若葉の奥利根湖(奈良沢方面)
5月10日(金)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
10日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:18℃くらい 貯水率:98.5% 貯水位:約849.6m
矢木沢ダム、奈良俣ダムの管理用道路等の冬期閉鎖が4月26日(金)に解除されました。5月3日には奈良俣ダムに出かけ若葉のならまた湖の景色を満喫しました。その帰り道、小沢岳の山肌にたくさんの雪が残っているのが見えましたので残雪の景色が楽しめるうちに奥利根湖を訪れたい思っていました。5月10日は高気圧に覆われ、みなかみ、湯沢ともに晴れの予報、等圧線の間隔は広く風は弱そう、絶好のレイクカヌー日和になりそうでしたので年次休暇の消化に勤しみつつ奥利根湖に出かけてきました。

絶好の天気のもと残雪の山々、ブナの若葉の景色を満喫しました
。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
10日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:18℃くらい 貯水率:98.5% 貯水位:約849.6m
矢木沢ダム、奈良俣ダムの管理用道路等の冬期閉鎖が4月26日(金)に解除されました。5月3日には奈良俣ダムに出かけ若葉のならまた湖の景色を満喫しました。その帰り道、小沢岳の山肌にたくさんの雪が残っているのが見えましたので残雪の景色が楽しめるうちに奥利根湖を訪れたい思っていました。5月10日は高気圧に覆われ、みなかみ、湯沢ともに晴れの予報、等圧線の間隔は広く風は弱そう、絶好のレイクカヌー日和になりそうでしたので年次休暇の消化に勤しみつつ奥利根湖に出かけてきました。

絶好の天気のもと残雪の山々、ブナの若葉の景色を満喫しました

矢木沢ダムに到着後、約半年ぶりの奥利根湖の景色をしみじみと見渡します。このときの気温は1℃ほどでしたので肌寒かったです。身体が温まるようにせっせと艇を組み立てます。進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませ、水際に艇を運び準備を整え出艇しまーす。ボートの方と出発が重なってしまい出艇場所は混雑していました。


奥利根湖の概略図、残雪の山々の景色を楽しむ予定です。残雪の景色が美しいY字左側の奈良沢方面へ向かいます。

出艇してまもなく小白沢方面の景色が目に入ります。奥利根湖では冬期閉鎖が解除された日に事故がありました。ボートの方が小白沢方面の入り江で湖に転落したとのことです。ライフジャケットを未装着だったようで行方が分からないそうです。この時季の奥利根湖は雪解け水が流入し水温はとても低いです。水中ではわずかな時間で低体温症になるおそれがあるため留意するのがよさそうです。ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。正面に見える残雪の山が幽の沢山、その左奥が群馬・新潟の県境に位置する小沢岳です。


Y字の分岐に到達です。奈良沢方面の山々を見渡します。空気が澄んでおり霞もなく遠方までくっきりと見通せました。青空に残雪の山々が映えます。今年もリトルカナダの景色を見ることができ満悦です
。

幽の沢、悪沢がある入り江に入ります。水面には周囲の景色がきれいに映っていました。

山肌をブナの若葉が彩ります。ミヤマナラなどの低木も芽吹いてきました。

悪沢に到達、ゴルジュの奥へ進みます。岩壁の奥は雪で塞がっていました。岩壁の合間は冷たい空気が漂います。


悪沢を後にして幽の沢へ向かいます。カヤックで進むことができる一番奥まで入ってみました。


幽の沢、悪沢がある入り江から展けた湖面へ戻ります。日差しはありますが空気がひんやりとしており心地よいです。

陽光のもとでブナの若葉が一層鮮やかに輝きます。青空にブナの若葉の萌黄色が映えていました。


展けた湖面へ戻り奈良沢方面へ向かいます。雪が残る奈良沢方面の山々を眺めながらのんびりとしたパドリングで進みます。


東ゴンボリの入り江を通過し、その西側に位置する入り江に進入します。奥にお気に入りの浜辺があります。

湖岸の木々の若葉が鮮やかです。緑のなかでオオカメノキの白い花が目に留まります。

浜辺に艇を寄せ小休止です。入り江の奥から眺める景色は見応えがあります。

対岸の西ゴンボリの周辺の山々を眺めながら入り江から展けた湖面へ戻ります。

奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いに到達です。残雪の山々をいい構図で収めることができました。右が永松山で左が柄沢山です。どちらも群馬・新潟の県境に位置しています。

