新緑の奥利根湖
5月30日(日)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
30日の奥利根湖 天候:晴れ時々くもり 気温:16℃くらい 貯水率:98.7% 貯水位:約849.7m
最近の週末は奥利根湖に行ってみようと準備をしていましたが天気が今一つの感じでしたので行くのを見送っていました。奥利根湖では比較的長い距離を漕ぐのと出艇してしまうとすぐには戻ってこられないためできるだけ天気が安定していることが望ましいです。またリトルカナダの美しい景色は青空のもとで見てみたいと思っていました。この週末も雲が多そうな天気予報でしたが、鮮やかな新緑、多くの残雪が見られるうちに奥利根湖の景色を楽しみたいと思い出かけてきました。

リトルカナダの美しい景色は残念ながら見ることはできませんでしたが、湖岸を彩る新緑と沢に残った雪の景色を楽しむことができました
。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
30日の奥利根湖 天候:晴れ時々くもり 気温:16℃くらい 貯水率:98.7% 貯水位:約849.7m
最近の週末は奥利根湖に行ってみようと準備をしていましたが天気が今一つの感じでしたので行くのを見送っていました。奥利根湖では比較的長い距離を漕ぐのと出艇してしまうとすぐには戻ってこられないためできるだけ天気が安定していることが望ましいです。またリトルカナダの美しい景色は青空のもとで見てみたいと思っていました。この週末も雲が多そうな天気予報でしたが、鮮やかな新緑、多くの残雪が見られるうちに奥利根湖の景色を楽しみたいと思い出かけてきました。

リトルカナダの美しい景色は残念ながら見ることはできませんでしたが、湖岸を彩る新緑と沢に残った雪の景色を楽しむことができました

矢木沢ダムに到着後、駐車場で艇を組み立て、進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。進入路への並びがボートの方の合間になってしまったためいつもと異なる構図です。


奥利根湖の概略図、この日は日曜日でしたのであまり長い距離を漕ぐと翌日に支障をきたすため短めのパドリングの予定です。Y字左側の奈良沢方面を半分ほど周回して戻ります。

ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。正面に見える小沢岳や幽の沢山の山肌にはそこそこの残雪がありました。リトルカナダの景色はどんな感じかな、期待が膨らみます。

分岐を奈良沢方面へ進みます。正面の群馬・新潟の県境に位置する松永山や周辺の峰々は雲に覆われていました
。リトルカナダの景色は残念ながら見えません。。戻る際の景色に期待します。

湖を横断して幽の沢、悪沢へと続く入り江に入ります。湖面が展けた場所では波がありましたが入り江のなかは穏やかです。鳥のさえずりを聞きながらのんびりと奥へ進みます。

谷間を埋める残雪を近くで眺めます。雪と水のすき間からは冷たい空気が流れており心地よいです。昨年は5月29日にこの場所を訪れています。そのとき雪はまったく残っていませんでした。

湖岸を彩るブナやミズナラの新緑、陽光のもとで木々の緑が輝いていました。カエデやモミジ、ミヤマナラなどの低木の新緑もきれいです。

入り江を奥へ進むと水面はさらに穏やかになり周囲の景色が映ります。左前方に悪沢への入り口が見えてきました。

悪沢を少し離れた位置から眺めます。新緑に包まれたゴルジュがいい感じ。岩壁の奥はたっぷりとした残雪で埋まっていました。

ゴルジュのなかをゆっくりと進みます。奥へ進むと気温が下がっていくのがわかります。ひんやりとした空気が心地よいです。

雪の高さは数メートルありました。もうしばらくは残雪を見ることができそうです。ゴルジュのなかをゆっくりと戻ります。


幽の沢に到着、カヤックで行けるところまで遡上してみました。清らかな流れに和みます
。

小さな沢が見えたので少しだけのぞいてみました。浅瀬に艇を寄せ小休止です。この角度から見るボイジャーもなかなかいけてます。沢は奥の方まで残雪が続いていました。


幽の沢を後にして展けた湖面へ戻ります。雲が多い空模様でしたが上空に青空が広がると気分が晴れやかになります
。新緑の景色を堪能しながら静寂な湖上でのんびりとパドリングを楽しみます。

入り江から展けた湖面へ出てきました。左岸に沿って湖の奥へ向かいます。県境の山々はまだ雲の中です。ときどき雲が薄くなり山肌がのぞくことはありますが峰々は望めません。

右岸に見える西ゴンボリ、沢を埋めるたくさんの残雪が遠目にも見えました。右岸に沿って戻りますので帰りに寄ってみます。

東ゴンボリの入り江を通過し、その西側に位置する入り江に入ります。奥のちょっとした浜辺に艇を寄せ休憩です。


奥利根湖でお気に入りの場所の一つです。ここでの景色を楽しみにしていました。新緑の萌黄色、湖水の萌葱色にボイジャーのサンライズレッドが映えます。

入り江の奥から眺める対岸の雄大な山々の景色がすばらしいです。湖岸の新緑と湖を隔てての山々の新緑、抜け感のいい景色が広がります。

湖を横断して左岸から右岸へルートを移しここで折り返します。東ゴンボリの対岸付近にある美しい紅葉が見られる斜面、鮮やかな新緑が見られると思いましたが日差しが雲で遮られ鮮やかさは今一つでした。この場所にくると陰ってしまうことが多いです。。ここの景色とは相性がわるいのかも。

