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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

初冬の奥利根湖

   

11月26日(日)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
26日の奥利根湖 天気:晴れ 気温:6℃くらい 貯水率:55.1% 貯水位:約837.7m

まもなく11月も終わりです。11月30日は矢木沢ダム、奈良俣ダムの管理用道路が閉鎖される日だったことを思い出します。11月に入ってからの奥利根湖、ならまた湖はどんな感じかなとダムを管理する水資源機構沼田総合管理所のホームページを見てみると奥利根は降雪した様子でした。
21日に約20cmの積雪があったようですがその後は解け、週末の積雪深は4cmほどになっていました。道路の雪が気がかりでしたが行くことができれば雪化粧した景色が楽しめるかもという思いが募ります。やがて「冬が来る前に もう一度 あの景色 眺めてみたい~♪」と聞き覚えがあるメロディにのせた歌詞を口ずさむようにw
冬期閉鎖前の最後の休日、天気がよさそうでしたので奥利根湖に出かけてきました。

初冬の奥利根湖


初めて見る雪化粧した奥利根湖の景色を楽しんできましたニコニコ


みなかみに到着後、いつもと同じく利根川に架かる諏訪峡大橋から谷川連峰を眺めます。標高約二千メートルの稜線は雪で覆われていました。晩秋の山々と冬山のコントラストが印象的でした。

初冬の奥利根湖


屋倉橋ゲートを通過して管理用道路に入ります。日当たりがわるい場所では凍結している箇所もタラ~。途中、洞元湖越しに小沢岳、三ツ石山が目に入ってきました。こちらもすでに冬山の様相でした。雪化粧した奥利根の山々に興味が深まります。

初冬の奥利根湖


駐車場に到着後、まずはカヤックを湖面に下せるか確認します。監視員さんの了承をいただき、進入路に入ります。一部凍結している箇所があるものの運搬はできそう。駐車場に戻り艇を組み立てます。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


艇を組み立てた後、湖の全景を撮影し、貯水位を表示する量水標を確認します。水面は837.7m付近にありました。11月に入ってからは貯水位に大きな変化はなかったようです。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


進入路ゲートの横の進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。この日はボートで湖面利用する方々の姿は見かけませんでした。私が最初で最後の湖面利用者だったようですテヘッ

初冬の奥利根湖


凍結した箇所で滑らないように注意しながら急な舗装路をえっちらおっちら運びます汗。準備を整え出艇しまーす。貯水位が839m以下でしたので地面からの出艇になりました。

初冬の奥利根湖


堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。奥利根湖では残雪の景色は何度か見ていますが、雪化粧した景色を見るのは初めてです。どんな感じかな。

初冬の奥利根湖


Y字の分岐に到達です。巻機山~三ツ石山~小沢岳にかけての越後山脈の峰々を見渡します。稜線付近はだいぶ積もっているようでした。

初冬の奥利根湖


それではお決まりの分岐からの景色です。

奈良沢、コツナギ沢方面です。青空に真っ白な山肌が映えていました。水面に映る景色もまたきれいでしたドキッ。冬が来る前にもう一度この景色を眺めることができましたニコニコ

初冬の奥利根湖


本川(利根川)方面です。遠方の山々が見通せないため白さは少なめです。中央の奥はカワゴ山、右奥の白い稜線は群馬・新潟の県境に位置する平ヶ岳です。

初冬の奥利根湖


この日は分岐からの景色を眺めることができればいいなぁと思っていましたが、天気、湖面の状況が良いため欲が出ます。出湖予定時間まで余裕がありましたので悪沢、幽の沢方面に足を延ばします。

入り江への分岐からコツナギ沢方面を見上げると巻機山と牛ヶ岳らしい山容が目に入ります。巻機山からは奥利根湖が見えるようなので奥利根湖からも巻機山が望めるはずと思い以前から視点場を探していました。合っているのかはわかりません。。