コツナギ沢・白ビ沢方面の荒々しい岩肌の刃物ヶ崎山、雪が残る柄沢山を左手に眺めながら奈良沢へと向かいます。


流れがでてくると水が徐々に澄んでいきます。船体布を通じて水の冷たさを感じます。

中州を挟んで二股に分かれていましたので各々カヤックで進むことができるところまで遡上してみました。澄んだ水に和みます。


奈良沢の流れにのって戻ります。澄んだ水でのパドリングが心地よいです。

右岸側に少し奥まった水辺がありましたので入ってみました。大きなコイの魚影をたくさん見かけました。興味を惹くものはとくになかったです。正面に武尊山を眺めながら戻ります。


青空に白い機影と飛行機雲が映えます。奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いに戻り、コツナギ沢、白ビ沢へと続く入り江に入ります。


コツナギ沢と白ビ沢との出合いに到達です。正面で雪が残るのは柄沢山です。

コツナギ沢、白ビ沢をカヤックで進むことができるところまで遡上してみました。コツナギ沢は勢いよく流れ、白ビ沢は静かに流れていました。


白ビ沢から戻ります。水がとても澄んでおりプカプカと浮いているだけで気分が安らぎます。

お腹が空いたので昼食とします。艇を寄せやすそうな水辺がありました。私が奥利根湖を訪れるようになったときこの場所は土砂が堆積しているだけで殺風景でしたが十数年が経過し徐々に樹木が育ってきました。土砂の流出により湖が埋まるのは残念ですが、自然が回復していく様子を見るのは感慨深いです
。


浜辺に艇を寄せ昼食、休憩です。野生動物の気配を感じたらすぐに逃げられるように水辺に近い場所で過ごします。コツナギ沢の奥の方ではロケット花火や爆竹の音が響いていました。山菜を採りに入った方がクマよけに鳴らしていたようです。

ブナの若葉、澄んだ水を眺めつつ、水が流れる音、鳥の鳴き声を聞きながら食べるカップラーメンは5割増しのおいしさです
。


コツナギ沢と白ビ沢の出合いを後にして戻ります。ほぼ満水の湖面ですので木々を近くで眺めながらのパドリングです。


奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いを振り返りながら西ゴンボリへと向かいます。

西ゴンボリへと続く入り江に入ります。左岸ではあまり見かけませんでしたが右岸ではシャクナゲの花をよく見かけました。


西ゴンボリの残雪を楽しみに寄ってみましたが雪は少し残っているだけでした。対岸の東ゴンボリの周辺の山々を眺めながら入り江から展けた湖面へ戻ります。

Y字の分岐に移動しつつ漕いできた方向を時々振り返ります。青い空に山々の残雪、木々の緑の景色は絵になります。

猟師地図でいうところのゴミツ沢がある入り江に入ってみました。なかなか情趣がある入り江でした。入り江からは本川方面で雪が残る赤倉岳を望むことができました。

Y字の分岐の近くで奈良沢方面を振り返ります。青空にリトルカナダの景色が映えていました。この景色は何度見ても飽きないです
。

Y字の分岐越しに本川方面で雪が残る山々を眺めます。右は赤倉岳、左は平ヶ岳です。今冬は降雪が少なかったことがあり露となった山肌が目立ちます。

分岐からは左岸に移動して奥利根湖の景色を広く眺めます。ほぼ満水の湖面で見る残雪の山々の景色は見応えがあります。

Y字の分岐を振り返りつつ矢木沢ダムの堤体を眺めながら出艇場所に戻ります。


出艇場所に到着です。のんびりと片づけを済ませ駐車場に移動します。


漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約20km、漕いだ時間は5時間ほどでした。青空のもと気温はそれほど上がらなかったため快適にパドリングをすることができました。ときどき吹くそよ風が顔に当たり心地よかったです。

