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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

新緑のならまた湖

   

5月29日(日)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
29日のならまた湖 天候:晴れ 気温:24℃くらい 貯水率:100.0% 貯水位:約888.0m

5月25日に奥利根湖に出かけ利根川方面の景色を楽しみました。この週末も天気がよさそうでしたので奥利根に出かけてみることに。奥利根湖の奈良沢方面を漕ぐかならまた湖を漕ぐかで悩みましたが奥利根湖は開放後の最初の週末であり好天ですので混雑しそうなことからならまた湖へ行ってみました。ならまた湖は5月5日に訪れていますので約3週間後の景色がどのように変わっているのか興味深いところです。

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青空のもと満水の湖面で新緑の景色を楽しんできましたニコニコ


みなかみに到着後、車窓から谷川連峰を眺めていると田んぼに張られた水に峰々のシルエットがきれいに映っていました。谷川岳の周辺は晴れ渡っていますので今日の天気も期待できそう。

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出艇場所となるオートキャンパーズエリアならまたに到着です。日曜日の朝ですのでキャンプ場には多くのテントが張られていました。出艇場所となるコンクリート製の階段の上で大きな音を立てないように艇を組み立てますシーッ。キャンプ場の管理棟で駐車料金を支払い入湖届を提出し、準備を整え出艇しまーす。ウォーターワールドを抜けウィンディストレートを進みます。3週間で木々の緑がだいぶ濃くなっていました。

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ならまた湖の概略図、この日はまず本流の楢俣川に向かいます。その後は右岸に沿いながら大石沢、小石沢、幽倉沢、板目沢を巡ります。


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尾瀬の峰々を眺めつつウィンディストレートからサンシャインヴィレッジに進みます。山肌の残雪はだいぶ少なくなりました。

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サンシャインヴィレッジから至仏の間に入ります。向かい風でのパドリングでしたので湖面がきらきらとしています。

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至仏の間からファイナルファンタジーへ入ります。急峻な斜面を彩る低木の新緑がきれいです。

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奥へ進むと両岸が徐々に狭くなり本流へと近づきます。西桶小屋沢を過ぎた辺りで湖面は浮遊物で覆われていましたガーン。流木や木くずが広範囲にありましたのでできるだけ船体布への影響が少ないルートを進みます。

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浮遊物のゾーンを抜け清流ゾーンに入ります。ただ奈良俣ダムの流域では27日(金)に約40mmの降雨がありましたので水は少し濁りがありました。遡上しながら楢俣川へ向かいます。

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ならまた湖の最奥地に到着です。楢俣川は雪解け水と一昨日の降雨により勢いよく流れていました。

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しばらく本流の景色を堪能した後に戻ります。わずかな距離をなんちゃって川下りで楽しみます。再び浮遊物のゾーンを進みます。私の場合ですが浮遊物で覆われた場所はパドルで漕ぐよりシートにまっすぐ座り腰をぐいっと前に突き出し艇を押し出した方が早く進めます。

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ファイナルファンタジーから至仏の間へ戻ります。右岸は急峻な地形が続き、奥利根湖で見るような迫力のある景色が広がっています。

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大石の入り江に入ります。この入り江は奥行きがあり狭窄な谷間を進むパドリングが楽しいです。静寂な谷間には鳥やハルゼミの鳴き声が響きます。

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斜面にはどことなく湧いてくる水が集まりちょっとした滝となっていました。雪解けの時季ならではの光景です。大石沢に到達です。まだそこそこの雪が残っていました。もうしばらくは残雪の景色が楽しめそう。

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ブナの新緑を眺めながら大石沢を後にします。奥まったこの場所は風の影響を受けにくいため水面が穏やかなことが多いです。周囲の景色と相まってとても気持ちが落ち着く場所です。

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大石の入り江から至仏の間に出ます。右岸に沿って小石の入り江に向かいます。大石から小石にかけての右岸はブナを中心に落葉広葉樹が多く分布していますので新緑や紅葉がとても美しいです。

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至仏の間の地名の由来は至仏山に近い広いエリアです。至仏の間からは尾瀬の名峰の至仏山を近くに望むことができます。ここから至仏山までは約6.5kmです。小石の入り江の近くがお気に入りのビュースポットです。

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小石の入り江に入ります。この入り江は奥行きはありませんが両岸の山々が高いため迫力のある景観が楽しめます。湖岸のブナの新緑がちょうど見頃でした。

