残暑の奥利根湖
9月10日(土)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
10日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:26℃くらい 貯水率:57.8% 貯水位:約838.1m
私が出かけることが多い矢木沢ダムでは、6月の中旬に貯水率が10%を下回り渇水となりました。その後は徐々に貯水量が増え、8月の下旬には貯水率が50%まで回復しました。そんな中、7月10日に矢木沢ダムを訪れ、貯水率25%、貯水位827mの奥利根湖の景色を眺めたところです。その後2ヶ月が経過し、貯水量が平年並みに戻りつつある奥利根湖で調べてみたいことがありました。

残暑が厳しい日となりましたが、秋空のもとすてきな景色を楽しんできました
。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
10日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:26℃くらい 貯水率:57.8% 貯水位:約838.1m
私が出かけることが多い矢木沢ダムでは、6月の中旬に貯水率が10%を下回り渇水となりました。その後は徐々に貯水量が増え、8月の下旬には貯水率が50%まで回復しました。そんな中、7月10日に矢木沢ダムを訪れ、貯水率25%、貯水位827mの奥利根湖の景色を眺めたところです。その後2ヶ月が経過し、貯水量が平年並みに戻りつつある奥利根湖で調べてみたいことがありました。

残暑が厳しい日となりましたが、秋空のもとすてきな景色を楽しんできました

7月10日に漕いだ後、奈良沢、コツナギ沢方面で貯水位が約827mのときに漕ぐことができた範囲を概略の貯水位による湖面マップへ書き足しました。その後マップを見ていると本川(利根川)方面において、ある貯水位の範囲で隙間が目立っていました。832mと845mの中間辺りに貯水位を書き足したいなぁ。こんなことを思っていた折、週末の10日頃には貯水位が838mくらいになりそうでした。予報によれば天気もよさそうでしたので、2ヶ月ぶりに奥利根湖へ出かけてきました。

この日、屋倉橋ゲートには6時頃に到着しました。ゲートは開いていましたので待つことなく管理用道路へと進入します。駐車場に到着後、艇を組み立てます。
湖の全景の撮影のついでに貯水位を表示する目盛りを確認します。水面は838m付近にありました。満水位の850mからは12mほど下がっています。


進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。私の車両にはキャリアを装着していないため、奥利根湖ではカヤックカートが活躍します。

満水時に出艇できる場所です。この日も水面はだいぶ下方に見えていました。急な舗装路を水際までえっちらおっちら運びます
。カヤック・カヌーを車載できると水際まで車両で運搬することができるのでラクですね。


準備を整え出艇しまーす。この日は地面からの出艇になりました。貯水位があと1mくらい上がると舗装路から艇を出せそうです。
出艇後すぐに小島が目に入ります。貯水位が下がっていたときにこんもりとした山のように露出していた地肌は見えなくなりました。


小白沢方面の眺めです。地肌の露出はだいぶ少なくなりました。
ダムの堤体を背にして、Y字の分岐点へ向かいます。久しぶりのリトルカナダはどんな感じかな。ワクワクしながらのパドリングですw


Y字の分岐に到達しました。左側が奈良沢、コツナギ沢方面、右側が本川(利根川)方面です。今回は貯水位が838mの本川(利根川)方面の様子を確認するため、分岐を右側に進みます。


それではお決まりの分岐からの景色です。
まずは、奈良沢、コツナギ沢方面です。群馬・新潟の県境に位置する越後山脈の峰々がきれいに見えていました。

つぎに、本川(利根川)方面です。木々と水面の間の地肌が差し色となり、湖の奥の深さが強調されていました。

分岐を右へと進みます。分岐の岬越しに上越国境の山並みがちらっと見えました。方角的に米子頭山かな。

貯水位が下がったダム湖では地肌に見る根株や岩が興味深いです。それぞれの形によりいろんな妄想が展開しますw
山間から小沢岳が見えたのでパチリ。この日は湖上から見えるいろいろな頂を撮影してみました。


駐車場に到着したときは肌寒いくらいでしたが、陽の高度とともに気温が上がります。日差しがきついので、日かげを見つけては涼みます。正面の奥に見える頂は赤倉岳です。

この日は本川(利根川)方面の最奥まで行けないことはわかっています。体力的に余裕がありますので、大白沢がある入り江に入ってみました。

(左)大白沢の西隣にある沢です。向かって右の斜面は比較的傾斜が緩いので、艇を寄せて休憩することができそうでした。
(右)大白沢です。沢の水はウオータースライダーのように流れていました。長い年月の間にあのような形状に浸食したのかな
。