GPSのログを誤って消去してしまい漕ぎマップは作れませんでした。。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~幽の沢~東ゴンボリの隣の沢~奈良沢~コツナギ沢、白ビ沢(昼食)~西ゴンボリ~Y字分岐~着艇でした。この季節に奈良沢方面を漕ぐときのお決まりのルートです。
今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。そこそこ長い距離を漕ぎましたが条件がよかったため疲労は少なめです。この日はブナの若葉がきれいでした。まもなくミヤマナラなどの低木の緑が鮮やかになり奥利根の美しい新緑の景色が楽しめそう。
駐車場で艇を片づけ矢木沢ダムを後にしました。この日もすばらしい景色を見ることができ満悦です。ありがとう、奥利根湖、また来ますw


奥利根湖の概略図、残雪の山々の景色を楽しむ予定です。残雪の景色が美しいY字左側の奈良沢方面へ向かいます。

出艇してまもなく小白沢方面の景色が目に入ります。奥利根湖では冬期閉鎖が解除された日に事故がありました。ボートの方が小白沢方面の入り江で湖に転落したとのことです。ライフジャケットを未装着だったようで行方が分からないそうです。この時季の奥利根湖は雪解け水が流入し水温はとても低いです。水中ではわずかな時間で低体温症になるおそれがあるため留意するのがよさそうです。ダムの堤体を背にして、Y字の分岐へ向かいます。正面に見える残雪の山が幽の沢山、その左奥が群馬・新潟の県境に位置する小沢岳です。


Y字の分岐に到達です。奈良沢方面の山々を見渡します。空気が澄んでおり霞もなく遠方までくっきりと見通せました。青空に残雪の山々が映えます。今年もリトルカナダの景色を見ることができ満悦です


幽の沢、悪沢がある入り江に入ります。水面には周囲の景色がきれいに映っていました。

山肌をブナの若葉が彩ります。ミヤマナラなどの低木も芽吹いてきました。

悪沢に到達、ゴルジュの奥へ進みます。岩壁の奥は雪で塞がっていました。岩壁の合間は冷たい空気が漂います。


悪沢を後にして幽の沢へ向かいます。カヤックで進むことができる一番奥まで入ってみました。


幽の沢、悪沢がある入り江から展けた湖面へ戻ります。日差しはありますが空気がひんやりとしており心地よいです。

陽光のもとでブナの若葉が一層鮮やかに輝きます。青空にブナの若葉の萌黄色が映えていました。


展けた湖面へ戻り奈良沢方面へ向かいます。雪が残る奈良沢方面の山々を眺めながらのんびりとしたパドリングで進みます。


東ゴンボリの入り江を通過し、その西側に位置する入り江に進入します。奥にお気に入りの浜辺があります。

湖岸の木々の若葉が鮮やかです。緑のなかでオオカメノキの白い花が目に留まります。

浜辺に艇を寄せ小休止です。入り江の奥から眺める景色は見応えがあります。

対岸の西ゴンボリの周辺の山々を眺めながら入り江から展けた湖面へ戻ります。

奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いに到達です。残雪の山々をいい構図で収めることができました。右が永松山で左が柄沢山です。どちらも群馬・新潟の県境に位置しています。

コツナギ沢・白ビ沢方面の荒々しい岩肌の刃物ヶ崎山、雪が残る柄沢山を左手に眺めながら奈良沢へと向かいます。


流れがでてくると水が徐々に澄んでいきます。船体布を通じて水の冷たさを感じます。

中州を挟んで二股に分かれていましたので各々カヤックで進むことができるところまで遡上してみました。澄んだ水に和みます。


奈良沢の流れにのって戻ります。澄んだ水でのパドリングが心地よいです。

右岸側に少し奥まった水辺がありましたので入ってみました。大きなコイの魚影をたくさん見かけました。興味を惹くものはとくになかったです。正面に武尊山を眺めながら戻ります。


