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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

新緑の奥利根湖(本川方面)

   

5月25日(土)に奥利根湖(群馬県みなかみ町)で漕いできました。
奥利根湖は、利根川に位置する矢木沢ダムのダム湖です。
25日の奥利根湖 天候:晴れ 気温:27℃くらい 貯水率:96.8% 貯水位:約849.2m

先週の5月17日に奥利根湖の奈良沢方面を漕ぎました。その後、雪が残っているうちに本川方面にも出かけてみたいと思っていました。翌週のはじめは前線による大雨、半ばから週末にかけては気温が高い日が続くなど融雪が早まりそうでした。週末は晴れの予報でしたので残雪の景色を楽しみにまた奥利根湖へ行ってきました。

新緑の奥利根湖(本川方面)


この週末は関東北部に位置するみなかみでも真夏日となる予報がでていました。奥利根湖では長い距離を漕ぎますので万全の装備で出かけてきました。


屋倉橋ゲートに到着後、車列に並んでいるとまもなくゲートが開きました。この時期は6時頃にゲートが開きます。矢木沢ダムに到着後、駐車場で艇を組み立て貯水位を表示する量水標を確認します。この日の水面は849.2m付近にありました。先週より少しだけ貯水位が下がりました。進入路ゲートにボートの方々の車列がなくなりましたので進入路監視小屋で入湖の手続きを済ませます。水際に艇を運び、準備を整え出艇しまーす。

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小白沢方面の残雪を眺めつつ、Y字の分岐へ向かいます。この一週間で木々の緑がだいぶ濃くなりました。

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Y字の分岐に到達です。分岐からの景色を堪能します。青空のもと、残雪の白、木々の緑が鮮やかです。

新緑の奥利根湖(本川方面)


今回はY字右側の本川(利根川)方面へ向かい、奥利根深水の滝(万年滝)や山々の残雪の風景、湖の最奥地の景色を眺めます。


新緑の奥利根湖(本川方面)




分岐から眺めるリトルカナダの景色、前回は今一つでしたが今回は見事な景色を見ることができましたニコニコ。残雪の山々が青空に映えていました。先週の願いが届いたようです。

新緑の奥利根湖(本川方面)


分岐を右へ進みます。山間に見えるイラサワ山、小沢岳、幽の沢山を眺めながら奥へ進みます。大白沢へと続く入り江が見えてきました。今年はくぐり岩チャレンジが成功するといいな、今回は入り江には入らず通過します。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)


大白沢へと続く入り江の入口から割の萱沢の付近まではしばらく直線が続きます。景色を眺めながらのんびとしたパドリングで進みます。

新緑の奥利根湖(本川方面)


漕いできた方向を振り向くと奥利根湖の西に位置する家の串から刃物ヶ崎山へと続く稜線が目に入ります。右に見える残雪の頂は柄沢山です。

新緑の奥利根湖(本川方面)


大立合せ沢と小黒沢の間に位置する谷間、日当たりのよい場所ですがたくさんの雪が残っていました。カヤックがちょうど谷間に近づくところでした。

新緑の奥利根湖(本川方面)


小黒沢の対岸に見る急峻な斜面と岩肌の様子、雄大な景色が広がります。

新緑の奥利根湖(本川方面)


小黒沢の入り江の付近から漕いできた方向を見ると家の串の尾根と山肌が白い大烏帽子山が目に入りました。

新緑の奥利根湖(本川方面)


割の萱沢の斜面がようやく近くに見えてきました。この頃になると日差しが強くなり、気温が上がってきました。風はほとんどないため暑いです汗

新緑の奥利根湖(本川方面)


小休止を兼ねて東千ヶ倉沢に寄ってみました。雪が分厚く堆積しその下を水が流れていました。熱くなった身体にひんやりとした空気が心地よかったですニコッ

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湖岸に艇を寄せあるものを準備します。

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湖上でカヤックに乗っていて日差しが強いときの暑さと日焼け対策にはこれまでは「チェア用パラソル」を使用していました。効果は抜群でしたが、ボイジャーのNBパイプに取り付けますのでパラソルの柄の部分が若干パドリングの妨げになっていました。
そんな折、チェア用パラソルに代わる新たな暑さと日焼け対策の用品を見つけました。写真を見た瞬間、ピピッときました。その名も頭にかぶる便利な傘「アタマンブレラ」です。 本来は雨傘ですが、日傘としても使えそうでした。頭にかぶるタイプの傘なので両手が自由に使え、日差しが強いときにパドリングするにはもってこいの日除けです。またベンチレーションが付いていますので頭上の風通しがよさそうでした。