入り江の東斜面にドーナツのような形状をした岩を見ることができます。写真は左から、湖側、正面、沢側から撮影しました。周辺の岩に比べ硬そうな岩でしたが、何でこのような形状で残したのか不思議です。何か目的があるのかな。
そういえばこの空洞はカヤック・カヌーであればギリギリ通過できそうな大きさでした。貯水位があと3mくらい高いと通れるようになるかな。くぐれたら何かご利益がありそう。



入り江を後にして湖の奥へと進みます。正面の突き当りは割の萱沢です。入り江付近から割の萱沢まで2.5kmくらい見通すことができます。

入り江付近から山間に柄沢山が見えました。柄沢山はいつもは奈良沢とコツナギ沢の出合いから眺めていましたので、本川方面から眺める山容は斬新でした。
小黒沢の手前の右岸に立ち枯れの木々が並んでいる場所があります。この場所には、矢木沢ダムの建設に伴い唯一水没した施設の湯ノ花温泉があったそうです。温泉は川辺にあったようなので、湖上からは形跡を見ることはできません。


正面に割の萱沢の斜面が見えてきました。この起伏のある急傾斜面が見えると奥利根深水の滝(万年滝)まではもうすぐです。入り江からは日差しがきつかったので、チェア用パラソルを差してパドリングをしています
。

割の萱沢を通過し左へと転回します。正面に滝がある斜面が見えてきました。岩肌は青々としたミヤマナラで覆われています。

滝の正面へ移動します。滝の対岸近くは湖底が露わになり、イヌタデが繁茂していました。


この日は満水位からは12mほど水位が下がっています。満水で見るよりも落差が12m増した滝を見ることができました。なめらかな水面に周囲の景色がきれいに映っていました。

5月の中旬に訪れたときに滝の近くで水面から立ち現れた樹幹を目にしましたが、その全容を見ることができました。船舶にとっては障害物になるかもしれないのに、この場所になぜ立ち続けているのか不思議です
。

滝を後にして湖の奥へと進みます。割沢を横目にくびれとなる渓谷の区間へ向かいます。

渓谷へ入る目前に澱みゾーンが広がっていました。流木などの浮遊物が行く手を阻みます
。船体布を損傷しないようにそっと進入します。

澱みゾーンの先には清流ゾーンが広がっていました
。奥利根湖の奥地ではこのケースが多いです。ということはそろそろ目的地かな。
澄んだ水、そこそこの水深、そして日差し、私のボイジャーはきっと飛んでいたことと思います。


本川(利根川)方面で貯水位が約838mのときにカヤックで漕げる最奥地に到着です。本川と赤倉沢の出合いの少し手前で行き止まりになりました。

艇を降りて周辺を散策します。まずは上流側へ、正面に本川と小穂口沢の分岐が見えていました。渡渉しようと思いましたが、そこそこ深く、流れが速かったため断念です。

下流側へ、貯水位が高いときこの場所は湖底になります。静寂の中、せせらぎだけが聞こえてきます。長閑だなぁ。

利根川の清流とボイジャー。景色のなかにサンライズレッドの船体が映えていました
。

河原の日かげで昼食です。水辺で涼しい一時を過ごします。湖岸を見上げると色づき始めの木々がありました。モミジかな。

清流を堪能しつつ戻ります。ボートで釣りをされている方と行き合いました。この日たくさんのボートが出発していきましたが、湖上で見ることは少なかったです。

行き合った釣り師の方に写真を撮影していただきました。フィッシングの最中に恐縮です。よい記念になりました、ありがとうございました。私のボイジャーは飛べたかな
。


滝の近くまで戻ってきました。いまは一面が緑で覆われていますが、あと一月ちょっと経つと一面が橙色に染まります。紅葉の季節も楽しみだなぁ~、今年はどんな絶景が見られるかな♪

雄大な景色を楽しみつつ滝に近寄ります。この季節、水量は少なめのようです。飛沫で涼もうと思っていましたが、かないませんでした。。

あとはひたすら戻ります。
西千ヶ倉沢と東千ヶ倉沢の中間辺りだったかな、遠方に朝日岳が見えました。

戻る途中、湖上に日かげはまったくありません
。適度に水分を補給をしつつ、濡らしたタオルで首回りを冷却しながら涼を取ります。
東千ヶ倉沢では水際に緩傾斜地が広がっていたため、艇を寄せて休憩です。沢のきれいで冷たい水にタオルを浸します。

