新緑の中禅寺湖
5月28日(土)に中禅寺湖(栃木県日光市)で漕いできました。
28日の中禅寺湖 天候:くもり 気温:16℃くらい 水位:約1,272.5m(中禅寺ダム)
5月14日に奥利根湖の本川(利根川)方面の新緑を満喫したところです。その後、奈良沢、コツナギ沢方面の新緑も見たいなぁと様子をうかがっていましたが、矢木沢ダムの貯水位が日に日に下がる状況が続いています。2週間で15mくらい下がっちゃったかな・・・。少雨の影響と農業用水などの水需要により、下流へ水を補給しているとのことです。
貯水位が下がると艇を水際まで運搬するのが困難になったり、目的地までたどり着けなかったり、湖岸の木々までが高くなり木かげがなくなってしまうなど何かと不便です。また、急激に水位が低下すると水際がドロドロであり、ぬかるみに足を取られることも。場合によっては水辺がズブズブで陸に上がることもままならないことがあります。
このような状況でしたので奥利根湖は断念し、新緑を楽しめそうな中禅寺湖に出かけてきました。

今季初の中禅寺湖で新緑を楽しむとともにパドリングの修練を積んできました
。
28日の中禅寺湖 天候:くもり 気温:16℃くらい 水位:約1,272.5m(中禅寺ダム)
5月14日に奥利根湖の本川(利根川)方面の新緑を満喫したところです。その後、奈良沢、コツナギ沢方面の新緑も見たいなぁと様子をうかがっていましたが、矢木沢ダムの貯水位が日に日に下がる状況が続いています。2週間で15mくらい下がっちゃったかな・・・。少雨の影響と農業用水などの水需要により、下流へ水を補給しているとのことです。
貯水位が下がると艇を水際まで運搬するのが困難になったり、目的地までたどり着けなかったり、湖岸の木々までが高くなり木かげがなくなってしまうなど何かと不便です。また、急激に水位が低下すると水際がドロドロであり、ぬかるみに足を取られることも。場合によっては水辺がズブズブで陸に上がることもままならないことがあります。
このような状況でしたので奥利根湖は断念し、新緑を楽しめそうな中禅寺湖に出かけてきました。

今季初の中禅寺湖で新緑を楽しむとともにパドリングの修練を積んできました

この日はいつもと同じく中禅寺湖畔ボートハウスからの出艇です。浜辺の近くで艇を組み立てます。準備を整え出艇しまーす。この日の中禅寺湖は水位がちょっと下がっていたため、浜辺が広くなっていました。


この季節、岸ヶ渕と松ヶ崎を結ぶ線から東側の湖面は釣りをされる方々でにぎわっています。この日は禁漁区となる西側の湖面を周回します。岸ヶ渕の標柱付近へ移動し、対岸の松ヶ崎の標柱を目印に湖を横断します。岸ヶ渕と松ヶ崎を結ぶ線上にはブイが浮いています。

湖の真ん中あたりで周囲の景色を眺めます。
まずは北東方面、男体山です。山麓の緑が濃くなりつつありました。

つぎに南西方面。白岩、梵字岩が見えます。水位が下がっていますので浜辺の色が目立ちます。

そして西の千手ヶ浜方面。薄曇りで日差しがありませんので、新緑の鮮やかさは伝わりませんね。。

松ヶ崎に到着です。岸ヶ渕からは1.5kmほどの距離でした。標柱の左側(湖の東側)は釣りができる区域、右側(湖の西側)は禁漁区域になります。カヌー・カヤックでの釣りはできないようです。

松ヶ崎からは南岸に沿って西の千手ヶ浜へと進みます。禁漁区では釣りをされる方とはお会いしませんので、岸沿いを気ままに漕ぐことができます
。
滑らかな湖面に周囲の木々が映ります。静寂な湖上ではハルゼミの鳴き声や鳥のさえずりが響きます。新緑に包まれた岩を眺めながらのんびりと進みます
。


