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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

紅葉の奥利根湖

   

10月27日(土)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
27日の奥利根湖 天候:曇り 気温:12℃ 貯水率:25% 貯水位:827.4m

約1ヶ月前の9月29日に紅葉の下調べを兼ねて、奥利根湖で漕ぎました。このときの奥利根湖の貯水率は13%、貯水位は821.5mでした。奥利根湖において、紅葉の見所でもある「奥利根深水の滝(万年滝)」ですが、9月29日には貯水位が低く、滝まではカヤックで到達することができませんでした。いろいろと調べたところ、貯水位が827mくらいあれば滝まで到達できるのではないかと勝手に予測をしていました。
10月下旬、奥利根湖周辺の紅葉の名所である「照葉峡(てりはきょう)」(みなかみ町藤原)が見頃を迎えていました。また、10月25日には、奥利根湖の貯水位が827mを越えたところです。ということで、紅葉狩りの機が熟したところで、行ってきました奥利根湖、とても楽しみにしていました。

紅葉の奥利根湖


低気圧が近づいており、28日(日)の天気予報は雨、27日もちょこっと天候が心配でしたが、紅葉は待ってくれませんので、奥利根湖に出発しまーす。


7時20分頃には矢木沢ダムの管理用道路の入口「屋倉橋ゲート」に到着しました。ゲートの開放は8時からですので、待っている間、浮力体に空気を入れるなど漕ぐ準備を進めます。ゲートが開放され、奥利根湖の駐車場に到着、急いで艇を組み立てます。この頃は、どんよりとした空模様くもりでした。艇を組み立てながらも出艇するかやめるか少し悩んでいました。
準備が整った頃には、天候が少しよくなってきましたので、出艇することに。進入ゲートの横の管理小屋で入湖の手続きをします。数日前、群馬、新潟の県境の山々では降雪があったことを管理人の方から聞きました。奥利根は晩秋が近いようです。

紅葉の奥利根湖


27日の出艇場所の状況です。前回出艇したときより、貯水位が約6m上昇していたため、緩傾斜地から出艇することができました。出艇場所の近くで重機が作業をしていますが、流木を除去しているとのことでした。

紅葉の奥利根湖


準備を整え出艇しまーす。水際は乾燥していましたので、乗艇しやすかったですニコッ

紅葉の奥利根湖


Y字の分岐点にきました。右側が本川(利根川)方面、左側が奈良沢、コツナギ沢方面です。今回は、右側の本川(利根川)方面へ進みます。雲の切れ間から青空がのぞきます。
周囲は秋色の景観がすばらしいのですが、行きは景色を注視せずに奥利根深水の滝を目指します。秋色の景観は、帰りにじっくりと楽しむことにします。これまでの経験から、帰りの漕ぎはダレてしまいがちです。

紅葉の奥利根湖


紅葉の奥利根湖


前回の漕ぎでも撮影しましたネコ沢から大白沢へ向かう途中に出現する空洞がある岩です。左の写真は下流から、右は上流から撮影しています。貯水位が上昇していますので、空洞は見えなくなりました。特徴がある地物があると水位の上昇が実感できます。地肌だけではわかりません。

紅葉の奥利根湖紅葉の奥利根湖


またまた前回の漕ぎでも撮影しました湯ノ花温泉の跡地です。跡地周辺の紅葉がキレイです。ダムが建設される以前、温泉施設があった頃には、先人たちもここで紅葉を楽しんでいたのでしょうね~。

紅葉の奥利根湖


前回、カヤックで漕ぐことができた最奥地の割の萱沢の斜面が見えてきました。正面の斜面の左の方向は、奥利根深水の滝がある斜面です。徐々に滝が近づいてきますので、気分が高まりワクワクします。

紅葉の奥利根湖


割の萱沢の右岸の斜面です。注視しないようにしていたのですが正面ですので・・・、あまりの鮮やかさにパチリ。稜線から地肌の際までの高低差は約200mあります。

紅葉の奥利根湖


そして、割の萱沢がある斜面を左方向へ。いよいよ、奥利根深水の滝がある斜面が見えてきました。出艇場所から約7.5km、約1時間30分で到着です。
んー、滝の手前に湖底が見える?タラ~。不安を感じつつ、漕ぎ進みます。
滝の手前約200mの位置が、カヤックで漕ぐことができる最奥地でした。827mの貯水位では足りなかったようですガーン。下調べが不足していました。

紅葉の奥利根湖


まあ200mくらいの距離ですので、艇を降りて歩いて滝に向かうことにします。熊鈴、ホイッスルなどを身につけ、静寂の中をにぎやかに音を立てながら歩きます。

紅葉の奥利根湖


足場のよさそうなところをさがしつつ、上流を目指します。川を渡れば、滝は目前です。

紅葉の奥利根湖


えーと、渡河できる箇所は・・・・・、な、ないガーン
川の中央はそこそこ深みがあり、流れが速そう。パドリングブーツ(あ、いわゆる長靴ですが)では、浸水してしまう水深です。これまで何度か川で流された経験から、ちょっとヤバそうな流れです。夏場ならまだしも・・・。湖岸は段差が高く登れませんし、斜面は急で歩けません。カヤックでの遡上は当然できません。近頃、身体のキレが低下しつつありますので、ムリはできません。
必要な用具はありませんし、私の身体能力では、渡河することができませんでした。
残念ですが、今回は断念です。来年の楽しみになりました。