本川(利根川)方面にはいくつかの沢がありますが、艇を降りられる場所は限られます。降りられる場所で降りておくのがよさそうです。
大立合せ沢へと続く入り江を横切っていると奥の方に日かげが見えました。迷わず近づき大きな岩の影で涼みます
。


大白沢へと続く入り江を過ぎたあたりで、刃物ヶ崎山を頂とするコツナギ沢と白ビ沢の分水界となる尾根筋が目に入ります。この日は遠くの景色がいつもより鮮明に見えていましたので、岩肌の険しさが際立っていました。

Y字の分岐の近くまで戻ってきました。猟師地図でドヲキと表記される沢を過ぎたあたりから向かい風が強くなってきました。

Y字の分岐点となる岩肌です。複雑な形状に浸食されていました。いろいろな方向から不規則な波を受けるからかな。

分岐を過ぎると奈良沢方面から風が吹いており、波がちょっと高かったです。横波を受けながら湖を横断します。奈良沢方面からは追い風に乗って一気に戻ってこられそう。

分岐の対岸にこんもりとした白い地肌が露わになっていました。地肌に上がることができたので漕いできた方向を望んでみました。清々しい青空でした。ちょっと暑かったですけどw

ダムの堤体を眺めます。紅葉の頃までには壁の色が変わっている辺りまで貯水位が上がっているとうれしいな。

出艇場所に到着です。14時30分頃だったかな、ボートの方々と戻りが同じ時間帯になりましたので出艇場所は混雑していました。14~15時頃が混みやすい時間帯のようです。
あと5mくらいかな、緩傾斜地まで貯水位が上がると出艇場所が広く使えて便利そう。

進入路監視小屋で出湖届けを提出して駐車場へ戻ります。わきダムの天端から出艇場所の付近を見下ろします。小島がちょっとだけ見えています。

漕ぎメーター。あと少しのところでバッテリが切れてしまいました。この日漕いだ距離は20kmちょっと、漕いだ時間は5時間くらいでした。30分くらいは艇上で休憩していたかな。

漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~大白沢~奥利根深水の滝(万年滝)~赤倉沢出合い(昼食)~奥利根深水の滝(万年滝)~東千ヶ倉沢~大立合せ沢~Y字分岐~着艇でした。バッテリが切れてしまったので軌跡も途切れています。
今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。久しぶりに長い距離を漕いだこともありますが、暑さで体力を消耗しました。9月上旬の奥利根湖はまだまだ暑かったです。
この日の貯水位は満水位から10m以上さがっていましたので景色は今一つかなと思っていましたが、天候に恵まれたこともあり思いのほか楽しむことができました。目的も達成できたので充実した一日になりました
。
本川(利根川)方面で貯水位が約838mのときに漕ぐことができた範囲を確認できましたので、概略の貯水位による湖面マップに書き足してみました。これ以上、書き足すスペースがなくなったので、マップはいよいよ完成かな
。

マップに記入したそれぞれの貯水位における写真を時間があるときにでも集約してみようと思います。
『奥利根湖 色づく景色 楽しみに』
それでは、そろそろ遊漁期間外となる湖でのカヤックを楽しみにしつつ、今日はこれまで!!

この日、屋倉橋ゲートには6時頃に到着しました。ゲートは開いていましたので待つことなく管理用道路へと進入します。駐車場に到着後、艇を組み立てます。
湖の全景の撮影のついでに貯水位を表示する目盛りを確認します。水面は838m付近にありました。満水位の850mからは12mほど下がっています。


進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。私の車両にはキャリアを装着していないため、奥利根湖ではカヤックカートが活躍します。

満水時に出艇できる場所です。この日も水面はだいぶ下方に見えていました。急な舗装路を水際までえっちらおっちら運びます



準備を整え出艇しまーす。この日は地面からの出艇になりました。貯水位があと1mくらい上がると舗装路から艇を出せそうです。
出艇後すぐに小島が目に入ります。貯水位が下がっていたときにこんもりとした山のように露出していた地肌は見えなくなりました。


小白沢方面の眺めです。地肌の露出はだいぶ少なくなりました。
ダムの堤体を背にして、Y字の分岐点へ向かいます。久しぶりのリトルカナダはどんな感じかな。ワクワクしながらのパドリングですw


