若葉のならまた湖
5月11日(土)にならまた湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
11日のならまた湖 天候:晴れ 気温:21℃くらい 貯水率:86.8% 貯水位:約882.0m
4月26日(金)に矢木沢ダム、奈良俣ダムの冬期閉鎖が解除されました。28日に残雪の景色を楽しもうと早速に奈良俣ダム(ならまた湖)へ出かけましたが、風がそこそこあり気温が低かったため、漕ぐのを断念しました。
GWに山形県の長井ダム(ながい百秋湖)、白川ダム(白川湖)を訪れ、残雪、木々の芽吹き、桜の花など春の息吹に触れながらのカヤックを楽しみました。ならまた湖でもそろそろ春の息吹が感じられそうでしたので週末に出かけてみました。

ならまた湖の周辺では雪解け、木々が芽吹くのが例年より遅かったようで、たくさんの残雪、ブナの若葉の景色を見ることができました
。
ならまた湖は、楢俣川に位置する奈良俣ダムのダム湖です。
11日のならまた湖 天候:晴れ 気温:21℃くらい 貯水率:86.8% 貯水位:約882.0m
4月26日(金)に矢木沢ダム、奈良俣ダムの冬期閉鎖が解除されました。28日に残雪の景色を楽しもうと早速に奈良俣ダム(ならまた湖)へ出かけましたが、風がそこそこあり気温が低かったため、漕ぐのを断念しました。
GWに山形県の長井ダム(ながい百秋湖)、白川ダム(白川湖)を訪れ、残雪、木々の芽吹き、桜の花など春の息吹に触れながらのカヤックを楽しみました。ならまた湖でもそろそろ春の息吹が感じられそうでしたので週末に出かけてみました。

ならまた湖の周辺では雪解け、木々が芽吹くのが例年より遅かったようで、たくさんの残雪、ブナの若葉の景色を見ることができました

出艇場所はいつものオートキャンパーズエリアならまたの湖畔です。駐車場の脇の広場で艇を組み立てます。キャンプ場の管理棟で駐車料金を支払い入湖届を提出し、準備を整え出艇しまーす。駐車場から水際まではちょっと距離がありました。

この日は奈良俣ダムで点検放流が行われます。この日までに満水位になるかなと思っていましたが、6mほど低かったので地肌がやや目立ちます。エスケープ、リトルカナダの入り江を眺めながら湖の奥へと進みます。


記事を書くのに便利なためならまた湖地名図を引用させていただき、ならまた湖の概略図を描いてみました。漕いだ場所や景色の名称はこの地名を参照にしています。

この日は駐車場で依頼されたある目的のため、まずは湖の奥地を目指します。小石の入り江を眺めつつ本流方面へ向かいます。無事にお会いすることができ用件を伝えることができました。お役に立ててよかったです
。

ならまた湖ではキャンプ場の周辺は電波が届きますが、奥の方は圏外になり連絡がとれませんので留意するのがよさそうです。
最短のルートを休まず漕いできましたので本流まで40分弱で到着しました。エディに艇を寄せ小休止です。雪解け水が勢いよく流れていました。澄んだ水に和みます
。


一息ついた後はのんびりと戻ります。この日の奥利根は天気に恵まれ、初夏のような陽気でした。飲料を多めに持ってきてよかったです。

マツの合間の枯れ色の斜面にはミヤマナラなどが群生しています。低木類は芽吹きが遅いようです。

フィッシュアイランドに近い北向きの斜面、日が当たらない場所には多くの雪が残っていました。そういえば入湖届の提出場所には雪が残っている斜面に近づかないように湖面利用者へ注意喚起する案内図がおいてありました。

帰りは気になる支流を巡りつつ戻ります。まずは大石の入り江に入り、大石沢へ向かいます。

満水時は突き当りに見える雪がある斜面まで行くことができます。斜面には雪が多く残っていましたので遡行せずに大石沢を後にしました。


大石の湖岸に堆積している雪を少し離れた場所から眺めます。場所によっては高さが3mほどありました
。キャッスルウォールと残雪、雪の形状から長い年月をかけて地肌が浸食されていくのがわかります。あ、キャッスルウォール(城壁のような岩壁)は私が勝手につけた名称ですので概略図には記載がありません
。