奈良沢方面からやや強い風が吹いていました。追い風に乗って進みますが艇の方向が定まらずコントロールに苦労します。風裏となる場所で一息入れつつダンディーな根株を観賞しますw


左岸からたくさんの残雪が見えた西ゴンボリがある入り江に入ります。残雪に近づきひんやりとした空気で涼みます。今冬の降雪は少なかったようですが残雪はそこそこ多いような気がします。


Y字の分岐越しに本川方面の山々を望みます。右は赤倉岳、左は平ヶ岳です。こちらの山々は残雪が少ないようでした。

Y字の分岐に差し掛かります。漕いできた方向を振り返りリトルカナダの景色を眺めます。相変わらず峰々は雲の中でした。。今季初の奥利根湖、残念ながらリトルカナダの美しい景色は見ることができませんでした。次回は青空のもとで見られるといいな。

予定より少し早く戻ってきたので小白沢に寄ってみました。こちらは風の影響が少なく穏やかな湖面でした。

湖岸を彩るブナの鮮やかな新緑を楽しみつつ奥へと進みます。両岸がだんだんと狭まり谷間でのパドリングを楽しみます。小白沢まで行ってみましたが写真を撮るほどではなかったためそのまま戻ります。


出艇場所に到着です。この日の貯水位は約849.7m、満水位は850mですのでほぼ満水の湖面でパドリングを楽しむことができました。出発時は数艘のボートが係留されていましたので撮影を控えました。戻った際にいつもの構図を撮影しておきました。


駐車場に戻り艇の片づけを始めてまもなく急に冷たい風が吹き抜けました。その直後、雨に見舞われました
。ボートの方々も慌てて戻ってきたようで出艇場所は密になっていました。艇を急いで分解し、濡れたフレームと船体布を車内に投げ込み、矢木沢ダムを後にしました。こんなとき艇をカートップできると便利そう。ルーフラックがなくてもカヤックを車載できるカーキャリーキットがモンベルから発売になったので検討してみよっかな。

漕ぎメーターは途中で停止してしまったため正確な距離と時間はわかりませんが、漕いだ距離はおおよそ14km、湖上にいた時間は4時間ほどでした。
漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~幽の沢~東ゴンボリの隣の沢~西ゴンボリ~Y字分岐~小白沢~着艇でした。奈良沢方面のショートコースを漕いだ感じです。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。ほどほどの距離、向かい風の場面が少なかったことがあり疲れはほとんどありませんでした。雲が多くリトルカナダの景色を楽しむことはできませんでしたが、気温がそれほど上がらなかったため体力的には楽でした。今回のルート、小白沢を除けば奥利根湖の半日コースにちょうどいいかも。景色もそこそこ楽しむことができました。
矢木沢ダムを後にして藤原湖まで下りてくると青空が広がっていました。矢木沢ダムの方向は雨雲で覆われています。奥利根湖の天気は変わりやすく予測するのが難しいです。藤原湖畔公園に立ち寄り濡れた用具を乾かしました。そうそう、以前同様のことがあり水辺のない公園で用具を乾かしたことがありました。みなさん遠目に不思議そうに見ていたことを思い出しました。カヌー・カヤックが出せる公園だと気兼ねなく片付けができるのでよいです。

帰り道、大倉峡の新緑がきれいでしたので利根川に架かる向山橋から眺めてみました。河畔の青々としたモミジの葉がきれいでした。




奥利根湖の概略図、この日は日曜日でしたのであまり長い距離を漕ぐと翌日に支障をきたすため短めのパドリングの予定です。Y字左側の奈良沢方面を半分ほど周回して戻ります。

ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。正面に見える小沢岳や幽の沢山の山肌にはそこそこの残雪がありました。リトルカナダの景色はどんな感じかな、期待が膨らみます。

分岐を奈良沢方面へ進みます。正面の群馬・新潟の県境に位置する松永山や周辺の峰々は雲に覆われていました


湖を横断して幽の沢、悪沢へと続く入り江に入ります。湖面が展けた場所では波がありましたが入り江のなかは穏やかです。鳥のさえずりを聞きながらのんびりと奥へ進みます。

谷間を埋める残雪を近くで眺めます。雪と水のすき間からは冷たい空気が流れており心地よいです。昨年は5月29日にこの場所を訪れています。そのとき雪はまったく残っていませんでした。