ここからはアタマンブレラを装着してのパドリングですテヘッ。見た目が気になるところですがその効果は抜群でした。少し強い風が吹くと頭に固定するベルトがずれてしまうのが弱点かな。東京五輪向けの暑さ対策として先日小池都知事が発表した「かぶる傘」と同様の日除けです。

東千ヶ倉沢がある入り江から展けた湖面へ戻ります。対岸は西千ヶ倉沢へと続く入り江と頂上付近に雪が残るカワゴ山。私が東千ヶ倉沢に寄っている間に3艇のカヤックが湖の奥へ向かっているのが見えました。

新緑の奥利根湖(本川方面)


割の萱沢を過ぎると奥利根深水の滝(万年滝)があるツツヂガヒラが見えてきました。滝がある斜面の周辺は周囲とは異なる独特の岩肌、植生です。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


左岸に沿って滝をいろいろな角度から眺めます。雪解けで水量が多く見応えがありました。何度見ても飽きない景色です。

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


滝を後にして両岸が徐々に狭まりくびれとなる区間へ進みます。赤倉沢との出合い付近で流木や木くずなどの浮遊物が現れました。大きな流木はなかったため容易に通過することができました。通過後はきれいな水面が広がります。

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くびれを抜け湖面が少し展けた場所が利根川(右)と小穂口沢(左)の出合いです。

新緑の奥利根湖(本川方面)


まずは本流となる利根川へ進みます。湖岸では所々で残雪を見ることができました。

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河原が見えてきましたのでまもなく奥利根湖の最奥地に到着です。

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中州に艇を寄せます。2名の方がすでに到着し休憩されていました。昼食には早かったので一息入れて中州を後にします。

新緑の奥利根湖(本川方面)


左岸に残る雪の塊を眺めながら利根川と小穂口沢の出合いに戻ります。

新緑の奥利根湖(本川方面)


小穂口沢へ進みます。トチノキの古木はだいぶくたびれてきた感じです。

新緑の奥利根湖(本川方面)


湖岸の残雪を眺めつつカヤックで漕ぐことができた小穂口沢の最上流部へ、左岸にいい河原がありましたのでここで昼食にしようかと思いましたが、流れが速く近づくことができませんでしたガーン

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小穂口沢を後にして出合いに戻ります。正面には赤倉沢と割沢の分水界となる尾根筋が目に入ります。急峻な岩肌が興味深いです。

新緑の奥利根湖(本川方面)


再びくびれとなる区間へ入ります。両岸が近く木々は間近ですので湖上での森林浴を満喫しました。新緑のなかでのパドリングはとても心地がよいものですニコッ

新緑の奥利根湖(本川方面)


くびれとなる区間で合流する赤倉沢に寄ってみます。以前訪れたとき小ぢんまりとしていて休憩がしやすそうな沢だなぁと思っていました。今回はここで昼食とします。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)


アタマンブレラが使えなかったときに備えチェア用パラソルも持ってきました。日かげが快適でした。キンキンに冷えたノンアルコールビールと冷し中華で満悦ですニコニコ

赤倉沢を後にして奥利根深水の滝(万年滝)へ向かいます。所々で雪解け水が流れるこの時季ならではの滝を見ることができます。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)


右岸に沿って滝に近づきます。いつ見ても雄大な景色です。もうしばらくするとヤマツツジの花が新緑に彩を添えます。

新緑の奥利根湖(本川方面)


今春は滝を流れる水の量が多いのかな、例年より迫力があるように感じました。滝の近くに寄ってしぶきを浴びて涼みます。岩肌にはミヤマナラなどの低木の若葉が目立つようになりました。

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


行きはおおよそ左岸に沿って漕いできましたので、帰りはおおよそ右岸に沿って漕いでいきます。滝を後にして対岸の割の萱沢を望みます。

新緑の奥利根湖(本川方面)


この頃の気温は25℃を超え30℃近くになっていたと思います。風はほとんどなく、暑さで身体が火照ります。時々木かげで小休止しながら寛ぎます。

新緑の奥利根湖(本川方面)


ボートで釣りをされている方を見かけることが多い西千ヶ倉沢、この日はいないようでしたので沢に寄ってみました。沢は流木や木くず、雪で塞がっていました。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)


西千ヶ倉沢から大白沢へと続く入り江まではしばらく直線が続きます。雄大な景色を眺めながらのんびりとしたパドリングで進みます。針葉樹の深緑、広葉樹の新緑のコントラストが鮮やかでした。

