40分で到着しました。

新涼の奥利根湖


そして~、奥利根深水の滝(万年滝)の正面へ。最近は降雨が少ないため、水量は少なめです。

新涼の奥利根湖


近づいて~、下から眺めます。水量が少ないため、しぶきも少なめです。マイナスイオンも少なめ?

新涼の奥利根湖


滝の水の流れは帰りに対岸から確認することにします。せっかくですので、カヤックで漕ぐことができる利根川の最上流部を目指します。

新涼の奥利根湖


カヤックで漕ぐことができる最上流部に到着です。河原に艇を寄せ、上流をちょこっと散策してみます。清らかな水の流れに和みます。

新涼の奥利根湖


小心者のワタクシ、一人ではあまり奥へは行けません。。頃合いの場所で引き返しますw
地形図によると、この上流には水長沢との分岐、雨量観測所があるようです。いつかは沢歩きをしながら訪れてみたいものです。

新涼の奥利根湖


上流から湖方面を見渡します。流量は少なめかな。利根川の清流が奥利根湖に流れ込みます。雪解け水ではないため、キンキンの冷たさはありません。足をつけると心地よい冷たさです。艇を寄せた河原で休憩、昼食としました。

新涼の奥利根湖


お腹を満たした後は帰途につきます。青空が清々しいです。雷雷、降雨雨の心配はなさそうです。
水面に張り出すモミジの緑がとても眩しかったです。

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時間に余裕がありましたので、小穂口沢へ進入してみます。右岸の巨木が目立ちますビックリ。沢にはたくさんの流木が横たわっていました。

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小穂口沢から対岸の急峻な斜面を望みます。絶壁の岩場が広がります。稜線の標高は約1,200m、水面は約850mですので、標高差は350mほどあるようです。
紅葉の季節、すばらしい景色が見られそうですが、カヤックで訪れることは時間的に厳しそうです。タンデムで高速漕行すれば大丈夫かも?
奥利根湖は10月から湖面が利用できる時間が変更になり、利用できる時間が短くなってしまいます。

新涼の奥利根湖


奥利根深水の滝(万年滝)がある斜面へ戻ってきました。滝をじっくりと観察してみます。この斜面、雨がたくさん降ると3本の滝が出現するそうですよ。上流側の2本の渓流瀑はいつもは枯れているようです。

新涼の奥利根湖


奥利根深水の滝(万年滝)がある斜面をズームで。滝口や水の流れを確認してみます。

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水面から順次見上げていきます。湖に落下する滝の上方に二つの滝が確認できます。水の流れを追いつつ、滝口を探してみましたが・・・、木々が生い茂っており見当たりません。。滝口を探すのは斜面が緑で覆われる前でないと難しそうです。ということで、来春の楽しみになりました。。。

滝の近くで矢木沢ダム、奥利根湖を管理する水資源機構のボートと行き合いました。安全に湖面利用ができるようにときどき巡視されているようです。お疲れさまです。
この日は数艘の船外機付きボートと行き合いました。カヤックに近づくとみなさん減速されていました。お気遣いありがとうございます。

新涼の奥利根湖


この日は滝の周辺をウロウロとしていましたが、カヌー・カヤックと行き合うことはありませんでした。なので~、自分撮りww
モノポッドを使用して撮影してみました。イイ感じの構図で撮ることができました。
遊んでいるうちにちょっと疲れましたので、滝の下流側にある緩傾斜地に艇を寄せて小休止です。奥利根湖の湖岸は、全体的に傾斜がきつく、緩い傾斜の場所は少ないです。貯水位にもよりますが、陸地にあがれる緩傾斜地は希少ですね。

新涼の奥利根湖新涼の奥利根湖


戻る途中、大白沢がある入り江に進入してみました。本川(利根川)方面を訪れるときは、距離が短くなるようなルートで漕いでいるため、大白沢付近を通過することがありません。久しぶりに訪れてみました。

新涼の奥利根湖


(左)大白沢です。小ぢんまりとした沢の出口です。滝の上にはコルゲートパイプの残骸がありました。工事用道路の資材として使われていたのかなぁ。
(右)同じ入り江にあり大白沢の隣に位置する名もなき沢。出口は流木や石礫で閉塞していました。。

新涼の奥利根湖新涼の奥利根湖


大白沢がある入り江から出てきたところで漕いできた湖面を見渡します。雲がちょっと多めですが、んー、長閑。またまた舟を漕ぎながら船を漕ぎそうになってしまいましたZZZ…。湖の後方には赤倉岳が望めます。

新涼の奥利根湖


ようやくダムの堤体が見えてきました。今回も何事もなく戻ってこられましたニコッ
出艇場所の様子です。広々としていますので、慌てることなくゆっくりと艇を上げました。

新涼の奥利根湖新涼の奥利根湖


漕ぎメーター。途中で操作するのを忘れてしまいました。。この日漕いだ距離は約21km、漕いだ時間は約5時間でした。

新涼の奥利根湖


漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~奥利根深水の滝(万年滝)~本川(昼食)、小穂口沢~奥利根深水の滝(万年滝)~大白沢~着艇でした。



今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。久しぶりの長距離漕行でしたので、ちょっと疲れました。翌日は筋肉痛になりましたw
天候もよく満水に近い湖面を気持ちよく漕ぐことができました。日差しは強かったですが、時折雲が覆ったり、木かげにもぐり込んだりしていましたので、そこそこ快適に過ごすことができました。
奥利根深水の滝(万年滝)は、来春、岩肌が木々で覆われる前に訪れてみようと思います。

次回奥利根湖を訪れるのは、紅葉の時季かなぁ。その前にもう一回くらい来られるかなぁ。今年は貯水位が高いので、すてきな景色が見られそうですね♪

『奥利根湖 何回来ても 飽きませんw』
それでは、間もなく遊漁期間外となる湖の天気を調べつつ、今日はこれまで!!



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