晩夏の奥利根湖
9月13日(日)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
13日の奥利根湖 天候:晴れ後くもり後雨 気温:22℃くらい 貯水率:70.2% 貯水位:約842.1m
9月に入りましたが日中はまだまだ暑い日が続きます。朝晩は涼しくなりようやく過ごしやすくなりました。最近は前線を伴う低気圧が停滞し、天候が不順な日が多いです。そんななか私が出かけることが多い群馬県みなかみ町では、9月9日夜に局地的な豪雨があり9月の観測史上最大となる1時間に56ミリの降雨が観測されました。台風でもありえないほどのものすごい雨だったとのことです。
この降雨により矢木沢ダムでは洪水調節を行い雨水を貯留したため貯水位が上昇していました。8月25日以降、くぐり岩をくぐることができる貯水位を下回っていましたが、この週末はくぐれそうな貯水位に上昇しそうでしたので、くぐれることを祈りながら奥利根湖へ出かけてきました。

奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
13日の奥利根湖 天候:晴れ後くもり後雨 気温:22℃くらい 貯水率:70.2% 貯水位:約842.1m
9月に入りましたが日中はまだまだ暑い日が続きます。朝晩は涼しくなりようやく過ごしやすくなりました。最近は前線を伴う低気圧が停滞し、天候が不順な日が多いです。そんななか私が出かけることが多い群馬県みなかみ町では、9月9日夜に局地的な豪雨があり9月の観測史上最大となる1時間に56ミリの降雨が観測されました。台風でもありえないほどのものすごい雨だったとのことです。
この降雨により矢木沢ダムでは洪水調節を行い雨水を貯留したため貯水位が上昇していました。8月25日以降、くぐり岩をくぐることができる貯水位を下回っていましたが、この週末はくぐれそうな貯水位に上昇しそうでしたので、くぐれることを祈りながら奥利根湖へ出かけてきました。

9月9日以降、矢木沢ダムの貯水位の変化をダムを管理する水資源機構沼田総合管理所の沼田総管河川情報の流域状況表から観察していました。それぞれの値は12時(正午)のものです。
日 付 貯水位 増 減 備 考
───────────────────────────────────
9月09日 840.9m -
9月10日 841.5m 0.6m△ 流域の累計雨量54.2mmを観測
9月11日 841.8m 0.3m△
9月12日 842.0m 0.2m△
岩をくぐることができる貯水位は842.3m~842.5mです。貯水位が上昇する傾向が続けばもしかしたら13日の日曜日にはくぐれるかもと思い慌てて準備をしました。
日の出の時間が遅くなってきましたのでいつもより遅めの出発です。みなかみに到着後、諏訪峡大橋から谷川連峰を眺めます。朝日に照らされた峰々がきれいでした。利根川を流れる水は少し濁りがありました。

矢木沢ダムに到着後、駐車場で艇を組み立てます。そうそう、以前からボイジャーにパドルホルダーがあれば便利だなぁと思っていました。先日モンベルに出かけた際に用具を購入してきましたので装着してみました。パドルホルダーは、パドルクリップ(Scotty)とラダーロックストラップ20mm×30cm(モンベル)を組み合わせてNBパイプに取り付けました。ストラップで締め付けるだけですので脱着は容易です。



組み立て後、貯水位を表示する量水標をどきどきしながら確認します。このときの水面は842.1m付近にありました・・・。くぐり岩に到着するまでに貯水位が上がることを祈ります。岩をくぐることができなくてもくぐれる範囲を改めて確認したいためくぐり岩へ向かいます。進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。


満水位からは8mほど水位が下がっていますので出艇できる場所が広くなっていました。

水位が低くなるとカヤックを運搬する距離が長くなるためカヤックカートがあると便利です。水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。

6月に訪れて以来、3ヶ月ぶりとなる奥利根湖でのパドリングです。小白沢方面の景色を眺めながら奥へと進みます。

ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。降雨の影響かな、水は少し濁っていました。湖面と木々の間の地肌の白色がいいアクセントになり奥利根湖の景色を引き立てます。

