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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

秋晴の接岨湖

   

11月4日(金)に接岨湖(せっそこ、静岡県榛原郡川根本町)で漕いできました。
接岨湖は、大井川に位置する長島ダムのダム湖です。
4日の接岨湖 天候:晴れ 気温:19℃くらい 貯水率:43.4% 貯水位:約453.1m

静岡方面へ出かけたついでに、以前から気になっていた接岨湖を訪れてみました。
カヌーワールドVol.9の「CW厳選!フィールドガイド」で接岨湖が紹介されていました。湖をまたぐ南アルプスあぷとラインや南アルプス接岨峡大吊橋、湖を取り囲む渓谷の風景が見所のようです。また、秋が深まる季節には多くの方々が訪れ、紅葉狩りを楽しまれているようです。最近は湖上から見上げる橋りょうや渓谷の景色に興味がありますので、接岨湖でのカヤックを楽しみにしていました。
今回は貯水池内に堆積した土砂を排土するために貯水位を下げていたり、紅葉の見頃には早かったりとちょっと惜しいところもありましたが、天気に恵まれたこともあり、奥大井のすてきな景色を満喫することができましたニコニコ

秋晴の接岨湖


初めて訪れた接岨湖でいろいろな景色を眺めてきました。


接岨湖への湖面進入路は施錠されているため、管理者から鍵を借用します。堤体の脇にある長島ダム管理所で手続きを行います。この際、「河川敷等一時使用届」の提出が必要です。詳しくは長島ダムのサイトで。
そうそう、カヌー・カヤック等で湖面利用をする場合は、前日までに長島ダム管理所へ電話で連絡をしておく必要があります。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


この日は平田カヌー場からの出艇です。ゲートを通過し、駐車場所へ向かいます。階段の付近は駐車が禁止されていました。
広々とした場所で艇を組み立て、水際へ運びます。艇の運搬距離は今までで一番短かったかも。準備を整え出艇しまーす。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


まずは湖の奥へと進みます。急峻な山々に目が留まります。接岨湖の両岸は比較的迫っており、曲がりくねった地形が特徴です。

秋晴の接岨湖


しばらく進み左へ転回すると右岸に旧井川線の遺構を見ることができました。時間に余裕があったらちょっと探検してみたかったです。この日は遠目に眺めます。満水時には水中に沈んでしまうようです。

秋晴の接岨湖


一つ目の目当ての場所にやってきました。奥大井レインボーブリッジです。奥大井湖上駅からひらんだ駅側は4径間、接岨峡温泉駅側は2径間の上路式ワーレントラス橋です。

秋晴の接岨湖


橋を近くでまた下から眺めます。井川線は単線であり列車は小型車両ですので、一般の鉄道橋に比べ橋体や橋脚がスレンダーなフォルムでした。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


奥大井湖上駅が位置する岬を回り込み、奥へと進みます。ちょっとした小島がありました。貯水位によっては水没してしまうようです。湖は曲がりくねっていますので、遠くまで見通すことができません。なので~、この先どんな景色が現れるのかワクワクしながらのパドリングですw

秋晴の接岨湖


油ノ河内、ユウズク沢がある入り江を通過し、左へ転回します。左岸にそこそこ落差がある滝を見ることができました。貯水位が下がっているときにしか見ることができない光景です。

秋晴の接岨湖


奥へ進むとさらに両岸の幅が狭くなっていきます。奥大井は林業が盛んなのかな。周囲の山々ではたくさんの人工林を目にします。

秋晴の接岨湖


出艇場所からはおおよそ5km、約1時間で二つ目の目当ての場所に到達です。貯砂ダムです。土砂がダム湖に流れ込む前に捕捉する施設だそうです。貯水位によっては一段下がっている放水路を通過して奥へと進めます。行けるかなぁ・・・。

秋晴の接岨湖


微妙な貯水位でした。ボトムが放水路に接触しました。艇を降りれば越えられそうでしたが、流れが速く放水路には苔らしきものが見えましたガーン。ここで水浴びはしたくないなぁ・・・、貯砂ダムから上流の景色も気になりますが、今回はここで引き返します。三つ目の目当ての場所であった南アルプス接岨峡大吊橋はまたの楽しみになりました。。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


周囲の景色を眺めながらのんびりと戻ります。紅葉は色づき始めといった感じです。そういえば11月19日に「奥大井接岨湖もみじまつり」が開催されるそうです。ちょうどその頃が紅葉の見頃もみじ02になりそうかな。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


