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~湖上の景色に誘われて♪~

カヤック・SUPから眺めた湖上の景色を備忘録としてひっそりと綴っています

陽春の草木湖

   

4月4日(土)に草木湖(群馬県みどり市)で漕いできました。
草木湖は、渡良瀬川に位置する草木ダムのダム湖です。
4日の草木湖 天候:晴れ 気温:17℃くらい 貯水率:97.1% 貯水位:約453.1m

【緊急事態宣言が出る前に草木湖に出かけてきた記事です。】

今冬の利根川上流域は例年に比べ降雪が少なく暖冬でした。雪解けが早まった利根川上流ダムでは、相俣ダムが3月10日、奈良俣ダム・薗原ダムが3月11日、草木ダムが3月13日、矢木沢ダムが3月17日、藤原ダムが3月18日、下久保ダムが3月31日に満水に到達しました。例年だと満水になるのは4月から5月が多いようです。また桜の開花も早まっており、4月の初めの週末は草木ダムの周辺の桜の花が見頃を迎えそうでした。天気がよく気温が上がりそうな土曜日にお花見カヤックを楽しみに草木湖へ出かけてきました。

陽春の草木湖


湖岸の桜は全体的に咲き始めからつぼみの木々が多くお花見には少し早かったです。出艇場所の草木公園の桜は見頃となりお花見を楽しむことができましたニコッ


自宅からはドア・ツー・レイクで出艇場所となる草木公園ボート乗り場に到着です。駐車場で艇を組み立てます。暖かな日差しが心地よく、船体布が柔らかいため組み立てやすかったです。草木湖は自己責任においての湖面利用です。入湖届を提出する必要がないため管理者の方とお会いすることはありません。

水際に艇を運び準備を整え出艇しまーす。水際は吹き溜まりになっており流木や木くずで覆われていました。。自宅を出てからどなたとも接触することなく湖上に出発です。草木公園を基点に反時計回りで湖を周回します。まずは右岸に沿って堤体方面へ向かいます。

陽春の草木湖陽春の草木湖


桜の木の様子を見ながら進みます。満開になると見応えのあるヤマザクラですがまだつぼみでした。富弘美術館ボート乗り場の近くでは花桃が見頃となり青空に映えていました。

陽春の草木湖陽春の草木湖


進んできた方向をときどき振り返り上流方面の景色を眺めます。山間に雪が残る男体山の頂がちらっと見えました。

陽春の草木湖


木によっては咲き始めから5分咲きといった感じでした。ヤマザクラは咲き始めが少し遅いようです。

陽春の草木湖陽春の草木湖


ダムの堤体の近くまで漕いできました。網場の近くで折り返し、支流の横川へ向かいます。

陽春の草木湖


草木橋、枯れ色の山々を左手に眺めながら東岸へと移動します。草木湖の周辺は人工林が分布していますので所々で常緑針葉樹の緑を見ることができます。

陽春の草木湖


横川へ到着です。苔生した岩など情趣のある渓流です。澄んだ水に和みます。

陽春の草木湖陽春の草木湖


フローティングロープを積んでいましたのでカヤックが飛んでいるように見えるかチャレンジしてみました。やはり一人だとなかなか難しいようです・・・。

陽春の草木湖


左岸に沿って上流方面へ進みます。サンレイク草木ボート乗り場の付近では桜がきれいに咲いていました。

陽春の草木湖


船着き場?に艇を寄せ小休止を兼ねてのお花見です。

陽春の草木湖陽春の草木湖


樹種によるものか日当たりによるものかはわかりませんが周囲の桜より開花が早かったらしく一分葉桜となっていました。花桃は満開に近かったです。

陽春の草木湖陽春の草木湖


船着き場?を後にして左岸に沿って上流方面へ進みます。浸食によってできたと思われる小さなビーチがありました。猫の額ほどの浜辺でしたので艇を寄せるのは無理そうです。

陽春の草木湖


出艇場所の対岸まで戻ってきました。左岸から草木橋、草木公園を眺めます。

陽春の草木湖


草木橋を通過後、上流方面へ艇を進めます。右手に見える東宮公園周辺の広葉樹がだんだんと芽吹いてきました。

陽春の草木湖


上流方面で湖面利用ができる範囲の境界となる東宮橋に到達です。東宮橋より上流は通航禁止区域になっていますので橋の手前で折り返します。上流に見える緑色のトラス橋は、わたらせ渓谷鐵道の第一渡良瀬川橋梁です。ちょっと前に列車が通過してしまいました。。