Y字の分岐を通過しながら奈良沢方面の山々の景色を眺めます。稜線は雲の中でしたが山肌を覆う木々の濃い緑がきれいでした。

奥利根湖の概略図、くぐり岩は大白沢へと続く入り江の入り口の近くに位置しています。Y字右側の本川方面へ向かいます。

Y字の分岐から本川方面へ入ります。この日は午後から雷を伴う雨の予報です。雲が多い天気を予想していましたが青空が広がり気分は爽快です
。ただ貯水位が下がった湖上では日かげが一切ないため暑いです
。アタマンブレラ(頭にかぶる傘)が役立ちましたw

貯水位が下がったダム湖では地肌や根株の観賞が楽しいです。特徴がある岩肌や節理、趣がある形状の根株を探しながら進みます。


奥利根ストレートと大白沢へと続く入り江の分岐に到達です。ここから眺める奥行きのある景色がお気に入りです。正面の奥に見える割の萱沢まで3km弱の直線が続いています。

大白沢へと続く入り江を進みくぐり岩へ向かいます。

岩の正面が見えない角度からアプローチします。これまで何度かくぐり岩チャレンジをしていますが、水面からの岩の露出の具合がこれまでになくいい感じでした。期待感が高まります。

そして岩の正面へ回ります。んー、微妙。

どきどきしながら岩に近づきます。手前は入れそうだけど奥で岩に引っかかりそう・・・。ある程度の予想はしていましたが、目の当たりにすると残念です。3回目となるくぐり岩チャレンジも無念な結果に終わりました、チーン。帰宅後、このときの貯水位を流域状況表で確認してみると約842.1mでした。出艇時の貯水位とほとんど同じでした。


これまでの経験から岩をくぐることができる貯水位は842.3m~842.5mです。この範囲で間違いがないか検証してみました。このときの水面よりも30cm~40cmほど水位が高ければ岩に触れることなく通過できそう。貯水位が842.4m~842.5mであれば間違いなくくぐることができそうです。

岩の空洞の奥の様子、崩れた岩の塊が堆積し以前よりくぐりにくそうになっていました。くぐり岩もいつ崩落するかわからないため早めにチャレンジが成功するといいなぁ。

入湖届の行先は大白沢と記入して出艇しましたので、大白沢へ寄ってから戻ります。貯水位が下がった大白沢の近くでは興味をそそる岩肌を見ることができます。

久しぶりに大白沢を訪れました。独特の風情があり落ち着く場所です。ひんやりとした空気に包まれ心地よかったです
。ここでの納涼体験も気持ちよさそうでした。

くぐり岩を眺めながら大白沢へと続く入り江を後にしました。


この日は休憩することなくパドリングをしていたためパドルホルダーを利用する頻度は少なかったです。使い勝手はなかなかよかったです。パドルの脱着が容易なのでアルフェックでカヤックフィッシングをされる方には打ってつけかも!?

上空を見上げると予想よりも早く雲が広がってきました。雨が降る前に片づけを済ませたいため最短のルートを手を休めることなく進みます。

Y字の分岐に差し掛かる頃には雨が降り出してしまいました
。奈良沢方面の空模様をうかがいながら急いで出艇場所に戻ります。

出艇場所に到着する頃には土砂降りになっていました。。ボートの方々も慌てて戻ってきていました。駐車場に戻り艇を片づけていると船体布には多量の雨水が溜まっていました。

漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約10km、漕いだ時間は2時間ほどでした。いつもより速い速度で漕いでいたようです。

漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~くぐり岩~大白沢~Y字分岐~着艇でした。出艇場所から大白沢までを最短のルートで漕いだ感じかな。
この日以降、矢木沢ダムの貯水位は少しずつ上昇しています。降雨がなければ数日のうちにくぐれる貯水位になりそうです。そのときに訪れることができたらいいな♪
余談ですが~
ちょっと前になりますが、8月の休日に赤城公園キャンプ場でキャンプをしてきました。なかなか予約が取れない赤城公園キャンプ場ですが、今回はBサイトの予約を取ることができました。備忘録としてサイトの様子などを写してきました。
Bサイトの全景、ソロキャンプ向けのサイトですので小ぢんまりとしています。サイトマップでの面積は約40平方メートル。

