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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

残暑のならまた湖

   

8月18日(日)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
18日のならまた湖 天候:くもり後晴れ 気温:25℃くらい 貯水率:99.2% 貯水位:約880.7m

台風が通過した後も連日暑い日々が続きます汗。冷房が効いた屋内は涼しくて快適ですが、ときには自然の涼しさを感じたくなります。標高約900mのならまた湖に出かけ早朝の涼しい時間帯に漕いできました。

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静穏な湖面、人気のない湖上でのんびりと納涼体験を楽しみましたニコニコ


早朝、奈良俣ダムへ向かっていると道路の所々に大きな水たまりを目にしました。ならまた湖の周辺では夜半にそこそこの降雨があったようです。周辺は低い雲が立ち込めていました。

出発場所となるオートキャンパーズエリアならまたに到着すると散歩をする方、早朝カヌーツアーの準備をする方々を見かけますが、キャンプ場は全般的に物静かですシーッ。できるだけ物音を立てないようにそうっと準備を済ませ、入湖届を提出してキャンパーズビーチから出発しまーす。

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ウォーターワールドから奈良俣ダムの堤体、ウィンディストレートからビートルズリトルカナダの入り江を眺めつつ湖の奥へ向かいます。

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サンシャインヴィレッジから見るサンライズを楽しみにしていましたが、陽はすでに稜線からだいぶ高い位置にありました・・・。出発するのが30分くらい遅かったかな。でもなかなか趣のある風景を見ることができましたドキッ。水面に映る風景もまたきれいです。

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サンシャインヴィレッジの中ほどから笠の間方面、湖の西側に位置する朝日で照らされた山々を眺めます。早朝ならではの景色を楽しみます。

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至仏の間を進みならまた湖の奥地へ向かいます。至仏山の頂付近は雲に覆われちょっとぼんやりとした山容です。濃くなった木々の緑、湖岸を覆う草木の緑を見て老眼が進む目をいたわりますw

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ファイナルファンタジーに入り最初の目的地である本流を目指します。湖岸の地肌が露わになっていますが洪水期(7月~9月)ではほぼ最高の水位です。洪水期の最高の貯水位となる洪水貯留準備水位は奈良俣ダムでは881.0mであり、満水位(888.0m)からは7m下がった水位になります。ちなみに非洪水期(10月~6月)の貯水率にすると約84%になりますので、この日は満水時のおおよそ8割の貯水量です。

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本流に近づくと流木と木くずが浮遊するゾーンが現れ行く手を阻みます。。パドルで何とか掻き分けながら清流ゾーンに入ります。といっても降雨の影響で水は少し濁っていました。

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遡上しながら本流に到着です。楢俣川はそこそこ勢いよく流れていました。水に冷たさはなかったです。

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岩にボードを寄せ休憩です。日かげの水辺ということもあり水に入らなくても涼しかったです。自然の涼しさを堪能しますニコッ

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しばらく寛いでから本流を後にします。静寂な湖上に鳥のさえずり、ヒグラシの鳴く音が響いていました。

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次の目的地の大石沢へ移動します。大石沢にはちょっとした淵があり水遊びが楽しめます。奥へ進むとまたまた流木と木くずが浮遊するゾーンが現れ行く手を阻みますガーン。所々に尖った流木が見えましたので進むのは断念です。ボイジャーであっても進むのはためらう状況でした。

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青空が広がり気温が段々と上がります。ブナの濃くなった緑が青空に映えます。

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貯水位が下がったダム湖では湖岸の根株を観賞するのも楽しみの一つです。左はソファに肘をつきビールを片手にテレビを見ながら寛ぐおっさん風の根株(お盆休みの自分の姿と被っていましたテヘッ)、右は子根株に近づくものを親根株が威嚇して追い払おうとしているように見えた根株親子。

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恐竜のようにも見える木製のUMAと目が合ってしまったときは動揺してボードから落ちそうになりましたタラ~。一瞬、ならまた湖のヌシと遭遇したかと思いましたビックリ

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気持ちを落ち着かせ、至仏の間の中ほどから周囲の景色を眺めます。左はサンシャインヴィレッジ方面、右はファイナルファンタジー方面。風はなく湖面はとても穏やかでしたので少しのパドリングでボードがすうーっと進みますシーッ

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大石沢では奥に行けなかったため小石沢に寄ってみました。流木や木くずは少なく水際にボードを寄せることができました。

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突き当りには小さな滝と淵がありました。流域が小さいからかな、楢俣川より水がだいぶ澄んでいました。谷間の水辺ということもありひんやりとした空気が漂います。日が差し、気温が高い時間帯であれば淵に浸かっての水遊びが気持ちよさそうでした。

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サンシャインヴィレッジからリトルカナダの入り江を眺めます。気温が高くなってきたのでリトルカナダの奥に位置する幽倉沢、板目沢には寄らずに戻ります。

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ウィンディストレートでは風に吹かれることなくキャンパーズビーチに到着です。

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この日は洪水貯留準備水位に近い水面でしたので駐車場から水際が比較的近く運搬の距離が短くて済みました。これより水位が下がると地面の傾斜が急になるため、カヌー・カヤックの運搬がちょっと大変になります。

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駐車場でボードを片づけます。湖畔ではススキの穂が開き始めていましたので奥利根の夏は終わりが近いようです。

キャンプ場を後にして奈良俣ダムの天端に立ち寄ります。四角い穴はローラーゲートに設置された内臓ゲートです。貯水位が洪水貯留準備水位を超えた場合は内臓ゲートから越流するようになっています。最近はゲリラ豪雨などで水嵩が急に増すことがあるので内臓ゲートからの越流があるのかな。内臓ゲートから越流する様子は見たことがありません。

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先日赤谷湖に出かけた際に相俣ダム60周年記念カードをもらうのを忘れてしまいました。その後どうにも気になっていたので奈良俣ダムからの帰り道に相俣ダムに寄り記念カードをいただいてきました。

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カードフォルダに3枚の特別なダムカードが収まっていました。右下が空いていたので通常のダムカードを入れてみました。

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利根川上流ダムのメモリアルとして最近では2017年に矢木沢ダムの50周年、草木ダムの40周年、2018年に藤原ダムの60周年、下久保ダムの50周年、そして2019年に相俣ダムの60周年の記念のダムカードが配付されています。つぎは奈良俣ダムの30周年かな、それとも八ッ場ダムの竣工記念かな。

そうそう、八ッ場ダムではどのような条件、制限になるかはわかりませんが、カヌー・カヤックでの湖面利用ができそうな感じですニコッ。貯水池から眺める不動の滝や丸岩などが興味深いです。春には鮮やかな新緑、秋には美しい紅葉が見られそう。今秋には試験湛水が始まるようです。湖面利用ができるのはまだまだ先になりますが、どんな景色が見られるのか今から楽しみです。ただ洪水期(7/1~10/5)は制限水位が満水位から28mほど下がるので夏場の湖面利用はちょっと苦労しそう汗。そういえば八ッ場ダムの貯水池がどのような名称になるのか気になるこの頃です。吾妻川に位置することや吾妻峡が有名なのでべたに「あがつま湖」なのかな。



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