初冬の奥利根湖


入り江に少し入ると刃物ヶ崎山を頂とするコツナギ沢と白ビ沢の分水界となる尾根筋が目に留まります。そそり立つ急峻な岩肌には雪が貼り付いているように見えました。

初冬の奥利根湖


入り江を奥に進みます。貯水位が839m以上あればカヤックなどで悪沢に到達できることはわかっています。この日の貯水位は837.7mですので少し手前で行き止まりになりそうです。貯水位839mは、出艇場所へ続く進入路が舗装路から未舗装路へと変わる境の水位、悪沢に到達できる水位です。ということは、舗装路から出艇できればカヤックなどで悪沢に到達することができそうです。ゴルジュに進入することはできませんけど。

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悪沢の入り口に似た地形のニセ悪沢を通過します。葉が生い茂っているときはよく見えませんでしたが、奥はすぐにどん詰まりになっていました。。ニセ悪沢の少し先で行き止まりになりました。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


悪沢の手前100mくらいの場所でした。砂の堆積地はズブズブですので、石が堆積している場所に艇を寄せます。石や礫がある箇所は地面が比較的締まっていますので艇の乗り降りが容易です。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


大型の野生動物と遭遇すると困るので山間にどすの利いた声を響かせながら河原を歩いて悪沢へ向かいます。悪沢の入り口から見た幽の沢方面の様子です。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


悪沢のゴルジュ、木々が葉を落としていますので奥の方まで見通せました。いつも見ている景色とは異なりますので、また違った風情を感じます。

初冬の奥利根湖


悪沢を後にして戻ります。物音一つしない静けさですシーッ。風はなく日差しが暖かったので寒さは感じませんでした。砂の堆積地は軟らかくパドルを刺すとブレードがすうーっと埋まります。

初冬の奥利根湖


なめらかな水面に冬枯れの景色がきれいに映っていましたビックリ。満水位から12mほど水位は下がっていましたが、地肌の多くが雪に覆われ土色が目立つことはなかったです。

初冬の奥利根湖


入り江から湖面が展けた場所に出てきました。澄んだ空気のもと、青空と流れるような雲がきれいでした。

初冬の奥利根湖


Y字分岐の岬近くから本川方面に雪をまとった赤倉岳と平ヶ岳がくっきりと見えていました。赤倉岳の斜面も急峻な岩肌です。

初冬の奥利根湖


今シーズンのリトルカナダの風景はこれで見納めです。今年もいろいろな情景を見ることができました。来季訪れるのは5ヵ月半後くらいかな。

初冬の奥利根湖


分岐を後にして出艇場所に戻ります。来シーズンもいろいろな季節の景色が楽しめるといいな♪

初冬の奥利根湖


出艇場所の近くにはちょっとした小島が露わになっていました。一人では無理ですが、小島に立てればおもしろそうな写真が撮影できそうです。進入路監視小屋で出湖届けを提出した後、駐車場で昼食をとり、艇の分解、片づけを済ませます。

初冬の奥利根湖初冬の奥利根湖


漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約8km、漕いだ時間は1時間30分ほどでした。

初冬の奥利根湖


漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~Y字分岐~着艇でした。



今回の漕ぎ度は「3」です(MAXは10)。短い時間、距離でしたので疲れはまったくありませんでした。冬期閉鎖になる前に雪化粧した奥利根湖の景色を満喫しましたニコニコ。天気にも恵まれよい条件で楽しむことができました。残雪・新緑、紅葉の景色はとても見応えがありますが、雪化粧の景色もまた見事でした。
そうそう、先日、全長が3mくらいのレクリエーショナルカヤックに乗りましたが、改めてボイジャーの良さを感じました。艇が長く、軽いということがありますが、直進性、安定性、軽快性、積載性に優れ、スピードもそこそこ出ますので、広い湖をツーリングするには快適ですニコッ

今年は矢木沢ダム、奥利根湖でいろいろな体験をすることができました。矢木沢ダムの点検放流、特別施設見学会、奥利根湖での残雪・新緑の景色、ドローンによる空撮、初めてのSUP、紅葉そして雪化粧した景色など、貴重な経験ができました。何度訪れても飽きることがなく、一層探求心が深まります。来年は大白沢の近くにあるドーナツ状の岩をくぐれるといいなw

まもなく冬本番を迎え雪で閉ざされる矢木沢ダム、奥利根湖、気が早いですが来春を楽しみにしつつ駐車場を後にしました。

初冬の奥利根湖





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