サイトを奥から見た様子、2本の樹木は道路からの目隠しになるが設営の支障にもなる。全体的に緩く傾斜している。赤城大沼が道路越しに望める。

道路から見えるBサイトの様子。左がAサイト、右がCサイト。Aサイト、Bサイトの前が通路。

キャンプ場に近い湖畔から眺める朝の赤城大沼。山々が水面にきれいに映っていた。

キャンプ場以外でのテントの設営は禁止との掲示が所々にあるが堂々と大沼の水辺にテントを設営している人も。また、直火は禁止、炭、ゴミは持ち帰りがここでのルール。ペットの持ち込みが禁止されているなかよく吠える大型犬を連れて車中泊をしている人もいた。管理人の常駐しないキャンプ場だからこそ利用者が気持ちよく過ごせるようにルールは順守したいものだ。


前回のCサイトと同様にメジャーで16方位のサイトの端までの距離を計測しておおよその長さを調べた。


計測した距離を図に落とし16角形を作図する。この図がサイトのおおよその形。

計測の都合上、Cサイトとの境は角が落ちてしまったため破線で補っておいた。樹木はあるがサイトの形状が整っているためソロでの利用であればテントやタープを張りやすい。

これまでにFサイト、Cサイト、Bサイトを利用してみた。予約を取ることができればAサイト、Dサイト、Eサイトも利用してみたい。ただ最近は以前にも増して予約が取りにくい状況が続いている。予約システムでもっと早く申し込みができるように修練が必要のようだ。
日 付 貯水位 増 減 備 考
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9月09日 840.9m -
9月10日 841.5m 0.6m△ 流域の累計雨量54.2mmを観測
9月11日 841.8m 0.3m△
9月12日 842.0m 0.2m△
岩をくぐることができる貯水位は842.3m~842.5mです。貯水位が上昇する傾向が続けばもしかしたら13日の日曜日にはくぐれるかもと思い慌てて準備をしました。
日の出の時間が遅くなってきましたのでいつもより遅めの出発です。みなかみに到着後、諏訪峡大橋から谷川連峰を眺めます。朝日に照らされた峰々がきれいでした。利根川を流れる水は少し濁りがありました。

矢木沢ダムに到着後、駐車場で艇を組み立てます。そうそう、以前からボイジャーにパドルホルダーがあれば便利だなぁと思っていました。先日モンベルに出かけた際に用具を購入してきましたので装着してみました。パドルホルダーは、パドルクリップ(Scotty)とラダーロックストラップ20mm×30cm(モンベル)を組み合わせてNBパイプに取り付けました。ストラップで締め付けるだけですので脱着は容易です。



組み立て後、貯水位を表示する量水標をどきどきしながら確認します。このときの水面は842.1m付近にありました・・・。くぐり岩に到着するまでに貯水位が上がることを祈ります。岩をくぐることができなくてもくぐれる範囲を改めて確認したいためくぐり岩へ向かいます。進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。


満水位からは8mほど水位が下がっていますので出艇できる場所が広くなっていました。

水位が低くなるとカヤックを運搬する距離が長くなるためカヤックカートがあると便利です。水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。

6月に訪れて以来、3ヶ月ぶりとなる奥利根湖でのパドリングです。小白沢方面の景色を眺めながら奥へと進みます。

ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。降雨の影響かな、水は少し濁っていました。湖面と木々の間の地肌の白色がいいアクセントになり奥利根湖の景色を引き立てます。

Y字の分岐を通過しながら奈良沢方面の山々の景色を眺めます。稜線は雲の中でしたが山肌を覆う木々の濃い緑がきれいでした。

奥利根湖の概略図、くぐり岩は大白沢へと続く入り江の入り口の近くに位置しています。Y字右側の本川方面へ向かいます。

Y字の分岐から本川方面へ入ります。この日は午後から雷を伴う雨の予報です。雲が多い天気を予想していましたが青空が広がり気分は爽快です



貯水位が下がったダム湖では地肌や根株の観賞が楽しいです。特徴がある岩肌や節理、趣がある形状の根株を探しながら進みます。


奥利根ストレートと大白沢へと続く入り江の分岐に到達です。ここから眺める奥行きのある景色がお気に入りです。正面の奥に見える割の萱沢まで3km弱の直線が続いています。

大白沢へと続く入り江を進みくぐり岩へ向かいます。

岩の正面が見えない角度からアプローチします。これまで何度かくぐり岩チャレンジをしていますが、水面からの岩の露出の具合がこれまでになくいい感じでした。期待感が高まります。