大石から小石へ向かっていると至仏山が目に入ります。2週間前は真っ白な山肌でしたが、雪解けがだいぶ進んだようです。

小石の入り江に入り、小石沢へ向かいます。静寂のなかウグイスの鳴き声や鳥のさえずりだけが谷間に響きます。

満水時に到達できる場所とおおよそ同じ場所まで進入することができました。奥の方にはたくさんの雪が残っていました。

ブナの萌黄色の若葉が山々を彩ります。ブナは鮮やかな黄葉がきれいですが、艶やかな若葉もまたきれいです
。

至仏の間からサンシャインヴィレッジへ進むと雪をまとった武尊山が目に留まりました。こちらは北向きの斜面ですので雪解けは遅いようです。

サンシャインヴィレッジとウィンディストレートの境辺りから見るリトルカナダの入り江、左の斜面に見える谷間を筋状に埋める残雪が一際目につきました。

この日、一番気になった根株です。地肌から根がだいぶ浮いてきたのでそろそろ漂流の旅に出発しそう。この日の湖上ではさまよう根株をいくつか見かけました。春は根株にとっても旅立ちの季節のようですw


リトルカナダの入り江を進みます。左手に見える巨大な岩壁のウォール、木々が芽吹く前ですので岩肌の様子がはっきりとわかります。

リトルカナダの突き当りで幽倉沢と板目沢の出合いです。立ち枯れの木々はだいぶくたびれてきた感じです。

ジャイアントロックと幽倉沢。気温がそこそこ上がっていましたので、ひんやりとした谷間が心地よかったです。もうしばらくは冷気を味わえそう。

板目沢は雪で閉塞していました。水が流れる音だけが聞こえていました。残雪の上に堆積したデブリが雪の崩落の怖さを物語っていました。固い塊ですので艇を直撃したらヤバそうです
。

先ほど一際目についた谷間を埋める残雪を見上げてみました。湖面に近い残雪では一番の規模でした。しばらくは残雪の景色を楽しめそう。

ビートルズの入り江の奥から眺める尾瀬の峰々。左から至仏山、小至仏山、小笠、笠ヶ岳です。最近は気温が高かったからかな、思いのほか残雪が少なかったです。

ウィンディストレートからウォーターワールドに入ります。まったり岬越しに見える武尊山です。堤体に目を向けると天端やクレストゲートの近くに多くの人影が見えていました。点検放流に訪れた方々のようです。


残雪の至仏山を眺めつつ、出艇場所のキャンパーズビーチに到着です。階段の上が駐車場です。距離はありますが高低差はさほどではないため、艇の運搬にはそれほど苦労はしませんでした。満水位になると階段の上段あたりまで水位が上がります。


漕ぎメーター。漕いだ距離は約13km、漕いだ時間は約3時間30分でした。笠の間方面には行きませんでしたので、いつもより少なめの距離、時間になりました。

漕ぎマップ。出艇場所から楢俣川、大石沢、小石沢、幽倉沢、板目沢の順で漕ぎました。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。強い風が吹くことなく、おおむね快適な気温のなか漕ぐことができました
。本流の近くまでは慌ただしいパドリングでしたが、そこからはのんびりと景色を眺めながら戻ってきましたので疲れはあまりなかったです。新緑には早いですが、残雪、ブナの若葉の景色を楽しみました。湖岸ではヤマザクラ、タムシバの花が咲いており、根株とともに観賞しました。
駐車場で昼食をとり、艇を片づけて湖畔を後にしました。奈良俣ダムの周辺では、点検放流に訪れた方々の車両がたくさん駐車してありました。
先日奈良俣ダムを訪れた際に明川千本桜の様子をうかがいました。2週間前はつぼみから咲き始めといった感じでしたので、その後の状況が気になっていました。帰り道、明川千本桜に寄ってみました。ほとんどの桜は花を落とし葉桜となっていましたが、なかには鮮やかな花を咲かせている桜がありました。今シーズン桜の花はそろそろ終わりかな。