松ヶ崎と白岩の間に位置する岬では水位が下がったため石が露わになっていました。奥日光の山々を背景にパチリ。日光白根山に残雪は見られませんでした。

白岩の近くに浜辺が見えましたので立ち寄ります。風はなく、湖面が穏やかでしたので、とあることの準備を進めます。
そういえば、湖岸に近い水面にはコケらしきものが多量に浮遊していました。石に付着したコケが水位が下がったことにより乾燥し、波で剥離したようでした。


準備ができましたので白岩の近くに移動して~

透明度の測定です
。昨年とほぼ同じ場所で測定してみました。セッキー板を水中に下します。

まずは5m。セッキー板ははっきりと確認できます。


つぎに10m。・・・確認できる限界のようです。この日、このとき、この場所での透明度は10mということになりますね。昨年は12mでしたので、透明度は少し下がったようです。


ここで測定した透明度は、一ヶ所での測定であること、自作の簡易な用具を用いていることなどからあくまで目安ということで。透明度は季節や気象条件などによって値が大きく変化するそうです。また、目視で計測するため、個人誤差が発生しやすいそうです。
透明度の測定は、物好きなおっさんが好奇心で行っているものであり、学術的な目的及び意図はまったくございません。
さてさて、アストリア号が近くを通過したのでパチリ。赤岩を見物して戻るところのようです。

梵字岩がある浜辺に到着です。休息がてら計測用具を片付けます。


水際がきれいな弧を描いていました。青々とした新緑がきれいです。予報ではくもり後晴れの天気でしたが、青空はなかなか現れません。。

この日の行程は約12kmを予定しています。時間はたっぷりとあるので、浜辺でのんびりと過ごします。


浜辺を後にして岬を回り込むと・・・、湖面の状況は一変していました
。11時を過ぎた頃かな、風はそれほど強くありませんでしたが、波が高かったです
。空模様から急変は予想できませんでした。。
風向は東でしたので、追い波に乗って千手ヶ浜へ向かいます。少し進んだところで悩みます
。南岸から北岸への横断では横波、帰りはずっと向かい風に向かい波・・・、今より波が高くなるとちょっとヤバそう・・・、千手ヶ浜へ行くのはやめて風裏となりそうな栃窪へ向かうことに
。

2kmくらいかな、手を休めることなくひたすら漕ぎました
。赤岩が近づきホッとします。転覆するような恐れはありませんでしたが、楽しくはなかったです。。栃窪の浜辺に艇を寄せます。湖畔の新緑が艶やかでした
。


とりあえず昼食です。食後は休憩がてら湖面の状況をうかがいます。波と風は収まる様子はありませんでした。。意を決するほどではありませんでしたが、栃窪の浜辺を出発します。

2kmくらいかな、またまた手を休めることなくひたすら漕ぎました
。あ、新緑のなかにヤマツツジの朱色が映えていましたので一度だけパチリw

ボートハウスがある入り江に進入すると湖面は比較的穏やかに。ようやく安堵します。波を被ったデッキはびっしょりになっていました。
浜辺の近くで艇を分解し、ボートハウスを後にしました。艇を片付け終える頃には、湖面の波はだいぶ落ち着いてきました・・・。