そして岩の正面へ回ります。んー、微妙。

どきどきしながら岩に近づきます。手前は入れそうだけど奥で岩に引っかかりそう・・・。ある程度の予想はしていましたが、目の当たりにすると残念です。3回目となるくぐり岩チャレンジも無念な結果に終わりました、チーン。帰宅後、このときの貯水位を流域状況表で確認してみると約842.1mでした。出艇時の貯水位とほとんど同じでした。


これまでの経験から岩をくぐることができる貯水位は842.3m~842.5mです。この範囲で間違いがないか検証してみました。このときの水面よりも30cm~40cmほど水位が高ければ岩に触れることなく通過できそう。貯水位が842.4m~842.5mであれば間違いなくくぐることができそうです。

岩の空洞の奥の様子、崩れた岩の塊が堆積し以前よりくぐりにくそうになっていました。くぐり岩もいつ崩落するかわからないため早めにチャレンジが成功するといいなぁ。

入湖届の行先は大白沢と記入して出艇しましたので、大白沢へ寄ってから戻ります。貯水位が下がった大白沢の近くでは興味をそそる岩肌を見ることができます。

久しぶりに大白沢を訪れました。独特の風情があり落ち着く場所です。ひんやりとした空気に包まれ心地よかったです


くぐり岩を眺めながら大白沢へと続く入り江を後にしました。


この日は休憩することなくパドリングをしていたためパドルホルダーを利用する頻度は少なかったです。使い勝手はなかなかよかったです。パドルの脱着が容易なのでアルフェックでカヤックフィッシングをされる方には打ってつけかも!?

上空を見上げると予想よりも早く雲が広がってきました。雨が降る前に片づけを済ませたいため最短のルートを手を休めることなく進みます。

Y字の分岐に差し掛かる頃には雨が降り出してしまいました


出艇場所に到着する頃には土砂降りになっていました。。ボートの方々も慌てて戻ってきていました。駐車場に戻り艇を片づけていると船体布には多量の雨水が溜まっていました。

漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約10km、漕いだ時間は2時間ほどでした。いつもより速い速度で漕いでいたようです。

漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~くぐり岩~大白沢~Y字分岐~着艇でした。出艇場所から大白沢までを最短のルートで漕いだ感じかな。
この日以降、矢木沢ダムの貯水位は少しずつ上昇しています。降雨がなければ数日のうちにくぐれる貯水位になりそうです。そのときに訪れることができたらいいな♪
余談ですが~
ちょっと前になりますが、8月の休日に赤城公園キャンプ場でキャンプをしてきました。なかなか予約が取れない赤城公園キャンプ場ですが、今回はBサイトの予約を取ることができました。備忘録としてサイトの様子などを写してきました。
Bサイトの全景、ソロキャンプ向けのサイトですので小ぢんまりとしています。サイトマップでの面積は約40平方メートル。

サイトを奥から見た様子、2本の樹木は道路からの目隠しになるが設営の支障にもなる。全体的に緩く傾斜している。赤城大沼が道路越しに望める。

道路から見えるBサイトの様子。左がAサイト、右がCサイト。Aサイト、Bサイトの前が通路。

キャンプ場に近い湖畔から眺める朝の赤城大沼。山々が水面にきれいに映っていた。

キャンプ場以外でのテントの設営は禁止との掲示が所々にあるが堂々と大沼の水辺にテントを設営している人も。また、直火は禁止、炭、ゴミは持ち帰りがここでのルール。ペットの持ち込みが禁止されているなかよく吠える大型犬を連れて車中泊をしている人もいた。管理人の常駐しないキャンプ場だからこそ利用者が気持ちよく過ごせるようにルールは順守したいものだ。


前回のCサイトと同様にメジャーで16方位のサイトの端までの距離を計測しておおよその長さを調べた。


計測した距離を図に落とし16角形を作図する。この図がサイトのおおよその形。

計測の都合上、Cサイトとの境は角が落ちてしまったため破線で補っておいた。樹木はあるがサイトの形状が整っているためソロでの利用であればテントやタープを張りやすい。

これまでにFサイト、Cサイト、Bサイトを利用してみた。予約を取ることができればAサイト、Dサイト、Eサイトも利用してみたい。ただ最近は以前にも増して予約が取りにくい状況が続いている。予約システムでもっと早く申し込みができるように修練が必要のようだ。