紅葉の奥利根湖


遠方からの奥利根深水の滝の様子です。やはり正面からの眺望でないと滝の感じがしませんね。

紅葉の奥利根湖紅葉の奥利根湖


となれば、周辺には野生動物が生息していますので、この場所に長居は無用です。とっとと艇に戻ります。
艇を係留した付近の水がキレイでしたので、水面、水中を撮影してみました。水がとても冷たい・・・、川に入らなくてよかったです。

紅葉の奥利根湖紅葉の奥利根湖


漕ぎ出してすぐ、船外機を付けたボートがやってきました。奥利根深水の滝を見物にきたとのことです。滝の近くまで行けないことがわかるととても残念そうでした。私も残念でした。

紅葉の奥利根湖


以下は、帰りに撮影した写真です。奥利根湖を形成する山々の綾錦をまとった景観をお楽しみください。彩りがとても鮮やかでした。カメラは安価なコンデジ、撮影技術は低レベル(カメラまかせのフルオート)、天候もイマイチですので、画質はそれなりでーす。

紅葉の奥利根湖


紅葉の奥利根湖


紅葉の奥利根湖


紅葉の奥利根湖


紅葉の奥利根湖


現地では、とてもよい目の保養になりました。両岸に展開する錦秋の景色のなかをのーんびり漕いでいました。もみじ01紅葉もみじ02満喫でーす。

ダムの堤体が見えてきました。奥利根湖の紅葉見物は、まもなく終了です。とても優雅な時間を過ごせましたニコニコ。いつもの行きは追い風、帰りは向かい風でしたので、帰りはちょこっと時間を要しました。

紅葉の奥利根湖


湖上から見た出艇場所です。この日、ボート、カヌー・カヤックはあまり多くはいませんでしたが、戻ってくる時間帯が偶然にも数名の方と同じだったようです。

紅葉の奥利根湖


漕ぎメーター。また、やっちゃいました、一時停止機能の解除し忘れ。滝を見られなかった直後でした。動揺していたようです。行きは約7.5kmでしたので、往復で約15kmの漕ぎでした。漕いだ時間は、3時間30分くらいだったようです。
今回は自艇でしたので、キール直付け式シートに座っての漕ぎです。私にとっては、やや長時間、長距離の漕ぎでしたので、おしり、背中が少し痛くなってしまいました。吊り下げ式シート・・・。

紅葉の奥利根湖


漕ぎマップ。今回は目的がはっきりしていたため最短距離を漕ぎたかったこと、両岸の景色を眺めたかったことから、湖面の中央付近を漕いでいますが、湖はほぼ貸し切りの状態に近かったためご了承を~。Y字右側の利根川方面では、滝の見物に訪れたボートに出会っただけでした。ほかのみなさんは、Y字左側の奈良沢、コツナギ沢方面、あるいは分岐する幽の沢方面に行かれていたようです。

紅葉の奥利根湖


今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。みごとな紅葉を見ることができたため、疲れはあまり感じませんでした。

中禅寺湖の紅葉もみごとでしたが、奥利根湖の紅葉は最盛期ということもあり、すばらしかったです。中禅寺湖では、平面的な広がりの紅葉を楽しむことができました。奥利根湖は、奥地に行くと湖岸の幅が狭まり急峻な斜面が迫っていることがあり、立体的な広がりのある紅葉を見ることができました。今回は貯水位が低かったため、木々は高い位置でしたので、景色が遠望になってしまったことがちょっと惜しかったです。青空のもと満水位での奥利根湖の紅葉、景観を想像するだけで感情が高ぶってきます。来年は見ることができるかな?

奥利根湖の奥地は、船舶でのみ紅葉を楽しむことができます。とくに自力で漕いで行っての眺望は、特段な満悦を感じることができます。今回は、私がカヌー・カヤックを始めたいと思った原点を感じることができた漕ぎになりました。

出発前、奥利根湖のすばらしい紅葉を撮影しようと妻が所有しているデジイチを借りようとしたのですが、「水の上だよね」の一言で一蹴されてしまいました。借りても使いこなせるかはわかりませんが・・・、紅葉を撮影していると自分のデジイチが欲しくなります。

帰宅するとモンベルから荷物が届いていました。モンベルさん、仕事が早いですね~。早速のご対応、ありがとうございました。私がもう一日早く問い合わせをしていれば、奥利根湖の漕ぎで使用することができました、残念。次回、漕ぐ際に早速装着してみます。

紅葉の奥利根湖


それでは、モンベルからの荷物を開梱しなければならないため、今日はこれまで!!



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