油ノ河内、ユウズク沢がある入り江に進入してみました。貯水位が低かったため、沢の出合いには到達できませんでした。沢の水はすごく澄んでいましたビックリ。昼食をとるにはよさそうな場所です。昼食を持ってくればよかったな。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


帰りも奥大井レインボーブリッジを眺めます。奥大井湖上駅から接岨峡温泉駅側に架かるレインボーブリッジは、線路の脇に歩道が設けてあり歩いて渡ることができます。湖上から橋の上を歩いている方を見かけました。お互い写真を撮り合いますw

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


秋晴の接岨湖


奥大井湖上駅が位置する岬を回り込むとすてきな景色を見ることができましたドキッ。奥大井湖上駅の海抜は490m、この日の貯水位は453mでしたので水面から軌道までは約37mあったようです。長島ダムの満水位は470mですので、満水時には橋の近くまで水面が上がります。

秋晴の接岨湖


旧井川線と現井川線が並行している場所がありました。旧井川線はおおむね地形に沿って走っていたようです。

秋晴の接岨湖


左岸にちょっとした入り江がありましたので進入してみました。貯水位が低かったため奥の方までは進入できませんでしたが、立ち枯れた木々などを見ることができなかなか情趣がある景色でした。

秋晴の接岨湖


暖かな日差しのもと、気になった岩肌や滝を眺めながらのんびりと戻ります。いろいろと変化する景色が楽しかったですニコッ

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


出艇場所の対岸近くに緩傾斜地が露わになっていましたので艇を寄せて小休止です。

秋晴の接岨湖


左岸に沿ってダムの堤体方面へ向かいます。急峻な岩肌に色づく木々、紅葉が真っ盛りの時分は絶景もみじ01なんだろうなぁ。

秋晴の接岨湖


堤体を背面から眺めます。右岸に見える建物が長島ダム管理所です。網場から先は通航禁止区域ですのでここで引き返します。

秋晴の接岨湖


出艇場所の近くまで戻ってきました。堤体を背にして漕いできた方向を感慨深く望みます。奥に見える頂は七ツ峰です。

秋晴の接岨湖


出艇場所に到着です。スロープのほか階段からも艇を出すことができます。すぐ上が駐車場所ですので、片付けも便利です。昼食を済ませ、湖を後にします。ゲートを施錠して鍵を管理者へ返却します。通行時以外、ゲートは施錠しておきます。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


ゲートは南アルプスあぷとラインのひらんだ駅の目の前にありました。ゲートの近くにトイレがありました。

秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


漕ぎメーター。この日漕いだ距離は約14km、漕いだ時間は約3時間でした。初めての湖でしたが、いつもと同じようなペースで漕ぐことができました。

秋晴の接岨湖


漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~レインボーブリッジ~貯砂ダム~油ノ河内、ユウズク沢~レインボーブリッジ~某支流~網場~着艇でした。長島ダムの近くから貯砂ダムまでの範囲を漕いでみました。



今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。強い風が吹くこともなく、湖上にいる間はずっと穏やかな水面でした。パドリングは軽やかでしたので、疲れはほとんどありませんでした。
初めての接岨湖をワクワクしながら漕いできました。天気にも恵まれ、記憶に残るレイクツーリングになりましたニコニコ。今回は貯水位の関係から湖の奥地には到達することができませんでした。次に機会があったら水を湛える接岨湖で漕いでみたいな♪
接岨湖では鍵の借用時間が定められています。カヌー・カヤックをその場で組み立て、分解をしていると湖面利用できる時間がどうしても短くなってしまいます。湖上でのんびりと過ごすにはリジット艇を持ち込むか、事前に組み立てて車載してくると都合がよさそうです。
そうそう、貯水位が高いときには接岨峡温泉駅の近くにある資料館やまびこの周辺の湖面進入路が利用できるようです。

せっかくですので、秘境駅と呼ばれる奥大井湖上駅へ行ってみました。

秋晴の接岨湖


秋晴の接岨湖秋晴の接岨湖


案内板には湖から駅へと上がれる遊歩道があるとのことでしたが、湖上からは見つけることができませんでした。貯水位が低いとわかりづらいのかな。

『接岨湖に 彩り添える 井川線』
それでは、急に寒くなったのでそろそろ漕ぎ納めの準備をしつつ、今日はこれまで!!



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