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小石沢に到達です。こちらもまだ多くの雪が残っていました。空の青、木々の緑、雪の白のコントラストが鮮やかです。雪と水面の間からは冷気が流れてきます。気持ちがよいので寄ってみました。周辺では霧が立っていました。

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小石の入り江から至仏の間に出ます。正面にはワッフルののり面が広がります。至仏の間からサンシャインヴィレッジに戻ります。笠の間越しに武尊山が望めます。

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サンシャインヴィレッジから眺めるリトルカナダの周辺の山々、深い谷間に大きな岩壁など雄大な景色が広がります。ミヤマナラなどの低木の新緑が急峻な斜面を彩ります。

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リトルカナダの入り江に進みます。針葉樹の深緑、広葉樹の新緑のコントラストが見事です。この時季ならではの色合いの景色です。もうしばらくすると山肌は一面が濃い緑で被われます。

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幽倉沢とジャイアントロック、ここは紅葉の景色がきれいな場所ですが新緑の景色もまたきれいでした。岩壁と落葉広葉樹の組み合わせは新緑と紅葉ともに見応えがあります。

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板目沢がある入り江に入ります。沢の手前に位置するブナ林の新緑が鮮やかでした。

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板目沢の様子、満水時は渓床勾配の緩い谷間を流れていますので沢はあまり見えません。水位が下がる洪水期の方が滝が現れるので見応えがあるかな。満水時は板目沢から見るリトルカナダの景色がきれいです。

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リトルカナダの入り江からエスケープの入り江に向かいます。笠の間越しに笠ヶ岳の雄大な山容を眺めながら進みます。

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ビートルズの入り江から尾瀬の山並みを見渡します。左から至仏山、小至仏山、小笠、笠ヶ岳です。雲一つない青空に連なる稜線が映えていました。エスケープの入り江を囲む山々は木々の緑がだいぶ濃くなっていました。

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エスケープの入り江の奥の様子、岩肌を被う低木の鮮やかな新緑の景色を期待していたのですが新緑よりは青葉に近くなっていました。日当たりがよい場所なので青葉になるのが早いのかな。

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エスケープの入り江から至仏山、小至仏山を見渡します。山肌の残雪は残りわずかになりました。人工物が一切目に入らない景色を見ているとここがダム湖であることを忘れてしまいそうです。

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エスケープの入り江から尾瀬の山並みを見渡します。ビートルズの入り江から見るよりワッフルののり面が視界に入らないためこちらの方がいい眺めです。尾瀬の山並みのビュースポットといったところかな。

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ウォーターワールドをのんびりとパドリングしながら出艇場所に到着です。キャンプ場の後方に見えている山並みは至仏山、小至仏山です。キャンプ場の新緑も鮮やかでした。出艇場所の近くは水が澄んでおり濁りは見られなかったです。

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漕ぎメーター。漕いだ距離は約14km、漕いだ時間は3時間30分ほどでした。艇から一度も降りることなくパドリングをしていたのでお尻がちょっと痛くなりました。

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漕ぎマップ。出艇してから楢俣川、大石沢、小石沢、幽倉沢、板目沢の順で巡りました。帰りはビートルズ、エスケープの入り江に寄って尾瀬の山並みを見渡しました。




今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。出艇から至仏の間までは向かい風でしたがその後は穏やかな湖面でのパドリングでしたので疲労は少なかったです。この日のみなかみは夏日を観測するなど初夏のような陽気でした。風のない湖上は暑かったです。この日も熱中症と日焼けを防止するためチェア用パラソルが役立ちました。カヤックでの長距離のパドリングはそろそろきびしいかな。

駐車場の端っこで艇を片づけます。先日奥利根湖で漕いだとき船体布のデッキの色褪せが気になりました。コーミング近くのデッキが白っぽくなっていました。10年以上使用していますのでそろそろ劣化が始まったのかな。とりあえず保護剤を塗布しておきました。上が塗布前、下が塗布後です。んー、あまり変化はなさそう。しばらくは様子をみてみよっと。

【塗布前】

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【塗布後】

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キャンプ場を後にして奈良俣ダム管理所からならまた湖の周辺の山々を見渡してみました。山肌の残雪は少なく木々の緑がだいぶ濃くなりました。奈良俣ダムは7月から洪水期に移行するためこの満水の景色が見られるのもそろそろ終わりかな。今夏は渇水にならないことを祈るばかりです。

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新洞元橋へ移動して奈良俣ダムを見上げます。この日の貯水位は満水位の888.0mでしたので放水路にはわずかばかりの水が流れていました。奈良俣ダムの放流シーンもそろそろ終わりのようです。

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