湖岸を彩るブナやミズナラの新緑、陽光のもとで木々の緑が輝いていました。カエデやモミジ、ミヤマナラなどの低木の新緑もきれいです。

入り江を奥へ進むと水面はさらに穏やかになり周囲の景色が映ります。左前方に悪沢への入り口が見えてきました。

悪沢を少し離れた位置から眺めます。新緑に包まれたゴルジュがいい感じ。岩壁の奥はたっぷりとした残雪で埋まっていました。

ゴルジュのなかをゆっくりと進みます。奥へ進むと気温が下がっていくのがわかります。ひんやりとした空気が心地よいです。

雪の高さは数メートルありました。もうしばらくは残雪を見ることができそうです。ゴルジュのなかをゆっくりと戻ります。


幽の沢に到着、カヤックで行けるところまで遡上してみました。清らかな流れに和みます


小さな沢が見えたので少しだけのぞいてみました。浅瀬に艇を寄せ小休止です。この角度から見るボイジャーもなかなかいけてます。沢は奥の方まで残雪が続いていました。


幽の沢を後にして展けた湖面へ戻ります。雲が多い空模様でしたが上空に青空が広がると気分が晴れやかになります


入り江から展けた湖面へ出てきました。左岸に沿って湖の奥へ向かいます。県境の山々はまだ雲の中です。ときどき雲が薄くなり山肌がのぞくことはありますが峰々は望めません。

右岸に見える西ゴンボリ、沢を埋めるたくさんの残雪が遠目にも見えました。右岸に沿って戻りますので帰りに寄ってみます。

東ゴンボリの入り江を通過し、その西側に位置する入り江に入ります。奥のちょっとした浜辺に艇を寄せ休憩です。


奥利根湖でお気に入りの場所の一つです。ここでの景色を楽しみにしていました。新緑の萌黄色、湖水の萌葱色にボイジャーのサンライズレッドが映えます。

入り江の奥から眺める対岸の雄大な山々の景色がすばらしいです。湖岸の新緑と湖を隔てての山々の新緑、抜け感のいい景色が広がります。

湖を横断して左岸から右岸へルートを移しここで折り返します。東ゴンボリの対岸付近にある美しい紅葉が見られる斜面、鮮やかな新緑が見られると思いましたが日差しが雲で遮られ鮮やかさは今一つでした。この場所にくると陰ってしまうことが多いです。。ここの景色とは相性がわるいのかも。

奈良沢方面からやや強い風が吹いていました。追い風に乗って進みますが艇の方向が定まらずコントロールに苦労します。風裏となる場所で一息入れつつダンディーな根株を観賞しますw


左岸からたくさんの残雪が見えた西ゴンボリがある入り江に入ります。残雪に近づきひんやりとした空気で涼みます。今冬の降雪は少なかったようですが残雪はそこそこ多いような気がします。


Y字の分岐越しに本川方面の山々を望みます。右は赤倉岳、左は平ヶ岳です。こちらの山々は残雪が少ないようでした。

Y字の分岐に差し掛かります。漕いできた方向を振り返りリトルカナダの景色を眺めます。相変わらず峰々は雲の中でした。。今季初の奥利根湖、残念ながらリトルカナダの美しい景色は見ることができませんでした。次回は青空のもとで見られるといいな。

予定より少し早く戻ってきたので小白沢に寄ってみました。こちらは風の影響が少なく穏やかな湖面でした。

湖岸を彩るブナの鮮やかな新緑を楽しみつつ奥へと進みます。両岸がだんだんと狭まり谷間でのパドリングを楽しみます。小白沢まで行ってみましたが写真を撮るほどではなかったためそのまま戻ります。


出艇場所に到着です。この日の貯水位は約849.7m、満水位は850mですのでほぼ満水の湖面でパドリングを楽しむことができました。出発時は数艘のボートが係留されていましたので撮影を控えました。戻った際にいつもの構図を撮影しておきました。


駐車場に戻り艇の片づけを始めてまもなく急に冷たい風が吹き抜けました。その直後、雨に見舞われました


漕ぎメーターは途中で停止してしまったため正確な距離と時間はわかりませんが、漕いだ距離はおおよそ14km、湖上にいた時間は4時間ほどでした。
漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~幽の沢~東ゴンボリの隣の沢~西ゴンボリ~Y字分岐~小白沢~着艇でした。奈良沢方面のショートコースを漕いだ感じです。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。ほどほどの距離、向かい風の場面が少なかったことがあり疲れはほとんどありませんでした。雲が多くリトルカナダの景色を楽しむことはできませんでしたが、気温がそれほど上がらなかったため体力的には楽でした。今回のルート、小白沢を除けば奥利根湖の半日コースにちょうどいいかも。景色もそこそこ楽しむことができました。
矢木沢ダムを後にして藤原湖まで下りてくると青空が広がっていました。矢木沢ダムの方向は雨雲で覆われています。奥利根湖の天気は変わりやすく予測するのが難しいです。藤原湖畔公園に立ち寄り濡れた用具を乾かしました。そうそう、以前同様のことがあり水辺のない公園で用具を乾かしたことがありました。みなさん遠目に不思議そうに見ていたことを思い出しました。カヌー・カヤックが出せる公園だと気兼ねなく片付けができるのでよいです。

帰り道、大倉峡の新緑がきれいでしたので利根川に架かる向山橋から眺めてみました。河畔の青々としたモミジの葉がきれいでした。