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


大立合せ沢と大白沢へと続く入り江の中間辺りから谷間に雪が残る山々を見通せました。この日は空気が澄んでいたのかな、山々が近くに見えました。

赤倉岳へと続く稜線とその西向き斜面の谷間の残雪。青空に残雪の白さが引き立ちます。

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


刃物ヶ崎山を頂とするコツナギ沢と白ビ沢の分水界となる尾根筋とその東壁の断崖の谷間の残雪。

新緑の奥利根湖(本川方面)

新緑の奥利根湖(本川方面)


少し遠回りになりますが帰りはY字の分岐となる岬を通過して奈良沢方面に少しだけ進みます。

新緑の奥利根湖(本川方面)


これまでの体験からリトルカナダの景色の撮影ポイントはいくつかありますが、湖を横断しながら新たな撮影ポイントを探ってみました。

新緑の奥利根湖(本川方面)


湖を横断した後は右岸に沿って戻ります。分岐越しに本川方面の山々を望みます。右は赤倉岳、左は群馬・新潟の県境に位置する平ヶ岳です。

新緑の奥利根湖(本川方面)


んー、やっぱり右岸寄りの場所から撮影するリトルカナダの景色が一番のお気に入りかなドキッ

新緑の奥利根湖(本川方面)


カヌーツアーの方々が先行していました。距離をおくため少し遠回りして出艇場所に戻ります。左岸へ移動し奥利根の山々を見渡してみました。

新緑の奥利根湖(本川方面)


両岸の赤い杭を結んだ航行禁止区域の境界に沿って出艇場所へ向かっていると気になる台船が目に入ります。紅白に塗装された鋼材は何の作業に使うのかな。出艇場所はボートの方々、カヌーツアーの方々で混雑していました。水際に流木が漂着していましたのでボートをトレーラーに載せるのに苦労されていたようです。私のボイジャーの船体布には細かな木くずがたくさん付着していました。。

新緑の奥利根湖(本川方面)新緑の奥利根湖(本川方面)


駐車場から出艇場所の様子を撮影してみました。進入路の水際の周辺にはたくさんの流木、木くずが漂着しています。今回は流木の合間を縫って着艇できましたが、大きく太い流木が密集していたらパドルでかき分けるのは困難かも。今後に備えて何か考えてみよっと。また荷物が増えちゃうかなw

新緑の奥利根湖(本川方面)



漕ぎメーター。Y字の分岐を過ぎてバッテリがなくなりました。ということで画像はありません。おおよそですがこの日漕いだ距離は約22km、漕いだ時間は6時間ほどでした。

漕ぎマップ。この日のルートは、出艇~Y字分岐~東千ヶ倉沢~奥利根深水の滝(万年滝)~本川~小穂口沢~赤倉沢(昼食)~奥利根深水の滝(万年滝)~西千ヶ倉沢~Y字分岐~着艇でした。Y字の分岐を過ぎてからはバッテリがなくなったためログがありません。以前本川方面を漕いだときも途中でバッテリがなくなったため、長い距離を漕ぐときはモバイルバッテリーを持ってこよう思っていましたが忘れてしまいました・・・。




今回の漕ぎ度は「9」です(MAXは10)。全般を通して風は穏やかでしたので強度の疲労はありませんでした。ただ気温が高かったため体力を消耗しました。湿度が低くアタマンブレラを装着していましたので、熱中症の症状を感じることはなかったです。暑い季節、日差しが強いときのカヤックには必需品になりそうです。この日は体温が上がったときに備え、首に巻くための保冷タオルや経口補水液を準備しておきましたが使うことはなかったです。先日購入したクールグローブを着けてパドリングをしていました。手の甲の日焼けはほとんどわかりませんでしたので日焼け防止の効果は抜群でした。
青空のもと、リトルカナダの景色、奥利根深水の滝(万年滝)を満喫することができました。今シーズンも残雪、新緑の季節に奈良沢、コツナギ沢方面、本川(利根川)方面を漕ぐことができ満悦ですニコニコ。いつもながらこの季節の奥利根湖でのパドリングは満足感でいっぱいになります。何度も見ている景色ですが、いつも新鮮な感覚で楽しめるのは忘れやすい性質だからかなw

そうそう、待っていたカヌーワールドのVol.18が6月7日(金)に発売されます。いつにもまして盛りだくさんの内容とのことですので読むのが今から楽しみです。



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