漕ぎメーター。漕いだ距離は約10km、漕いだ時間は3時間弱でした。千手ヶ浜の手前で戻りましたので、予定より短い距離になりました。

漕ぎマップ。千手ヶ浜には行きませんでしたが、中禅寺湖畔ボートハウスから湖の西側を時計回りで周回してみました。出艇~岸ヶ渕~松ヶ崎~白岩近くの浜辺(休憩)~白岩~梵字岩のある浜辺(休憩)~栃窪(昼食・休憩)~着艇のルートでした。
今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。梵字岩のある浜辺まではのんびりとしたパドリングでしたが、湖面の状況が変化した後はややハードなパドリングとなりました。久々に疲れました。翌日は筋肉痛でした。
今季初の中禅寺湖は、楽しさとつらさを味わった日になりました。出艇後しばらくたってからの天気や水面の急変は、その後の判断に迷います。落ち着くまで安全な場所で留まるのがよいか、悪化する前に早急に戻るのがよいかなど悩むところです。まだまだ経験が足りないようです。。
まもなくクリンソウの花がきれいな季節ですね
。また近いうちに訪れることができるかな♪
近頃、中禅寺湖の南側に位置する松ケ崎や大日崎、阿世潟の周辺で体長約1メートルのツキノワグマが湖畔を歩く姿が相次いで目撃されているそうです。近くを訪れる方は用心するのがよさそうです。
中禅寺湖の水位が下がっているのが気になりましたので、帰り際、中禅寺湖の水位を管理する中禅寺ダム管理所に立ち寄ってみました。ダムカード、パンフレットをいただき、ダムを見学させていただきました。水位が低いのは少雪、少雨の影響のようです。

中禅寺ダムでは湖面の水位を1,272.24mから1,274.24mの2mの範囲で管理しているそうです。この日の水位は約1272.5mでしたので、最低水位に近かったようです。満水位だとこの日より1.6mほど水位が上がるようです。
そうそう、中禅寺湖の水はこのゲートを通って、華厳滝へと流れていきます。


『迷います 中禅寺湖の 急変は』
それでは、まもなく発売されるカヌーワールドVol.12を楽しみにしつつ、今日はこれまで!!
余談ですが~
先日、インフレータブルカヤックに乗る機会がありました。アクアグライドのチヌークXP ONEというレクリエーショナルカヤックです。静水での試乗でしたが、なかなか楽しかったです。

どっしりとしていて安定性が高いカヤックでした。その分スピードは出ませんが・・・。ちょっとした川下りに楽しめそう。



この季節、岸ヶ渕と松ヶ崎を結ぶ線から東側の湖面は釣りをされる方々でにぎわっています。この日は禁漁区となる西側の湖面を周回します。岸ヶ渕の標柱付近へ移動し、対岸の松ヶ崎の標柱を目印に湖を横断します。岸ヶ渕と松ヶ崎を結ぶ線上にはブイが浮いています。

湖の真ん中あたりで周囲の景色を眺めます。
まずは北東方面、男体山です。山麓の緑が濃くなりつつありました。

つぎに南西方面。白岩、梵字岩が見えます。水位が下がっていますので浜辺の色が目立ちます。

そして西の千手ヶ浜方面。薄曇りで日差しがありませんので、新緑の鮮やかさは伝わりませんね。。

松ヶ崎に到着です。岸ヶ渕からは1.5kmほどの距離でした。標柱の左側(湖の東側)は釣りができる区域、右側(湖の西側)は禁漁区域になります。カヌー・カヤックでの釣りはできないようです。

松ヶ崎からは南岸に沿って西の千手ヶ浜へと進みます。禁漁区では釣りをされる方とはお会いしませんので、岸沿いを気ままに漕ぐことができます

滑らかな湖面に周囲の木々が映ります。静寂な湖上ではハルゼミの鳴き声や鳥のさえずりが響きます。新緑に包まれた岩を眺めながらのんびりと進みます



松ヶ崎と白岩の間に位置する岬では水位が下がったため石が露わになっていました。奥日光の山々を背景にパチリ。日光白根山に残雪は見られませんでした。

白岩の近くに浜辺が見えましたので立ち寄ります。風はなく、湖面が穏やかでしたので、とあることの準備を進めます。
そういえば、湖岸に近い水面にはコケらしきものが多量に浮遊していました。石に付着したコケが水位が下がったことにより乾燥し、波で剥離したようでした。


準備ができましたので白岩の近くに移動して~

透明度の測定です


まずは5m。セッキー板ははっきりと確認できます。


つぎに10m。・・・確認できる限界のようです。この日、このとき、この場所での透明度は10mということになりますね。昨年は12mでしたので、透明度は少し下がったようです。