ならまた湖から眺めた尾瀬の峰々には思いのほか残雪が少なかったです。奥利根の山々の残雪の様子が気がかりでしたので、寺山峠に寄り三ツ石山から小沢岳にかけての越後山脈の山並みを展望してみました。2週間前は真っ白で冬山の様相でしたが、だいぶ山肌が露わになってきました。

最近は気温が上がり、降雨が多いので雪解けが早まりそう。残雪が多い方がリトルカナダの景色は映えるので早めに奥利根湖に行けるといいな。湖面利用ができるのは5月14日以降、最初の週末に出かけてみたいけど天気が今一つな感じ・・・、せっかくなので今季初の奥利根湖は青空のもと漕いでみたいな。リトルカナダ、奥利根湖では名称、ならまた湖では地名として使用されているので少し紛らわしいです。
そうそう、この日は青空が広がり紫外線が強そうでしたので日焼け止めを使用しました。顔には塗りましたが手の甲に塗るのを忘れてしまったため、手の甲だけいい色に焼けてしまいました
。これからは強い日差しのもとでさらに長い時間のパドリングになるため、帰りにモンベルに寄りUVカット効果を備えたクールグローブを購入しました。奥利根湖のパドリングで早速試してみよっと。

この日は奈良俣ダムで点検放流が行われます。この日までに満水位になるかなと思っていましたが、6mほど低かったので地肌がやや目立ちます。エスケープ、リトルカナダの入り江を眺めながら湖の奥へと進みます。


記事を書くのに便利なためならまた湖地名図を引用させていただき、ならまた湖の概略図を描いてみました。漕いだ場所や景色の名称はこの地名を参照にしています。

この日は駐車場で依頼されたある目的のため、まずは湖の奥地を目指します。小石の入り江を眺めつつ本流方面へ向かいます。無事にお会いすることができ用件を伝えることができました。お役に立ててよかったです


ならまた湖ではキャンプ場の周辺は電波が届きますが、奥の方は圏外になり連絡がとれませんので留意するのがよさそうです。
最短のルートを休まず漕いできましたので本流まで40分弱で到着しました。エディに艇を寄せ小休止です。雪解け水が勢いよく流れていました。澄んだ水に和みます



一息ついた後はのんびりと戻ります。この日の奥利根は天気に恵まれ、初夏のような陽気でした。飲料を多めに持ってきてよかったです。

マツの合間の枯れ色の斜面にはミヤマナラなどが群生しています。低木類は芽吹きが遅いようです。

フィッシュアイランドに近い北向きの斜面、日が当たらない場所には多くの雪が残っていました。そういえば入湖届の提出場所には雪が残っている斜面に近づかないように湖面利用者へ注意喚起する案内図がおいてありました。

帰りは気になる支流を巡りつつ戻ります。まずは大石の入り江に入り、大石沢へ向かいます。

満水時は突き当りに見える雪がある斜面まで行くことができます。斜面には雪が多く残っていましたので遡行せずに大石沢を後にしました。


大石の湖岸に堆積している雪を少し離れた場所から眺めます。場所によっては高さが3mほどありました




大石から小石へ向かっていると至仏山が目に入ります。2週間前は真っ白な山肌でしたが、雪解けがだいぶ進んだようです。

小石の入り江に入り、小石沢へ向かいます。静寂のなかウグイスの鳴き声や鳥のさえずりだけが谷間に響きます。

満水時に到達できる場所とおおよそ同じ場所まで進入することができました。奥の方にはたくさんの雪が残っていました。

ブナの萌黄色の若葉が山々を彩ります。ブナは鮮やかな黄葉がきれいですが、艶やかな若葉もまたきれいです


至仏の間からサンシャインヴィレッジへ進むと雪をまとった武尊山が目に留まりました。こちらは北向きの斜面ですので雪解けは遅いようです。

サンシャインヴィレッジとウィンディストレートの境辺りから見るリトルカナダの入り江、左の斜面に見える谷間を筋状に埋める残雪が一際目につきました。

この日、一番気になった根株です。地肌から根がだいぶ浮いてきたのでそろそろ漂流の旅に出発しそう。この日の湖上ではさまよう根株をいくつか見かけました。春は根株にとっても旅立ちの季節のようですw