Y字の分岐に到達しました。左側が奈良沢、コツナギ沢方面、右側が本川(利根川)方面です。今回は貯水位が838mの本川(利根川)方面の様子を確認するため、分岐を右側に進みます。


それではお決まりの分岐からの景色です。
まずは、奈良沢、コツナギ沢方面です。群馬・新潟の県境に位置する越後山脈の峰々がきれいに見えていました。

つぎに、本川(利根川)方面です。木々と水面の間の地肌が差し色となり、湖の奥の深さが強調されていました。

分岐を右へと進みます。分岐の岬越しに上越国境の山並みがちらっと見えました。方角的に米子頭山かな。

貯水位が下がったダム湖では地肌に見る根株や岩が興味深いです。それぞれの形によりいろんな妄想が展開しますw
山間から小沢岳が見えたのでパチリ。この日は湖上から見えるいろいろな頂を撮影してみました。


駐車場に到着したときは肌寒いくらいでしたが、陽の高度とともに気温が上がります。日差しがきついので、日かげを見つけては涼みます。正面の奥に見える頂は赤倉岳です。

この日は本川(利根川)方面の最奥まで行けないことはわかっています。体力的に余裕がありますので、大白沢がある入り江に入ってみました。

(左)大白沢の西隣にある沢です。向かって右の斜面は比較的傾斜が緩いので、艇を寄せて休憩することができそうでした。
(右)大白沢です。沢の水はウオータースライダーのように流れていました。長い年月の間にあのような形状に浸食したのかな



入り江の東斜面にドーナツのような形状をした岩を見ることができます。写真は左から、湖側、正面、沢側から撮影しました。周辺の岩に比べ硬そうな岩でしたが、何でこのような形状で残したのか不思議です。何か目的があるのかな。
そういえばこの空洞はカヤック・カヌーであればギリギリ通過できそうな大きさでした。貯水位があと3mくらい高いと通れるようになるかな。くぐれたら何かご利益がありそう。



入り江を後にして湖の奥へと進みます。正面の突き当りは割の萱沢です。入り江付近から割の萱沢まで2.5kmくらい見通すことができます。

入り江付近から山間に柄沢山が見えました。柄沢山はいつもは奈良沢とコツナギ沢の出合いから眺めていましたので、本川方面から眺める山容は斬新でした。
小黒沢の手前の右岸に立ち枯れの木々が並んでいる場所があります。この場所には、矢木沢ダムの建設に伴い唯一水没した施設の湯ノ花温泉があったそうです。温泉は川辺にあったようなので、湖上からは形跡を見ることはできません。


正面に割の萱沢の斜面が見えてきました。この起伏のある急傾斜面が見えると奥利根深水の滝(万年滝)まではもうすぐです。入り江からは日差しがきつかったので、チェア用パラソルを差してパドリングをしています


割の萱沢を通過し左へと転回します。正面に滝がある斜面が見えてきました。岩肌は青々としたミヤマナラで覆われています。

滝の正面へ移動します。滝の対岸近くは湖底が露わになり、イヌタデが繁茂していました。


この日は満水位からは12mほど水位が下がっています。満水で見るよりも落差が12m増した滝を見ることができました。なめらかな水面に周囲の景色がきれいに映っていました。

5月の中旬に訪れたときに滝の近くで水面から立ち現れた樹幹を目にしましたが、その全容を見ることができました。船舶にとっては障害物になるかもしれないのに、この場所になぜ立ち続けているのか不思議です