ここで測定した透明度は、一ヶ所での測定であること、自作の簡易な用具を用いていることなどからあくまで目安ということで。透明度は季節や気象条件などによって値が大きく変化するそうです。また、目視で計測するため、個人誤差が発生しやすいそうです。
透明度の測定は、物好きなおっさんが好奇心で行っているものであり、学術的な目的及び意図はまったくございません。
さてさて、アストリア号が近くを通過したのでパチリ。赤岩を見物して戻るところのようです。

梵字岩がある浜辺に到着です。休息がてら計測用具を片付けます。


水際がきれいな弧を描いていました。青々とした新緑がきれいです。予報ではくもり後晴れの天気でしたが、青空はなかなか現れません。。

この日の行程は約12kmを予定しています。時間はたっぷりとあるので、浜辺でのんびりと過ごします。


浜辺を後にして岬を回り込むと・・・、湖面の状況は一変していました


風向は東でしたので、追い波に乗って千手ヶ浜へ向かいます。少し進んだところで悩みます



2kmくらいかな、手を休めることなくひたすら漕ぎました




とりあえず昼食です。食後は休憩がてら湖面の状況をうかがいます。波と風は収まる様子はありませんでした。。意を決するほどではありませんでしたが、栃窪の浜辺を出発します。

2kmくらいかな、またまた手を休めることなくひたすら漕ぎました



ボートハウスがある入り江に進入すると湖面は比較的穏やかに。ようやく安堵します。波を被ったデッキはびっしょりになっていました。
浜辺の近くで艇を分解し、ボートハウスを後にしました。艇を片付け終える頃には、湖面の波はだいぶ落ち着いてきました・・・。

漕ぎメーター。漕いだ距離は約10km、漕いだ時間は3時間弱でした。千手ヶ浜の手前で戻りましたので、予定より短い距離になりました。

漕ぎマップ。千手ヶ浜には行きませんでしたが、中禅寺湖畔ボートハウスから湖の西側を時計回りで周回してみました。出艇~岸ヶ渕~松ヶ崎~白岩近くの浜辺(休憩)~白岩~梵字岩のある浜辺(休憩)~栃窪(昼食・休憩)~着艇のルートでした。
今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。梵字岩のある浜辺まではのんびりとしたパドリングでしたが、湖面の状況が変化した後はややハードなパドリングとなりました。久々に疲れました。翌日は筋肉痛でした。
今季初の中禅寺湖は、楽しさとつらさを味わった日になりました。出艇後しばらくたってからの天気や水面の急変は、その後の判断に迷います。落ち着くまで安全な場所で留まるのがよいか、悪化する前に早急に戻るのがよいかなど悩むところです。まだまだ経験が足りないようです。。
まもなくクリンソウの花がきれいな季節ですね



中禅寺湖の水位が下がっているのが気になりましたので、帰り際、中禅寺湖の水位を管理する中禅寺ダム管理所に立ち寄ってみました。ダムカード、パンフレットをいただき、ダムを見学させていただきました。水位が低いのは少雪、少雨の影響のようです。

中禅寺ダムでは湖面の水位を1,272.24mから1,274.24mの2mの範囲で管理しているそうです。この日の水位は約1272.5mでしたので、最低水位に近かったようです。満水位だとこの日より1.6mほど水位が上がるようです。
そうそう、中禅寺湖の水はこのゲートを通って、華厳滝へと流れていきます。


『迷います 中禅寺湖の 急変は』
それでは、まもなく発売されるカヌーワールドVol.12を楽しみにしつつ、今日はこれまで!!
余談ですが~
先日、インフレータブルカヤックに乗る機会がありました。アクアグライドのチヌークXP ONEというレクリエーショナルカヤックです。静水での試乗でしたが、なかなか楽しかったです。

どっしりとしていて安定性が高いカヤックでした。その分スピードは出ませんが・・・。ちょっとした川下りに楽しめそう。