リトルカナダの入り江を進みます。左手に見える巨大な岩壁のウォール、木々が芽吹く前ですので岩肌の様子がはっきりとわかります。

リトルカナダの突き当りで幽倉沢と板目沢の出合いです。立ち枯れの木々はだいぶくたびれてきた感じです。

ジャイアントロックと幽倉沢。気温がそこそこ上がっていましたので、ひんやりとした谷間が心地よかったです。もうしばらくは冷気を味わえそう。

板目沢は雪で閉塞していました。水が流れる音だけが聞こえていました。残雪の上に堆積したデブリが雪の崩落の怖さを物語っていました。固い塊ですので艇を直撃したらヤバそうです


先ほど一際目についた谷間を埋める残雪を見上げてみました。湖面に近い残雪では一番の規模でした。しばらくは残雪の景色を楽しめそう。

ビートルズの入り江の奥から眺める尾瀬の峰々。左から至仏山、小至仏山、小笠、笠ヶ岳です。最近は気温が高かったからかな、思いのほか残雪が少なかったです。

ウィンディストレートからウォーターワールドに入ります。まったり岬越しに見える武尊山です。堤体に目を向けると天端やクレストゲートの近くに多くの人影が見えていました。点検放流に訪れた方々のようです。


残雪の至仏山を眺めつつ、出艇場所のキャンパーズビーチに到着です。階段の上が駐車場です。距離はありますが高低差はさほどではないため、艇の運搬にはそれほど苦労はしませんでした。満水位になると階段の上段あたりまで水位が上がります。


漕ぎメーター。漕いだ距離は約13km、漕いだ時間は約3時間30分でした。笠の間方面には行きませんでしたので、いつもより少なめの距離、時間になりました。

漕ぎマップ。出艇場所から楢俣川、大石沢、小石沢、幽倉沢、板目沢の順で漕ぎました。
今回の漕ぎ度は「5」です(MAXは10)。強い風が吹くことなく、おおむね快適な気温のなか漕ぐことができました

駐車場で昼食をとり、艇を片づけて湖畔を後にしました。奈良俣ダムの周辺では、点検放流に訪れた方々の車両がたくさん駐車してありました。
先日奈良俣ダムを訪れた際に明川千本桜の様子をうかがいました。2週間前はつぼみから咲き始めといった感じでしたので、その後の状況が気になっていました。帰り道、明川千本桜に寄ってみました。ほとんどの桜は花を落とし葉桜となっていましたが、なかには鮮やかな花を咲かせている桜がありました。今シーズン桜の花はそろそろ終わりかな。



ならまた湖から眺めた尾瀬の峰々には思いのほか残雪が少なかったです。奥利根の山々の残雪の様子が気がかりでしたので、寺山峠に寄り三ツ石山から小沢岳にかけての越後山脈の山並みを展望してみました。2週間前は真っ白で冬山の様相でしたが、だいぶ山肌が露わになってきました。

最近は気温が上がり、降雨が多いので雪解けが早まりそう。残雪が多い方がリトルカナダの景色は映えるので早めに奥利根湖に行けるといいな。湖面利用ができるのは5月14日以降、最初の週末に出かけてみたいけど天気が今一つな感じ・・・、せっかくなので今季初の奥利根湖は青空のもと漕いでみたいな。リトルカナダ、奥利根湖では名称、ならまた湖では地名として使用されているので少し紛らわしいです。
そうそう、この日は青空が広がり紫外線が強そうでしたので日焼け止めを使用しました。顔には塗りましたが手の甲に塗るのを忘れてしまったため、手の甲だけいい色に焼けてしまいました