滝を後にして湖の奥へと進みます。割沢を横目にくびれとなる渓谷の区間へ向かいます。

渓谷へ入る目前に澱みゾーンが広がっていました。流木などの浮遊物が行く手を阻みます


澱みゾーンの先には清流ゾーンが広がっていました

澄んだ水、そこそこの水深、そして日差し、私のボイジャーはきっと飛んでいたことと思います。


本川(利根川)方面で貯水位が約838mのときにカヤックで漕げる最奥地に到着です。本川と赤倉沢の出合いの少し手前で行き止まりになりました。

艇を降りて周辺を散策します。まずは上流側へ、正面に本川と小穂口沢の分岐が見えていました。渡渉しようと思いましたが、そこそこ深く、流れが速かったため断念です。

下流側へ、貯水位が高いときこの場所は湖底になります。静寂の中、せせらぎだけが聞こえてきます。長閑だなぁ。

利根川の清流とボイジャー。景色のなかにサンライズレッドの船体が映えていました


河原の日かげで昼食です。水辺で涼しい一時を過ごします。湖岸を見上げると色づき始めの木々がありました。モミジかな。

清流を堪能しつつ戻ります。ボートで釣りをされている方と行き合いました。この日たくさんのボートが出発していきましたが、湖上で見ることは少なかったです。

行き合った釣り師の方に写真を撮影していただきました。フィッシングの最中に恐縮です。よい記念になりました、ありがとうございました。私のボイジャーは飛べたかな



滝の近くまで戻ってきました。いまは一面が緑で覆われていますが、あと一月ちょっと経つと一面が橙色に染まります。紅葉の季節も楽しみだなぁ~、今年はどんな絶景が見られるかな♪

雄大な景色を楽しみつつ滝に近寄ります。この季節、水量は少なめのようです。飛沫で涼もうと思っていましたが、かないませんでした。。

あとはひたすら戻ります。
西千ヶ倉沢と東千ヶ倉沢の中間辺りだったかな、遠方に朝日岳が見えました。

戻る途中、湖上に日かげはまったくありません

東千ヶ倉沢では水際に緩傾斜地が広がっていたため、艇を寄せて休憩です。沢のきれいで冷たい水にタオルを浸します。

本川(利根川)方面にはいくつかの沢がありますが、艇を降りられる場所は限られます。降りられる場所で降りておくのがよさそうです。
大立合せ沢へと続く入り江を横切っていると奥の方に日かげが見えました。迷わず近づき大きな岩の影で涼みます



大白沢へと続く入り江を過ぎたあたりで、刃物ヶ崎山を頂とするコツナギ沢と白ビ沢の分水界となる尾根筋が目に入ります。この日は遠くの景色がいつもより鮮明に見えていましたので、岩肌の険しさが際立っていました。

Y字の分岐の近くまで戻ってきました。猟師地図でドヲキと表記される沢を過ぎたあたりから向かい風が強くなってきました。

Y字の分岐点となる岩肌です。複雑な形状に浸食されていました。いろいろな方向から不規則な波を受けるからかな。

分岐を過ぎると奈良沢方面から風が吹いており、波がちょっと高かったです。横波を受けながら湖を横断します。奈良沢方面からは追い風に乗って一気に戻ってこられそう。

分岐の対岸にこんもりとした白い地肌が露わになっていました。地肌に上がることができたので漕いできた方向を望んでみました。清々しい青空でした。ちょっと暑かったですけどw

ダムの堤体を眺めます。紅葉の頃までには壁の色が変わっている辺りまで貯水位が上がっているとうれしいな。

出艇場所に到着です。14時30分頃だったかな、ボートの方々と戻りが同じ時間帯になりましたので出艇場所は混雑していました。14~15時頃が混みやすい時間帯のようです。
あと5mくらいかな、緩傾斜地まで貯水位が上がると出艇場所が広く使えて便利そう。

進入路監視小屋で出湖届けを提出して駐車場へ戻ります。わきダムの天端から出艇場所の付近を見下ろします。小島がちょっとだけ見えています。

漕ぎメーター。あと少しのところでバッテリが切れてしまいました。この日漕いだ距離は20kmちょっと、漕いだ時間は5時間くらいでした。30分くらいは艇上で休憩していたかな。

漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~大白沢~奥利根深水の滝(万年滝)~赤倉沢出合い(昼食)~奥利根深水の滝(万年滝)~東千ヶ倉沢~大立合せ沢~Y字分岐~着艇でした。バッテリが切れてしまったので軌跡も途切れています。
今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。久しぶりに長い距離を漕いだこともありますが、暑さで体力を消耗しました。9月上旬の奥利根湖はまだまだ暑かったです。
この日の貯水位は満水位から10m以上さがっていましたので景色は今一つかなと思っていましたが、天候に恵まれたこともあり思いのほか楽しむことができました。目的も達成できたので充実した一日になりました

本川(利根川)方面で貯水位が約838mのときに漕ぐことができた範囲を確認できましたので、概略の貯水位による湖面マップに書き足してみました。これ以上、書き足すスペースがなくなったので、マップはいよいよ完成かな


マップに記入したそれぞれの貯水位における写真を時間があるときにでも集約してみようと思います。
『奥利根湖 色づく景色 楽しみに』
それでは、そろそろ遊漁期間外となる湖でのカヤックを楽しみにしつつ、今日はこれまで!!