青空に白い機影と飛行機雲が映えます。奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いに戻り、コツナギ沢、白ビ沢へと続く入り江に入ります。


コツナギ沢と白ビ沢との出合いに到達です。正面で雪が残るのは柄沢山です。

コツナギ沢、白ビ沢をカヤックで進むことができるところまで遡上してみました。コツナギ沢は勢いよく流れ、白ビ沢は静かに流れていました。


白ビ沢から戻ります。水がとても澄んでおりプカプカと浮いているだけで気分が安らぎます。

お腹が空いたので昼食とします。艇を寄せやすそうな水辺がありました。私が奥利根湖を訪れるようになったときこの場所は土砂が堆積しているだけで殺風景でしたが十数年が経過し徐々に樹木が育ってきました。土砂の流出により湖が埋まるのは残念ですが、自然が回復していく様子を見るのは感慨深いです



浜辺に艇を寄せ昼食、休憩です。野生動物の気配を感じたらすぐに逃げられるように水辺に近い場所で過ごします。コツナギ沢の奥の方ではロケット花火や爆竹の音が響いていました。山菜を採りに入った方がクマよけに鳴らしていたようです。

ブナの若葉、澄んだ水を眺めつつ、水が流れる音、鳥の鳴き声を聞きながら食べるカップラーメンは5割増しのおいしさです



コツナギ沢と白ビ沢の出合いを後にして戻ります。ほぼ満水の湖面ですので木々を近くで眺めながらのパドリングです。


奈良沢とコツナギ沢・白ビ沢との出合いを振り返りながら西ゴンボリへと向かいます。

西ゴンボリへと続く入り江に入ります。左岸ではあまり見かけませんでしたが右岸ではシャクナゲの花をよく見かけました。


西ゴンボリの残雪を楽しみに寄ってみましたが雪は少し残っているだけでした。対岸の東ゴンボリの周辺の山々を眺めながら入り江から展けた湖面へ戻ります。

Y字の分岐に移動しつつ漕いできた方向を時々振り返ります。青い空に山々の残雪、木々の緑の景色は絵になります。

猟師地図でいうところのゴミツ沢がある入り江に入ってみました。なかなか情趣がある入り江でした。入り江からは本川方面で雪が残る赤倉岳を望むことができました。

Y字の分岐の近くで奈良沢方面を振り返ります。青空にリトルカナダの景色が映えていました。この景色は何度見ても飽きないです


Y字の分岐越しに本川方面で雪が残る山々を眺めます。右は赤倉岳、左は平ヶ岳です。今冬は降雪が少なかったことがあり露となった山肌が目立ちます。

分岐からは左岸に移動して奥利根湖の景色を広く眺めます。ほぼ満水の湖面で見る残雪の山々の景色は見応えがあります。

Y字の分岐を振り返りつつ矢木沢ダムの堤体を眺めながら出艇場所に戻ります。


出艇場所に到着です。のんびりと片づけを済ませ駐車場に移動します。


漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約20km、漕いだ時間は5時間ほどでした。青空のもと気温はそれほど上がらなかったため快適にパドリングをすることができました。ときどき吹くそよ風が顔に当たり心地よかったです。

GPSのログを誤って消去してしまい漕ぎマップは作れませんでした。。この日のルートは、出艇~Y字分岐~悪沢~幽の沢~東ゴンボリの隣の沢~奈良沢~コツナギ沢、白ビ沢(昼食)~西ゴンボリ~Y字分岐~着艇でした。この季節に奈良沢方面を漕ぐときのお決まりのルートです。
今回の漕ぎ度は「6」です(MAXは10)。そこそこ長い距離を漕ぎましたが条件がよかったため疲労は少なめです。この日はブナの若葉がきれいでした。まもなくミヤマナラなどの低木の緑が鮮やかになり奥利根の美しい新緑の景色が楽しめそう。
駐車場で艇を片づけ矢木沢ダムを後にしました。この日もすばらしい景色を見ることができ満悦です。ありがとう、奥利根湖、また来ますw