陽春の草木湖陽春の草木湖


湖岸から水面に張り出す枝条をくぐるのがレイクカヌーの醍醐味の一つです。新緑の木々をくぐるのが楽しみです。

陽春の草木湖


耐えの桜が見えてきました。耐えの桜とは樹幹が水平近くに傾き、倒れそうで倒れないヤマザクラで、私が勝手につけた名称です。

陽春の草木湖


花は咲き始めでした。湖面から手が届く高さで可憐な花を観賞できます。一週間後くらいが見頃かな、この季節の草木湖でお気に入りの場所です。

陽春の草木湖陽春の草木湖


みかげ原展望地の近くの渓流瀑。木々が葉で被われる前ですので水の流れがよく見えました。草木湖畔ではなかなか風情がある景色です。

陽春の草木湖


みかげ原展望地の対岸の山々、右岸より左岸の方が広葉樹が多く分布しています。新緑の頃には色とりどりの緑が楽しめそう。

陽春の草木湖


草木橋を正面に眺めながら草木公園へ向かいます。この頃になると向かい風のもと波が少し高くなってきました。デッキに水を被りながらのパドリングです汗

陽春の草木湖


そこそこの向かい風のなか草木橋に到達して一安心です。草木橋は正面よりもこの角度から見るほうが美しく感じます。

陽春の草木湖


出艇場所の草木公園に到着です。湖を周回したなかで草木公園の桜の花が一番見応えがありました。

陽春の草木湖


駐車場に戻りお花見を楽しみながら艇を片づけます。今後の長距離の漕行に備え、船体布に損傷がないか確認をしておきました。

陽春の草木湖


漕ぎメーター。漕いだ距離は10km、漕いだ時間は3時間ほどでした。

陽春の草木湖


漕ぎマップ。南側の網場付近から北側の東宮橋まで、湖をおおよそ一周してみました。




駐車場で昼食を済ませ、公園内を散策です。お昼頃には気温がそこそこ上がっていましたので、朝到着したときよりも桜の花は一層華やかになっていました。まもなく満開を迎えそうです。

陽春の草木湖


草木ダムの堤体に移動して草木湖の全景を撮影します。天端から下流側を見渡すと水の広場の桜が満開となっていました。

陽春の草木湖


水の広場へ移動する途中、不動滝に立ち寄ります。落差が25mの直瀑です。

陽春の草木湖


水の広場で満開となった桜の花を観賞しました。昨年もこの場所で満開の桜を楽しみました。昨年は多くの方々でにぎわっていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で閑散としていました。桜の花を楽しんだ後はパーク・ツー・ドアで自宅に戻りました。この日は自宅を出てから戻るまでどなたとも接触、会話をすることはありませんでした。

陽春の草木湖


陽春の草木湖





4月7日に緊急事態宣言が発出されました。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため3つの密とされる密閉空間、密集場所、密接場面を避けるように周知されました。逆に風通しがよく、人と人との距離が離れていて、人の会話がない場所であれば感染のリスクは低そうです。レイクカヌーは非密なため、ジョギングや散歩と同じように自粛の対象外と自分に都合がいいように解釈しています。

一方、緊急事態宣言の後、不要不急の外出の自粛や他県との往来を控えるよう要請が出ています。2月末には安倍総理の一斉休校宣言がありましたが、このとき公園で遊んでいる子どもたちを周辺の住民が警察や自治体に通報したとのニュースがありました。こういった事例があると外出の自粛の要請もとでのレイクカヌーは出かけづらいと感じています。

多くの方々が外出を自粛しているさなかに出かけ人がいなくて静かでよかったという方もいるようですが、世知辛い世の中ですのでこのご時世に湖でカヌーに乗って遊んでいる人がいると通報されたり、新聞沙汰になっては困ります。人目を気にしつつ、後ろめたい気持ちを抱きながらパドリングをしても到底楽しめそうにはありません。また今後も湖面利用をさせていただくうえでその地域の方々が不快と思わないように心掛けたいと思っています。

時節柄個人によっていろいろな考え方があると思いますが、私はしばらくの間、レイクカヌーを自粛することにしました。新緑が鮮やかになり、カヌーに乗るにはいい陽気であるこの季節、青空を見ては湖に出かけたい衝動との葛藤が続きます。

そういえば4月22日に矢木沢ダム、奈良俣ダムの管理用道路等の冬期閉鎖の解除のお知らせがありました。両ダムともに5月8日(金)が開放日であり、奥利根湖、ならまた湖は多くの水を湛えています。GW後は湖に出かけられることを楽しみにしつつ、コロナ禍が早く収束することを祈るばかりです。

【追記】
矢木沢ダム、奈良俣ダムの管理用道路をはじめとする一般利用施設の開放については5月8日が開放の予定日でしたが、コロナ禍のもと当面の間、開放を延期するとの案内が4月30日にありました。残雪、新緑の景色が見られる間に施設が解放されるといいな。



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